こんばんは。
ATN (=アートテラーニュース) の時間です。
先日9月5日。
国内における天体望遠鏡の60%をシェアする光学機器メーカー・ビクセン社の公式HP上に、
『単眼鏡が広げる美術鑑賞の世界』
という特設サイトがオープンいたしました。
その監修を務めたアートテラー・とに~氏より、コメントが寄せられています。
「ついにこの日が来たか、と感慨深い気持ちでいっぱいです。
と言いますのも、このサイトを立ち上げる計画がスタートしてから、
なんだかんだで、1年半以上の時間が経過してしまいました。
途中、全く動きがストップしてしまった期間もあったので、
“本当にサイトはオープンするのか?
そもそも、ビクセン社と僕がコラボするなんて、あり得るのか?
えっ・・・ドッキリ?!”
と疑心暗鬼になっていたほどです (笑)
単眼鏡との出会いは、もう2年前に遡ります。
とあるパーティーの席で、社長さんをはじめ、
ビクセン社の社員さんたちとご挨拶をしたのがきっかけです。
その時に、
「とに~さんは、単眼鏡って使っていますか?」
と質問されたのですが。
お酒がまぁまぁ入っていたこともあり、
「いやぁ、単眼鏡ってマニアな人が使うものですから。。。
僕は美術に興味が無い人に興味を持ってもらうのが活動の柱なので、
単眼鏡を必要と思ったことは、実は一度もないのです。」
と正直に答えてしまいました。
微妙な空気が漂った後、
「よかったら、1台提供するので使ってみてください」
と、プレゼントされたことが、僕と単眼鏡のファーストコンタクトとなりました。
その数日後、東京国立博物館に行く予定があったので、単眼鏡を持参していくことに。
そこまで期待せず、単眼鏡を使って美術品を鑑賞してみたところ・・・
「うわっ!楽しっ!面白っ!!」
と、大興奮。
自分で言うのもなんですが、これまでに山ほど美術を鑑賞しているので、
ここ数年、ちょっとやそっとじゃ驚きがなくなっていた僕ですが。
この時に関しては、久しぶりに心から美術鑑賞が面白いと感じました。
“今まで日本美術を観ても、そこそこしか感動しなかったのは、
もしかしたら肉眼で鑑賞していたからではないのであろうか?
単眼鏡を通して観たなら、もっと感動できるのではなかろうか?”
「この面白さを、もっと多くの人に知って欲しい!」
単眼鏡で美術鑑賞。
そのスタイルを定着させることが、アートテラーとしての新たな使命だと感じました。
こうして、僕の単眼鏡布教活動が始まりました。
ビクセン社に頼んで、15台の単眼鏡を融通してもらい、
単眼鏡を活用するアートツアーを定期的に開催してみたり。
知り合いの学芸員さんや美術関係者さんに勧めてみたり。
そして、その次なる段階が、『単眼鏡×美術鑑賞』 の特設サイトの立ち上げだったのです。
おかげさまで、特設サイトはオープンはしましたが、これはまだスタート地点。
ここからさらに内容を濃く、情報もより充実させていく予定です。
どうぞこれからの展開にご期待ください!
ちなみに、今月25日には、特設サイトオープン記念の単眼鏡アートツアーも開催します。
気になった方は、是非!
【告知】 現在募集中のアートツアー 【告知】」
それでは、今夜のATNは、この辺りで。
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とに~氏が監修した 『単眼鏡×美術鑑賞』 の特設サイトがオープン
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