千葉市美術館で開催中の “岡崎和郎 Who's Who- 見立ての手法” に行ってきました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、1960年代からオブジェ作家として活躍している岡崎和郎さんの個展で、
彼の代表的なオブジェシリーズである 《Who’s Who(人名録)》 が一挙公開されています。
《Who’s Who(人名録)》 シリーズとは、
ヨーゼフ・ボイスやブランクーシ、ダリ、チャーチル英元首相、井伏鱒二など、
アーティストをはじめとする様々な人物から着想を得て制作された一群のオブジェのこと。
例えば、こちらの 《P.M.ボール》 というオブジェ作品。
岡崎和郎 《P.M.ボール》 2005年 個人蔵
元ネタとなっているのは、このカラーリングでピンと来た人もいらっしゃるでしょうが。
ピエト・モンドリアンの 《赤・青・黄のコンポジション》 です。
「もしも・・・
モンドリアンのコンポジション作品を
球体にしたら・・・」
という発想から生み出されたのが、このオブジェ作品。
この他にも、
「もしも・・・
モランディの静物画に登場するオブジェを
立体化させたら・・・」
とか、
「もしも・・・
葛飾北斎の 《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》 の波の部分を
黒く塗りつぶしたら・・・」
とか。
ドリフターズばりに (?)、
さまざまな 「もしもシリーズ」 に挑み、いまだに新たなオブジェを生み続けています。
今回の展覧会では、そんな岡崎さんの 《Who’s Who(人名録)》 シリーズの作品が、
可能な限り、取り上げられている作家の作品や資料と並べる形で紹介されています。
ものまね番組でいうところの “ご本人登場” パターンです。
ご本人と並べられることで、上手くパロディしているのか、
はたまた、完全に別の笑い (?) に走っているのか、そもそも似せる気がないのか、
一口に 《Who’s Who(人名録)》 と言っても、いろんなスタイルがあることがわかりました。
個人的には楽しめましたが。
元ネタが元ネタだけに、ある程度のアートの知識が必要であることと、
岡崎さんの笑い (?) は、ストレートではなく、2段階くらい捻りがあることを考えると、
ちょっとマニアックな感は否めません。。。
ただ、難解ではありますが、決して不快ではありませんでした。
“わからない” のが、ある種のエンターテイメントといいますか。
『ツインピークス』 に近いものがあるかもしれません。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、1960年代からオブジェ作家として活躍している岡崎和郎さんの個展で、
彼の代表的なオブジェシリーズである 《Who’s Who(人名録)》 が一挙公開されています。
《Who’s Who(人名録)》 シリーズとは、
ヨーゼフ・ボイスやブランクーシ、ダリ、チャーチル英元首相、井伏鱒二など、
アーティストをはじめとする様々な人物から着想を得て制作された一群のオブジェのこと。
例えば、こちらの 《P.M.ボール》 というオブジェ作品。
岡崎和郎 《P.M.ボール》 2005年 個人蔵
元ネタとなっているのは、このカラーリングでピンと来た人もいらっしゃるでしょうが。
ピエト・モンドリアンの 《赤・青・黄のコンポジション》 です。
「もしも・・・
モンドリアンのコンポジション作品を
球体にしたら・・・」
という発想から生み出されたのが、このオブジェ作品。
この他にも、
「もしも・・・
モランディの静物画に登場するオブジェを
立体化させたら・・・」
とか、
「もしも・・・
葛飾北斎の 《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》 の波の部分を
黒く塗りつぶしたら・・・」
とか。
ドリフターズばりに (?)、
さまざまな 「もしもシリーズ」 に挑み、いまだに新たなオブジェを生み続けています。
今回の展覧会では、そんな岡崎さんの 《Who’s Who(人名録)》 シリーズの作品が、
可能な限り、取り上げられている作家の作品や資料と並べる形で紹介されています。
ものまね番組でいうところの “ご本人登場” パターンです。
ご本人と並べられることで、上手くパロディしているのか、
はたまた、完全に別の笑い (?) に走っているのか、そもそも似せる気がないのか、
一口に 《Who’s Who(人名録)》 と言っても、いろんなスタイルがあることがわかりました。
個人的には楽しめましたが。
元ネタが元ネタだけに、ある程度のアートの知識が必要であることと、
岡崎さんの笑い (?) は、ストレートではなく、2段階くらい捻りがあることを考えると、
ちょっとマニアックな感は否めません。。。
ただ、難解ではありますが、決して不快ではありませんでした。
“わからない” のが、ある種のエンターテイメントといいますか。
『ツインピークス』 に近いものがあるかもしれません。
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