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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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第22回 八王子市新町でアンリ・マティス

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ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??

気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!



20世紀ヨーロッパ絵画の巨匠アンリ・マティス。
彼の名前がついたカフェが、八王子にあるらしい。

ということで、早速、八王子へ。
大通りから一歩入った路地裏に、そのお店はありました。

マティス


Cafe Anri Matisseです。
確かに、看板にも、そう記されています。

看板


ただ・・・

外観は、まったく “アンリ・マティス感” がありません!


う~ん。
まぁ、でも、きっと中に入ったら、マティスっぽさがあるのかも。
そう、例えば、室内が赤いとか?

赤い部屋(赤のハーモニー)
《赤い部屋(赤のハーモニー)》


扉を開けて、いざ中へ。

室内

室内


・・・・・白でした。

そうですよね。
赤い室内じゃ落ち着かないですよね。
あ、じゃあ、マティスのリトグラフとかが飾ってあるんだ。うん。きっと。

リトグラフ


・・・・・誰だよ。


マティスと言えば、金魚。
「店内に金魚がいるのかも?!」 と見回してみましたが、金魚は泳いでいませんでした。
マティスと言えば、ジャズ。
店内のBGMに耳を澄ませてみましたが、セリーヌ・ディオンでした。

最後の望みを賭けて、

緑のすじのあるマティス夫人の肖像
《緑のすじのあるマティス夫人の肖像》


お店の女主人の顔をマジマジと見てみましたが、どうやら緑のすじは無さそうです。


Cafe Anri Matisseという店名ではありますが、
マティスらしさは、お店からは完全にカットアウトされていました。


「マティスらしさが無いので、帰ります。」 というわけにもいかず。
お店オススメのオリジナルビーフカレーを注文。

数分後、食欲を刺激する匂いとともに、オリジナルビーフカレーが運ばれてきました。

オリジナルビーフカレー


では、一口。
いただきまーす。

おぉっ!優しい味!!

口に入れた瞬間は、スパイシーなのですが。
その後、すぐに野菜か果物の甘みが広がります。

「アハハハハ・・・」 と思わず笑みがこぼれるような優しい味のカレーでした。
食べれば食べるほど、幸福になる感じ。
このカレーを食べているときの僕の脳内を絵にすると、こんな感じになるのでしょう。

ダンス
《ダンスⅡ》


↑あっ、マティス!!

ちなみに、食後には・・・

デザート


コーヒーか紅茶とデザートが付いてきます。
再び、ダンス。


<お店情報>
Cafe Anri Matisse
住所:東京都八王子市新町1-13
定休日:日・月曜、祝日
営業時間:12:00~18:00(ランチは15:00まで)
※営業時間が急に変更になる場合もございます。




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