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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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ポール・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH

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三菱一号館美術館の “PARIS オートクチュール” に、
ポーラ美術館の “Modern Beauty” に、東京都庭園美術館の “こどもとファッション” に。
今年2016年は、なぜかファッションの展覧会の当たり年。
そして、この夏、上野の森美術館でも、大型ファッション展が開催されています。

ポール


その名も、“ポール・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH”
こちらは、イギリスを代表するファッションブランド、ポール・スミスの展覧会で、
ロンドンのデザイン・ミュージアムを皮切りに、ヨーロッパ各地を巡回し、満を持しての日本上陸です!


普段から、わりと頻繁にポール・スミスのお店は、立ち寄っているので、
正直なところ、「展覧会としてお金を払って、観るまでも・・・」 と思っていたのですが。
会場に展示されていたのは、ポール・スミスの記念すべき1号店の再現や、

1号


ポールにとっての初めてのショールーム (なんと、ホテルのベッド!) の再現、

ベッド


さらには、ポールの絵画コレクションや、

アート


ポール頭の中を表現した映像インスタレーションなど、

Inside Paul's Head)
ポールの頭の中(Inside Paul's Head)


ポール・スミスの店舗では、目に出来ないものばかりでした。
ポール・スミスの服は、展覧会のラストでようやく登場するにすぎません。

全体

服


ポール・スミスというブランドの展覧会というよりも、
デザイナー、ポール・スミスのクリエイティブの秘密に迫る展覧会という感じでした。
ファッション展とデザイン展の両方を味わえる展覧会です。
星
ちゃんと展覧会としてお金を払って、観る価値のあるものでした。


7万個 (!) のボタンで作られたウォールや、

壁

壁


お馴染みのストライプ柄のローバー・ミニが観られたもの良かったですが。

インパクト


何よりも良かったのは、音声ガイド。

音声ガイド


自分の携帯でQRコードを読み取る仕組みとなっており、なんと無料で楽しめてしまうのです。
それも、松田翔太の声を。

「・・・・・でも、イヤホン持ってないや」 という方も、ご安心を。

イヤホン


来場者全員に、入り口でポール・スミス展オリジナルイヤホンが、もれなくプレゼントされます。
もちろんプレゼントなので、持ち帰れます。
この心配りで、ポール・スミスのファンになってしまいました。
いつも店舗を冷やかしているだけでしたが、次はシャツでも買おうかと思います (笑)


ちなみに、今回一番遊び心を感じたのが、こちらのマネキン。

マネキン


イギリスジョークですね。




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