~前回までのあらすじ~
国宝は、僕のアモーレです。
そんな国宝ハンターは、国宝をすべて目にするために、日本全国を飛び回っている。
前回は、和歌山&大阪へ。
半日をかけて、5件の国宝をゲットすることに成功。
しかし、ゴールはまだまだ遠い。
今回の旅の舞台は、奈良県。
約3年ぶり (第五十三話) に、唐招提寺へとやってきました。
まだ開門していないにも関わらず、すでに何人かの方が並んでいます。
そして、伊勢志摩サミットばりに、警備員さんが何人も配置されています。
なんとも、ものものしい雰囲気です。
そう、この日は、1年に3日間だけの 『鑑真大和上坐像特別開扉』 の日。
教科書でお馴染みの 《乾漆鑑真和上坐像(開山堂安置)》 (ジャンル:彫刻) が開帳される日なのです。
・・・・・・・しかし。
ちょっとだけ残念なことに、昨年より御影堂は平成大修理中。
例年のように、東山魁夷の障壁画とセットで目にすることは叶いません。
鑑真和上像は、仮引っ越し先の唐招提寺の新宝物館で開帳されていました。
館内は写真撮影禁止だったので、お土産品として頂いた鑑真和上像ポストカードの画像をご紹介。
ちなみに、この鑑真和上像ポストカード、組み立て可能となっています!
さてさて、《乾漆鑑真和上坐像(開山堂安置)》 。
年季が入っているからでしょう、全体的に黒ずんでいました。
しかし、目と口の周りだけは、そこまで黒くもなく、妙にそこが目立ってしまっていました。
そのため、少し離れた位置から見ると、まるで覆面レスラーのよう。
もしくは、『犬神家の一族』 のスケキヨのよう。
ちょっと怖かったです (笑)
時を同じくして、法華寺では、《木造十一面観音立像(本堂安置)》 (ジャンル:彫刻) が、
モデルとされる光明皇后の命日 (6月7日) に合わせて、5日間だけ御開帳中されているそうです。
「これは、グッドタイミング!」
と、唐招提寺から法華寺へ。
そのお姿を拝観してまいりました。
こちらの仏像は、光明皇后が蓮池を歩いている姿を表しているのだそうです。
確かに、足元に目を向けると、今にも歩き出しそうな雰囲気。
ちなみに、バックのみょんみょんしているヤツ (←?) は、蓮の花と葉とのことでした。
実は、法華寺には、もう1件国宝があるのですが、今回は公開されていませんでした。
「いつ頃、公開されるのかなぁ」 と、
頂いたパンフレットを目にした瞬間、衝撃的な光景が目に飛び込んできました。
「秋に来れば、まとめて観れたんかい!」
2枚抜き、狙えたんですね。。。
ちゃんと調べておけばよかったです。
トホホ。
ややテンションを下げた状態で、お次は奈良国立博物館へ。
すると、その途中で、ややテンションが上がる出来事が!!
せんとくんと謎のヒーロー (YAMATO超人ナライガーというらしい) に遭遇。
思わず写真を撮ったら、せんとくんのほうから握手をしにきてくれました。
ついでに、謎のヒーロー (YAMATO超人ナライガーというらしい) のほうも。
ありがとう!
ちなみに、奈良国立博物館では・・・
《越中国射水郡鳴戸村墾田図》 (ジャンル:古文書) をハンティング。
こちらは、越中国射水郡 (現在の富山県北西部) にあった東大寺領荘園の範囲と面積を示した麻布製の図です。
とても地味な国宝。
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第百二十三話 国宝ハンター、握手する!
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