世界的なファッションデザイナーである森英恵さんが、
島根県石見地域出身であることにちなんで、「ファッション」 に力を入れている島根県立石見美術館。
そのモードコレクションは、国内屈指を誇ります。
そんな島根県立石見美術館のコレクションの中から、
シャネルやディオールなど、えりすぐりの約130点 (うち衣装は36点) を展観し、
20世紀のファッションの歴史を紹介する展覧会が、パナソニック 汐留ミュージアムで始まりました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
その名も、“モードとインテリアの20世紀展”。
会期は11月23日までです。
さてさて、今年2016年を振り返ってみると、
三菱一号館美術館の “PARIS オートクチュール” に、
ポーラ美術館の “Modern Beauty” に、東京都庭園美術館の “こどもとファッション” に、
上野の森美術館の “ポール・スミス展” に、と、ファッションの展覧会が続いた印象です。
そこに来て、今回の展覧会。
正直なところ、
“あぁ、またファッション展かぁ。。。”
と、やや食傷気味でした。
が!!
会場に一歩足を踏み入れた瞬間、そんなネガティブな感情は一蹴されました。
ファッションをただ時系列に並べて展示するのではなく、
当時のインテリア (時に、パネル) と併せて展示しているのが、実に新鮮。
「住まいや暮らし」 をテーマに掲げるパナソニック 汐留ミュージアムならではの展覧会です。
女性のファッションの展覧会なので、
男の僕は、「わー、着てみたい」 という感情にこそなりませんでしたが (笑)
それでも、アメリカを中心に栄えた1940~59年のファッションを紹介したコーナーに関しては、
その華やかな光景に、思わず心を奪われてしまいました。
ドレス自体も華やかで素晴らしいものなのですが、照明や展示演出も素晴らしかったのでしょう。
頭ではマネキンだとわかっているのに、
まるでモデルさんが着てウォーキングしているかのような臨場感を覚えました。
東京ガールズコレクションかと一瞬思ってしまったほどです。
個人的には、1960年代に突入してからの、
「えっえっ、急にどうしたの??」 という振り切ったファッションの数々が印象的でした。
中でも一番の衝撃ファッションが、ウォーホルの作品がプリントされたドレス。
柄そのものも奇抜ですが。
なんと紙製のドレスであるとのこと。
当然、洗濯は出来ません。
「オシャレは我慢」 とはよく言いますが、洗濯も我慢しなくてはいけないとは。。。
ちなみに、その隣のアルミ製のドレスも衝撃的なファッション。
もしデートの時に、この格好で彼女がやってきたなら・・・・・。
たぶん見つからないようにして、帰ります (笑)
┃会期:2016年9月17日(土)~11月23日(水・祝)
┃会場:パナソニック 汐留ミュージアム
┃http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160917/
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