銀座、いや日本を代表する画廊の一つ、日動画廊。
藤田嗣治や熊谷守一、猪熊弦一郎など、
そうそうたる洋画家たちとも交流の深い日本でもっとも歴史のある洋画商です。
そんな日動画廊は、今年で創業90周年 (!) を迎えました。
それを記念して、現在、スペシャルな展覧会が開催されています。
“Andy Warhol展” です。
“キング・オブ・ポップアート” アンディ・ウォーホルの作品を取り揃えた展覧会で、
キャンベルスープをモチーフにした作品や、
マリリン・モンローや$マークをモチーフにした作品など、
代表的な版画作品30点近くが大集結。
いつになく、日動画廊の空間がポップになっています。
展覧会の目玉は何と言っても、《ウーマン》 3点組。
モデルを務めているのは、なんと日動画廊の副社長・長谷川智恵子さんです。
先日、智恵子さんご本人より、この絵に関するエピソードを教えて頂きました。
話は1974年に遡ります。
東京と神戸の大丸百貨店で開催された個展のために、
来日していたアンディ・ウォーホルは、日動画廊を訪れました。
その際に、智恵子さんをモデルに絵を描きたいと、
何枚もポラロイド写真を撮り、そして帰って行ったのだとか。
そして、月日は流れ、日動画廊にウォーホルから荷物が届きます。
開けてみると、そこには、智恵子さんをモチーフにした3点の絵がありました。
プレゼントかと思いきや、箱の中には絵だけでなく、請求書も入っていたとのこと。
しかも、それなりのお値段。
まさか、お金を請求されるとは思っていなかった智恵子さん。
ウォーホルの作品が好きでなかったこともあり、すべて突き返そうかと思ったそうなのですが。
一応、1枚だけ購入。
それが、中央に飾ってあった赤いver.の 《ウーマン》 です。
それから、さらに10年ほどの月日は流れ―
「そう言えば、残りの2点はどうなっているのかしら?」
と思い、問い合わせたところ、まだ手元にはあるとのこと。
しかし、価格は、以前の10倍になっていました。
さすがに、その価格では・・・と断念したそうです。
あぁ、あの時、3点まとめて買っておけば。
さらに月日は流れ、2000年代。
智恵子さんは、とある新聞に、2点の購入を見送った失敗談エピソードのコラムを寄稿しました。
その記事が掲載された翌日、東京富士美術館から連絡が入ります。
「たぶん、その残り2点は、うちにありますよ」
なんと、残り2点の 《ウーマン》 は、新収蔵品として東京富士美術館が購入していたのです。
かくして、普段は日動画廊が運営する笠間日動美術館と、
八王子の東京富士美術館に所蔵されている 《ウーマン》 ですが。
90周年のスペシャルな機会に、日動画廊に集結。
3点が日動画廊で勢ぞろいするのは、
ウォーホルがいきなり売りつけてきたあの日以来だそうです (笑)
皆様も是非、この貴重な機会をお見逃しなく!
ちなみに、もちろん 《ウーマン》 は、非売品ですが。
それ以外のウォーホル作品は購入可能です。
(売りつけられることはありませんので、ご安心を!)
もっとも高額だったのは、以下の作品。
お値段が気になる方は、是非、会場でご自身の眼でお確かめくださいませ (笑)
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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藤田嗣治や熊谷守一、猪熊弦一郎など、
そうそうたる洋画家たちとも交流の深い日本でもっとも歴史のある洋画商です。
そんな日動画廊は、今年で創業90周年 (!) を迎えました。
それを記念して、現在、スペシャルな展覧会が開催されています。
“Andy Warhol展” です。
“キング・オブ・ポップアート” アンディ・ウォーホルの作品を取り揃えた展覧会で、
キャンベルスープをモチーフにした作品や、
マリリン・モンローや$マークをモチーフにした作品など、
代表的な版画作品30点近くが大集結。
いつになく、日動画廊の空間がポップになっています。
展覧会の目玉は何と言っても、《ウーマン》 3点組。
モデルを務めているのは、なんと日動画廊の副社長・長谷川智恵子さんです。
先日、智恵子さんご本人より、この絵に関するエピソードを教えて頂きました。
話は1974年に遡ります。
東京と神戸の大丸百貨店で開催された個展のために、
来日していたアンディ・ウォーホルは、日動画廊を訪れました。
その際に、智恵子さんをモデルに絵を描きたいと、
何枚もポラロイド写真を撮り、そして帰って行ったのだとか。
そして、月日は流れ、日動画廊にウォーホルから荷物が届きます。
開けてみると、そこには、智恵子さんをモチーフにした3点の絵がありました。
プレゼントかと思いきや、箱の中には絵だけでなく、請求書も入っていたとのこと。
しかも、それなりのお値段。
まさか、お金を請求されるとは思っていなかった智恵子さん。
ウォーホルの作品が好きでなかったこともあり、すべて突き返そうかと思ったそうなのですが。
一応、1枚だけ購入。
それが、中央に飾ってあった赤いver.の 《ウーマン》 です。
それから、さらに10年ほどの月日は流れ―
「そう言えば、残りの2点はどうなっているのかしら?」
と思い、問い合わせたところ、まだ手元にはあるとのこと。
しかし、価格は、以前の10倍になっていました。
さすがに、その価格では・・・と断念したそうです。
あぁ、あの時、3点まとめて買っておけば。
さらに月日は流れ、2000年代。
智恵子さんは、とある新聞に、2点の購入を見送った失敗談エピソードのコラムを寄稿しました。
その記事が掲載された翌日、東京富士美術館から連絡が入ります。
「たぶん、その残り2点は、うちにありますよ」
なんと、残り2点の 《ウーマン》 は、新収蔵品として東京富士美術館が購入していたのです。
かくして、普段は日動画廊が運営する笠間日動美術館と、
八王子の東京富士美術館に所蔵されている 《ウーマン》 ですが。
90周年のスペシャルな機会に、日動画廊に集結。
3点が日動画廊で勢ぞろいするのは、
ウォーホルがいきなり売りつけてきたあの日以来だそうです (笑)
皆様も是非、この貴重な機会をお見逃しなく!
ちなみに、もちろん 《ウーマン》 は、非売品ですが。
それ以外のウォーホル作品は購入可能です。
(売りつけられることはありませんので、ご安心を!)
もっとも高額だったのは、以下の作品。
お値段が気になる方は、是非、会場でご自身の眼でお確かめくださいませ (笑)
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