第百十六話 国宝ハンター、変更する!
~前回までのあらすじ~ 日本全国に散らばる国宝全1096件を目にする。 そんな無謀なチャレンジに挑み続けている国宝ハンター。 1月は福岡県に初上陸。 しかし、西光寺を訪れるも、国宝の 《梵鐘》 が不在という不幸に見舞われ、傷心状態に。...
View Article【告知】 現在募集中のアートツアー 【告知】
現在募集中のアートツアーです。アートに興味のない方でも楽しんで頂ける企画を心掛けております。初参加の方も多いので、どうぞお気軽にご参加くださいませ♪...
View Article没後100年 宮川香山
サントリー美術館で開催中の “没後100年 宮川香山” に行ってきました。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)こちらは、明治から大正期にかけて活躍した “陶芸界のファンタジスタ” 宮川香山の大規模な回顧展です。 1876年(明治9) フィラデルフィア万国博覧会 銅牌 1878年(明治11) パリ万国博覧会 金牌 1879年(明治12) シドニー万国博覧会 特絶一等賞...
View Articleほとけの教え、とこしえに。
根津美術館で開催中の “ほとけの教え、とこしえに。 仏教絵画名品展” に行ってきました。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)会場では、重要文化財の 《大日如来像》 をはじめ、 重要文化財 《大日如来像》 1幅 絹本着色 日本・平安時代 12世紀 根津美術館根津美術館のコレクションの中から選りすぐられた仏教絵画の名品の数々が紹介されています。(一部、常盤山文庫所蔵の作品あり)...
View ArticleGAME ON ~ゲームってなんでおもしろい?~
日本科学未来館で開催中の “GAME ON~ゲームってなんでおもしろい?~” に行ってきました。こちらは、ゲーム史にその名を刻む150タイトルを一堂に集め、科学的、社会学的な角度から 「ゲームがおもしろい理由」 に迫る企画展です。1972年に登場した伝説のアーケードゲーム 『PONG(ポン)』 や、社会現象を巻き起こした 『スペースインベーダー』...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《豊洲駅(東京都江東区)》
東京メトロ有楽町線の豊洲駅に、こんな無料で観れる美術作品があります。新・無料で観れる 美術百選 058 宮田亮平 《豊洲今昔物語》作者は、東京芸術大学の学長を長きにわたって務めた宮田亮平さん。つい先日、文化庁長官の後任に決定したばかりのホットな (?) 人物です。「ハムの人」 といえば、別所哲也であるように (←?) 、「イルカの人」...
View Article美術は語られる-評論家・中原佑介の眼-
現在、DIC川村記念美術館では、“美術は語られる-評論家・中原佑介の眼-” が開催されています。美術を語るアートテラーとしては、行かないわけにはいきません! 来日したハンス・リヒターを囲んで 1966年(左より 瀧口修造、中原佑介、ハンス・リヒター)撮影者不詳 ハンス・リヒターのサイン入り 中原佑介コレクション こちらは、戦後日本において、針生一郎、東野芳明と並んで、『美術評論の御三家』...
View Articleスタジオ設立30周年記念 ピクサー展
今年2016年は、ピクサー・アニメーション・スタジオが設立して30周年という節目の年。それを記念して、東京都現代美術館では、5月29日まで “スタジオ設立30周年記念 ピクサー展” が開催されています。展示のメインは、映画制作の過程で生み出されたアートワークの数々。世界初のフルCG長編アニメ映画 『トイ・ストーリー』 から、 ボブ・ポーリー...
View Article展覧会のタイトルに関する説(後編)
個展では無いにも関わらず、展覧会のタイトルにおいて、もっとも 「名前が登場する=ネームバリューに頼られている」 芸術家は誰なのか。「名前使われがち芸術家ランキング」 を、前編に引き続き発表してまいりましょう。「名前使われがち芸術家ランキング」 第5位 “エコール・ド・パリの画家たち -パスキン、そしてシャガール、フジタ、ローランサン…” (平塚市美術館)“絵のなかのふたり...
View Article展覧会のタイトルに関する説(前編)
アートテラー・とに~が、自らが信じる説を持ち寄り検証していく新企画。記念すべき第1回は、年間300以上のペースで展覧会を訪れる中で、ふと気が付いた展覧会のタイトルに関する説をプレゼンしたいと思います。まずは、こちらをご覧ください。 ポーラ美術館で開催された “紙片の宇宙” という展覧会。そのサブタイトルは、「シャガール、マティス、ミロ、ダリの挿絵本」...
View ArticleMOTアニュアル2016 キセイノセイキ
今年5月30日から、改修工事のため長期休館となる東京都現代美術館。その休館前ラストの展覧会として、“MOTアニュアル2016 キセイノセイキ” が開催されています。MOTアニュアルとは、1999年より東京都現代美術館で行われているグループ展のシリーズ。今回は、東京都現代美術館とアーティストたちによる組織ARTISTS' GUILDとの協働企画なのだとか。キセイノセイキ。「帰省の盛期」...
View Article「YÔKAÏNOSHIMA」シャルル・フレジェ展
銀座メゾンエルメス フォーラムで開催中の “「YÔKAÏNOSHIMA」シャルル・フレジェ展” に行ってきました。シャルル・フレジェ (1975~) は、フランス出身の写真家。活動初期から一貫して肖像写真を追及している人物です。近年の代表作ともいうべきなのが、《WILDER MANN》 シリーズ。 《Babugeri》 Bansko(Blugaria), WILDER MANN series,...
View Article恐竜博2016
国立科学博物館で開催中の “恐竜博2016” に行ってきました。 メインビジュアル上/Courtesy of The University of Chicago 下/Courtesy of The Royal Saskatchewan Museum恐竜をテーマとした展覧会は、毎年のように開催されているので、「あ、今年もやるのネ。」...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《テレビ朝日本社(東京都港区)》
2003年にテレビ朝日の壁面に設置されて以来、六本木の顔とでもいうべき存在だった 《カウンター・ヴォイド》 。デジタル数字を使った作品でお馴染みの宮島達男氏によるパブリックアート作品です。この作品も例によって、1から9までのデジタル数字が、それぞれ異なるスピードでカウントダウンし続けていたわけですが。(宮島達男氏曰く、カウントダウンするデジタル数字は、人間の 「生と死」...
View Article生誕290年記念 勝川春章と肉筆美人画 ― 〈みやび〉の女性像
2016年2月11日。浮世絵界を激震させるニュースが報じられました。北斎の師、勝川春章は17歳若い? 虫食い跡から新説勝川春章といえば、現在、太田記念美術館にて、生誕290年を記念して、勝川春章を大々的にフィーチャーした “生誕290年記念 勝川春章―北斎誕生の系譜”...
View Article映し、写しと文様の美~白鶴コレクションにみる東洋のこころ
神戸市東灘区に位置する白鶴美術館に行ってきました。白鶴美術館の 『白鶴』 とは、もちろんあの 『白鶴』 。「♪はくつ~る~」 の 『白鶴』 です。白鶴 まるパック 2L 1本/白鶴酒造...
View Articleキキ&ララ展+マイメロディ展
本日から松屋銀座で開催中の “キキ&ララ展” に行ってきました。こちらは、1975年に誕生したサンリオのキャラクター・キキ&ララの魅力に迫る展覧会で、初代デザイナーによる誕生当時のラフスケッチやデザイン画など約100点が紹介されています。誕生から40年以上も経つというのに、その人気は全く衰えておらず、会場は、僕の同世代の女性だけでなく、10代20代の女子で溢れていました (初日にも関わらず!)...
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