ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
20世紀ヨーロッパ絵画の巨匠アンリ・マティス。
彼の名前がついたカフェが、八王子にあるらしい。
ということで、早速、八王子へ。
大通りから一歩入った路地裏に、そのお店はありました。
Cafe Anri Matisseです。
確かに、看板にも、そう記されています。
ただ・・・
外観は、まったく “アンリ・マティス感” がありません!
う~ん。
まぁ、でも、きっと中に入ったら、マティスっぽさがあるのかも。
そう、例えば、室内が赤いとか?
《赤い部屋(赤のハーモニー)》
扉を開けて、いざ中へ。
・・・・・白でした。
そうですよね。
赤い室内じゃ落ち着かないですよね。
あ、じゃあ、マティスのリトグラフとかが飾ってあるんだ。うん。きっと。
・・・・・誰だよ。
マティスと言えば、金魚。
「店内に金魚がいるのかも?!」 と見回してみましたが、金魚は泳いでいませんでした。
マティスと言えば、ジャズ。
店内のBGMに耳を澄ませてみましたが、セリーヌ・ディオンでした。
最後の望みを賭けて、
《緑のすじのあるマティス夫人の肖像》
お店の女主人の顔をマジマジと見てみましたが、どうやら緑のすじは無さそうです。
Cafe Anri Matisseという店名ではありますが、
マティスらしさは、お店からは完全にカットアウトされていました。
「マティスらしさが無いので、帰ります。」 というわけにもいかず。
お店オススメのオリジナルビーフカレーを注文。
数分後、食欲を刺激する匂いとともに、オリジナルビーフカレーが運ばれてきました。
では、一口。
いただきまーす。
おぉっ!優しい味!!
口に入れた瞬間は、スパイシーなのですが。
その後、すぐに野菜か果物の甘みが広がります。
「アハハハハ・・・」 と思わず笑みがこぼれるような優しい味のカレーでした。
食べれば食べるほど、幸福になる感じ。
このカレーを食べているときの僕の脳内を絵にすると、こんな感じになるのでしょう。
《ダンスⅡ》
↑あっ、マティス!!
ちなみに、食後には・・・
コーヒーか紅茶とデザートが付いてきます。
再び、ダンス。
<お店情報>
Cafe Anri Matisse
住所:東京都八王子市新町1-13
定休日:日・月曜、祝日
営業時間:12:00~18:00(ランチは15:00まで)
※営業時間が急に変更になる場合もございます。
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第22回 八王子市新町でアンリ・マティス
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