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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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松島 瑞巌寺と伊達政宗

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「松島や ああ松島や 松島や」 でおなじみの宮城県松島。
その松島にある奥州随一の古刹・瑞巌寺の国宝本堂が7年にわたる平成の大修理を終えました。
さらに、瑞巌寺と関わりの深い伊達正宗が生誕450年を迎えます。
そのダブル記念の特別展として、三井記念美術館では、
9月10により、“松島 瑞巌寺と伊達政宗” が開催されています。

会場
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)


展覧会の目玉は何と言っても、寺外では初公開となる五大明王像。

五大


こちらは、33年に一度しか御開帳されない秘仏です。
前回の開帳は、2006年とのこと。
ということは、次回の開帳は2039年!
待てる気がしません!!

ちなみに、僕のお気に入りは、向かって右から2番目の 《降三世明王》 です。
2体の邪鬼を踏んづけているのですが、
その踏みつけられている邪鬼の感情の無っぷりがツボでした。


また、歴史ファンにはたまらないであろう展示品が、伊達正宗が使用していた甲冑です。
(注:展示は9/30まで)

伊達正宗


想像していたよりも、月が長かったです。
こんなにも 「ビヨーーーン」 としていたのですね。
片方が短めなのは、刀を振るときに邪魔にならないように、とのこと。
いや、だったら、そもそも違う形を考えればいいのに。


そして、そんな伊達正宗の17回忌に作られた 《伊達政宗甲冑倚像》 も上京中。
蝋人形くらいにリアルです。

伊達政宗甲冑倚像


この他にも、本堂の障壁画の数々や、

障壁画


本堂の欄間を飾っていた彫刻など、

欄間


もう今後は、瑞巌寺に行って観るしかない貴重な品々が展示されています。
仏像ファン、歴史ファンは要チェックの展覧会です。
星



ちなみに。
昨年発見されたばかりのレアな伊達正宗直筆の絵画 《梅小禽図》 も出展されていました。

梅小禽図


絵としては・・・まぁまぁ (笑)




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