今日は、すみだ北斎美術館へ。
最寄駅は両国駅ですが、別件があって錦糸町駅から徒歩で向かいました。
すると、すみだ北斎美術館の建物にも負けず劣らずの斬新な建物と遭遇!
調べてみたところ、こちらもすみだ北斎美術館と同じく妹島和世さん設計の建物でした。
ヨシダ印刷東京本社だそうです。
1階のテナントには、セブンイレブンが入っていました。
日本一オシャレなコンビニなのではなかろうか。
それはさておき。
現在、すみだ北斎美術館では、開館記念第2弾として、
“すみだ北斎美術館を支えるコレクター -ピーター・モースと楢﨑宗重 二大コレクション-” が開催中。
こちらは、すみだ北斎美術館の2本柱となるコレクションにスポットを当てた展覧会です。
前半で紹介されているのは、ピーター・モース氏 (1935~1993) のコレクション。
モース氏は、大森貝塚を発見したエドワード・モースの血縁 (弟の曾孫) にあたる人物です。
北斎の一大コレクターとして、世界的に名の知れた人物で、《富嶽三十六景 甲州石班沢》 や、
《新板浮絵三囲牛御前両社之図》 をはじめ、
実に約600点近い北斎作品や研究資料を所蔵していたのだとか。
それらの一大北斎コレクションは、彼の死後、
遺族によって、墨田区に渡ることとなったのだそうです。
今回の展覧会では、そんなモースコレクションの中から選りすぐりの作品を紹介。
それらの作品とともに、モースの言葉も紹介されていました。
個人的にヒヤっとしたのは、こんなやり取り。
「なぜ北斎版画を集めるのですか?日本語も話せないのに」
「偉大な芸術は言葉がなくても伝わる」
誰が質問したのか知りませんが。
「日本語も話せないのに」 の一言は余計ですよ。
ちなみに、僕の中で一番印象に残った作品は、浮世絵ではなく版本の 『をどり独稽古』。
この時代から、振り付け本は存在していたのですね!
忘年会シーズンに売れていたに違いありません。
②と③は、剛力彩芽のプロペラダンス?
さて、後半で紹介されているのは、
浮世絵研究の日本での第一人者であった楢﨑宗重氏 (1904~2001) のコレクション。
これらは、平成7年にご本人から一括して墨田区に寄贈されたそうです。
『北斎論』 を刊行し、今では北斎と同じ誓教寺に眠っているという楢﨑氏。
当然、北斎のコレクターなのだろうと思いきや・・・
高橋由一 《三宅康直像》
長澤芦雪 《洋風母子犬図》 (注:展示は前期のみ)
高橋由一であったり、長澤芦雪であったり。
歌川国芳であったり、歌川広重であったり、はては熊谷守一であったり。
予想を裏切って、北斎以外の作品をコレクションしている人でした。
北斎の作品は、版本が3冊あっただけ。
・・・・・・・・・・。
高橋由一も長澤芦雪も歌川国芳も歌川広重も熊谷守一も好きですが。
今日はすみだ北斎美術館に北斎を観にきたわけで。
完全に北斎の口 (?) になっているわけで。
肉を食うぞと思って焼肉屋に来たのに、刺身が出てきちゃった。
美味しいんだけど、今日はこの気分じゃないんだよなぁ。
そんな感じでした。
なんだかなぁ。
そうそう。
“なんだかなぁ。” と言えば、こんなこともありました。
展覧会に関連して、有名な浮世絵コレクターを紹介するパネルが制作されていたのですが。
作りが、やや雑。
プリンターの調子が悪いなら、他のプリンターを使いましょう。
なんだかなぁ。
さらに、こんなことも。
自販機でコーヒーでも買おうと思ったら、
コーヒーはありませんでした。
コーラもココアもポカリも、甘い系もありませんでした。
年配のお客さん仕様なのか、お茶と水だけ。
でも、ウィルキンソンはある。
どういうルール??
なんだかなぁ。
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すみだ北斎美術館を支えるコレクター
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