世界で唯一のマリー・ローランサンの美術館として、
長野県の蓼科高原に開館したマリー・ローランサン美術館。
多くのローランサンファンに愛されたものの、惜しまれつつ2011年に閉館してしまいました。
あれから6年。
マリー・ローランサン美術館は、場所を東京に移して・・・
ついに再開いたしました!!
しかも、場所はホテルニューオータニの中。
2014年を最後に休館してしまったニューオータニ美術館が、
そっくりそのままマリー・ローランサン美術館へと生まれ変わっています。
つまり、ダブルで復活。
実におめでたいニュースです。
そんな新生マリー・ローランサン美術館のオープニングを飾るのは、
“回顧展 マリー・ローランサンが東京にお引っ越し” という展覧会です。
マリー・ローランサン美術館が所蔵する作品の中から、
初期から晩年まで、粒ぞろいの約60点が紹介されていました。
ローランサンのファンには、感涙モノの展覧会であることは間違いありませんが。
個人的には、春先のジャケットくらいに淡すぎるパステルカラーの色合いと、
思わず 「甘ーい!」 と叫びたくなる少女チックな作風がやや苦手ということもあって。
彼女の作風が確立する展覧会の中盤以降から、食指気味でした。
(初期のキュビスム風の作品は美味しく (?) 鑑賞いたしました)
さてさて、僕以外のお客さんは、マダムみたいな方ばかりだったので、
“やはりローランサンはこの層の女性の方にウケるんだろうなぁ” と思っていたのですが。
どうやらこの美術館のコレクションを蒐集したのは、男性であることが判明しました。
東京の大手タクシー会社グリーンキャブの創業者である高野将弘氏だそうです。
そう言われて見れば・・・
GULLIVER64 1/64 グリーンキャブ クラウン コンフォート
グリーンキャブの車体って、ミントグリーンで、
どことなくマリー・ローランサンに通ずるものがある気がします。
ちなみに、今回ちょくちょく気になったのが、ローランサン作品のタイトル。
《猫と女 あるいは娼婦のプリンセス》 だとか、
《軽業師たち あるいは サーカスの女たち》 だとか。
《優美な舞踏会 あるいは 田舎での舞踏》 に関しては、「どっちやねん!」 という感じでした (笑)
中には、《羽根飾りの帽子の女 あるいは ティリア あるいは タニア》 というパターンも。
作品も淡いが、タイトルも淡い。
それがマリー・ローランサン。
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マリー・ローランサンが東京にお引っ越し
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