ダーツが刺さった街に行って、アートなものと出会ってくる。
そんな新企画 『関東一円アーツの旅』 。
記念すべき第1回は、ダーツが刺さった埼玉県秩父市に行ってきました。
秩父美術館や仮面を作るアーティストに、
古民家の廃材を生まれ変わらせたオシャレな額などが登場し、想定していた以上に充実の内容に。
それゆえ、一部の読者さんより、「最初から決まっていたのでは?」 と、ヤラセを疑われてしまいました (笑)
声を大にして言いますが。
この企画は、一切やらせなしです。ダーツはガチです!
ではでは、まずは今回もガチのダーツから。
(賃貸なので、壁に刺さりませんように。) エイッ!
ダーツの矢が吸い込まれたのは・・・
茨城県かすみがうら市。
というわけで。
茨城県かすみがうら市でアートなものを探してらっしゃい!
茨城県の南部に位置するかすみがうら市は、その名の通り、霞ヶ浦に面した市。
新治郡霞ヶ浦町と千代田町の合併によって、2005年に誕生しました。
ちなみに、表記6文字の市名は、茨城県つくばみらい市、鹿児島県いちき串木野市と並んで日本最長である。
中央部を常磐線が走るものの、市内に駅が存在しないので、
隣接する土浦市の土浦駅で、レンタカーを借りて、かすみがうら市へ。
まずは、観光商工課のあるかすみがうら市役所霞ヶ浦庁舎で聞き込み開始。
「あのー、かすみがうら市で、アートなものって何かありますか?」
「アートなもの・・・無いですね。」
即答!
しかし、あきらめたらそこでアーツの旅終了です。
「美術館やギャラリーが無くても、
街中に彫刻があるとか、お寺にスゴい仏像があるとか、そういうのでもいいんですけど。。。」
「歴史的なものなら、かすみがうら市郷土資料館か、
もしくは、富士見塚古墳公園に行かれてみてはどうですか?」
なるほど。
それは行ってみる価値ありそうですね。
お礼を述べ、かすみがうら市役所霞ヶ浦庁舎を後にしようとした矢先、絵画が目に飛び込んできました!
絵としては、まぁ、その・・・特に個性があるというわけでは・・・うん。
とりあえず、今回の第一アートなので、写真に撮ってみました。
ただ、絵としてはともかくも、作者の名前を確認してみたところ、意外なことが発覚。
久保田保久。
逆から読んでも、久保田保久。
「山本山」 みたいな名前ですね。
さてさて、教えて頂いたかすみがうら市郷土資料館へ。
想像していたよりも、かなり立派な建物でした。
なんでも、国宝の彦根城を意識したのだとか。
ちなみに、彦根城とかすみがうら市は、全く何も関係ないそうです (笑)
建物は、たいそう立派だったのですが。
残念ながら、とりたてて目を見張る情報は得られず。
強いて挙げるなら、日本で初めて本格的なソーセージ作りを学んだという、
“ソーセージの父” なる人物・飯田吉英 (1876~1975) が、この街の出身者であったということくらいでしょうか。
あとは、なんちゃって彦根城 (←おいっ!) の天守閣から眺める霞ヶ浦の光景は良かったです。
かすみがうら市郷土資料館をあとにし、お次は富士見塚古墳公園へ。
確かに、そこには立派な前方後円墳がありました。
晴れていれば、この古墳の上から富士山を見ることが出来るそうですが。
あいにく、この日は曇り。
富士山は見られず。。。
この日何度目かの霞ヶ浦を見ました。
こちらの公園には、この古墳の出土品を展示する展示館が併設されています。
その展示館で、とっても可愛らしい埴輪と遭遇!
全国的にも珍しいという鹿の埴輪です。
(展示館内は写真撮影不可なので、鹿の埴輪が表紙に使われた資料を撮らせて頂きました)
茨城と言えば、鹿島神宮。
その神様の使いが、鹿です。
今でこそ、鹿は奈良県のイメージが強いですが。
実は、そのルーツは鹿島神宮。
春日大社が鹿島神宮から分社した際に、鹿島神宮で飼われていた鹿を移住させたと言われています。
ということは、この鹿の埴輪こそが、奈良の鹿の原点かもしれないわけですね。
ちなみに、展示館のキャプションには、『雄鹿埴輪』 と明記されていたのですが。
さきほどの資料をパラパラとめくっていたら・・・
『赤雌鹿』 とありました。
どこかのタイミングで性転換したのでしょう。
アートな埴輪 (と言い切っていいでしょう!) に出会って、すっかり満足しましたが。
これで終わりというわけにはいきません。
さらなる、かすみがうら市のアートなものの調査が必要です。
富士見塚古墳公園を訪れていた地元の方に聞き込みをしたところ、
「スゴいお寺がありますよ!」
と、有力な情報をゲット!
地元民も驚くそのお寺で目にした驚きの光景とはいかに?!
次回に続く。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
↧
関東一円アーツの旅 茨城県かすみがうら市 前編
↧