西武渋谷店で開催中の “深堀隆介 回顧展 金魚養画場~鱗の向こう側~” に行ってきました。
こちらは、金魚をテーマに制作を続けて15年、
『金魚絵師』 の異名を持つ深堀隆介さんの初となる回顧展です。
深堀隆介さんの代表作として最もポピュラーなのが、《金魚酒》 シリーズ。
枡の中で優雅に金魚が泳いでいます。
目にも涼しげですね。
一見すると立体フィギュアのようですが、実は、この金魚は平面の絵画なのです。
器の中にアクリル樹脂を流し込み、その上にアクリル絵の具で金魚の一部を描きます。
一層完成したら、またアクリル樹脂を流し込み、
さらにその上にアクリル絵の具で金魚の一部を・・・の繰り返し。
平面の絵画がレイヤーになることで、影が下の層に落ち、
まるで本当に泳いでいるかのような立体的な金魚作品が誕生するのだとか。
会場には、そんな深堀さんの 《金魚酒》 シリーズがずらり。
中には、さくらももこさん所有の 《金魚酒》 も。
また、今回の回顧展には、枡以外の金魚作品も沢山出展されています。
あんなところにも、こんなところにも金魚の姿が!
番傘に、
アンティークの文机に、
ケロリン桶に!
アート作品として展覧会で観る分には、美しいのですが、
もし日常生活でこの光景に出合ったら、ちょっとしたホラーです (笑)
ちなみに、個人的に好きだったのは、こちらの作品。
この形、どこかで見覚えありませんか?
そう、たま~に無性に食べたくなる・・・
日清シスコココナッツサブレ 22枚
ココナッツサブレの容器です!
そこにアクリル樹脂を流し込み、制作した作品なのだとか。
眺めていたら、無性にココナッツサブレが食べたくなりました。
と、それはさておき。
この他にも、柿右衛門や会津塗とコラボした作品や、
ガレとコラボした作品などもあり、
そのどれもが美しく、心を惹かれるものばかりだったのですが。
不思議なことに、その感動は、長続きしませんでした。。。
「うわぁ!!」 と感動した数分後には (早ければ1分も経たずに)、
「よし。じゃあ、次の作品♪」 というくらいの気持ちになっているのです。
作品そのものに、そこまでの力が無いのでしょうか。
金魚のごとく、感動の持続力も、はかなかったです。
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深堀隆介 回顧展 金魚養画場~鱗の向こう側~
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