Quantcast
Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

新・無料で観れる 美術百選 《東京大神宮(東京都新宿区)》

$
0
0

芸術新潮 2016年 08 月号/新潮社



毎月連載を担当させて頂いている 『芸術新潮』 が、めでたく創刊800号を迎えました!
今号は、まるまる特別版 (そのせいで、僕らの連載はお休みw)。
日本全国10万社から厳選した100の神社が紹介されています。

国宝ハンターで訪れた神社もあれば、
今後、国宝ハンターで訪れなくてはならない神社もあり、
とても参考になる一冊となりました。
さすが、永久保存版とうたっているだけはあります。


その中で、国宝ハンターは一旦脇に置いておきまして、
新・無料で観れる 美術百選的に抑えておかなくてはならない神社の記事を発見。
運よく、都内だったので、早速行ってまいりました。
その神社とは・・・

東響


飯田橋にある東京大神宮
縁結びの関東最強パワースポットなのだそうで、
平日にもかかわらず、縁を求めていそうな (←偏見) 女性で境内は賑わっていました。

大神宮


せっかく来たので、「いいご縁がありますように。」 と、
一応の参拝を済ませた後、いよいよお目当ての無料で観れる美術作品 《日本婚姻図史》 を。
こちらは、各時代の婚姻の様子を描いた全10点のシリーズで、
羽石光志や佐多芳郎といった当時の日本美術院 (院展) の重鎮が担当しています。

本殿の中に飾られているのだそうですが・・・・・中には入れません


と、こんなこともあろうかと、お助けアイテムを持参。

Vixen(ビクセン) 単眼鏡 マルチモノキュラー 6×16 1121-04 スポーツ レジャ.../作者不明



ビクセンの単眼鏡です。

参拝している女性の横で、本殿の内部を単眼鏡で覗こうとしている怪しさ満点の僕。
こんなヤツに、絶対にいい縁が訪れるわけがありません。

本殿


いろんな角度から頑張ってみましたが、10点すべては観られません。
しかし、一番楽しみにしてた森田曠平の作品が観られて本望でした。

新・無料で観れる 美術百選 064  森田曠平 《婚礼の儀 桃山時代》


雑誌
(↑右下の作品です)


ちなみに、森田曠平 (1916~1994) は、安田靫彦に師事した歴史画を得意とする画家。
描く女性は、もれなく目力が強いのが特徴です。

森田


そして、もれなく小池栄子っぽい。



<無料で観れる美術 データ>

東京大神宮

住所:東京都千代田区富士見2-4
アクセス:○JR・東京メトロ有楽町線、南北線・都営地下鉄大江戸線「飯田橋駅」から徒歩5分



この美術室を盛り上げるワンクリックも、無料で出来てしまいます↓
Blogランキングへ   にほんブログ村 美術ブログへ


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

Trending Articles