本日ご紹介するのは、
東京国立博物館で開催中の “平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち” 。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
滋賀県甲賀市にある天台宗の古刹・・・
櫟野寺の紅葉 撮影=藤原弘正
櫟野寺 (らくやじ) に伝わる平安時代の仏像20体すべてを紹介する特別展です。
20体の仏像、すべてが重要文化財。
そして、すべてが寺外初公開。
こんな貴重な機会を逃す手はありません!
さて、展覧会の目玉は何と言っても、本尊の 《十一面観音菩薩坐像》 です。
重要文化財 《十一面観音菩薩坐像》 平安時代・10世紀 滋賀・櫟野寺蔵
実は、こちらは、重要文化財に指定された坐像の十一面観音菩薩では日本最大のもの。
その像高は、3.12m!
台座・光背も含めると5mを超えます。
大きい大きいと、事前に知って会場に入りましたが。
それでも会場に入った瞬間に、「デカっ!」 と声が漏れました。
圧倒的な存在感です。
ただ、これだけの存在感がありながらも、普段は秘仏。
大きな厨子の中に引きこもっている (?) ようです。
仏像関連の書籍を多数発表している白洲正子も、櫟野寺を訪れたことがあるそうなのですが。
あの白洲正子でさえも、《十一面観音菩薩坐像》 の拝観出来なかったのだとか。
東京で悠々と拝観させて頂いて、申し訳ない気すらしてきました。
もちろん、一番インパクトがあったのは、《十一面観音菩薩坐像》 でしたが。
《薬師如来坐像》 も、なかなかのインパクトがありました。
重要文化財 《薬師如来坐像》 平安時代・12世紀 滋賀・櫟野寺蔵
正面から観る分には、特に何の違和感もなかったのですが。
サイドから観ると・・・
若干、頭が大きいような。。。
若干、首が体にめり込んでいるような。。。
のどが締め付けられているようで、苦しくないか心配になってしまいました。
薬壺の中身が龍角散であることを祈ります。
それと、もう1体印象的だったのが、《毘沙門天立像》 です。
重要文化財 《毘沙門天立像》 平安時代・10~11世紀 滋賀・櫟野寺蔵
宝塔、ガン見しすぎ!!
新薬を作っている博士が、試験管をガン見するときくらいに (←?)、ガン見しています。
「この宝塔、俺のか・・・?さっきの店で間違えて持ってきちゃったか??」
という感じなのかもしれません。
もしくは、
「あれ、今、宝塔の中から声が聞こえなかったか?」
という感じなのかもしれません。
ちなみに。
お土産コーナーでは、いろいろなオリジナルグッズが売っていましたが。
一番気になったグッズは、こちら↓
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平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち
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