現在、新宿にある中村屋サロン美術館で開催されているのは、
“描かれた女たち 女性像に表された現実と夢” という展覧会です。
こちらは、昨年、笠間日動美術館で開催されていた同名展覧会を、
中村屋サロン美術館サイズ (?) にギュギュっと凝縮したもので、
笠間日動美術館のコレクションの中から厳選された約30点の女性像が紹介されています。
岡田三郎助や梅原龍三郎、安井曾太郎といった近代洋画の巨匠の作品から、
岡田三郎助 《裸婦》
千葉県のホキ美術館でもお馴染みの作家・森本草介氏や、
森本草介 《微睡の時》
京都国立美術館で大々的な個展が開催中の絹谷幸二氏といった現代の巨匠の作品まで。
絹谷幸二 《愛うつろい》
実にバランスよく取り揃えられていました。
また、テーマも偏りなく、女性の身体の美しさに注目した作品もあれば、
理想的な女性を描いた作品、その逆でリアルに女性を描いた作品も紹介されています。
これまた、バランスの良い品揃えでした。
300円というお手頃価格の入館料も嬉しいところ。
新宿を訪れた際に、ふらっと立ち寄りたい展覧会です。
個人的に鴨居玲の大ファンなので、鴨居玲作品が観られただけでも満足でしたが、
鴨居玲 《裸婦》
思いがけず、あの麗子の16歳の姿が観られたことに、ちょっとした感動を覚えました。
岸田劉生 《麗子十六歳之像》
16歳とは思えない落ち着きっぷり。
フレッシュ感はゼロです。
というか、感情もゼロです。
微笑ver.も怖いですが、感情ゼロのほうが、よっぽど怖い気がします。
他に印象に残っているのは、和田栄作の 《近江石山寺紫式部》 という作品です。
机の上に置かれている巻物が、
巻物は巻物でも、どう見ても海苔巻きにしか見えませんでした。
左から、鉄火巻き、鉄火巻き、かっぱ巻き。
夜食?
それから、ちょうど今、練馬区立美術館で、
“生誕150年記念 藤島武二展” が開催中なわけですが。
こちらの展覧会にも、藤島武二作品が出展されていました。
藤島武二 《婦人像》
個人的には、練馬区立美術館に出展されている作品よりも、この 《婦人像》 のが好きです。
淡い色合いと流れるような線が、どことなく天野喜孝さんの絵を彷彿とさせるものがあります。
FFにこういうキャラクターが出てきそう。
ちなみに、ポーズは、《真珠の耳飾りの少女》 を彷彿とさせるものがあります。
さてさて、藤島武二といえば、
中村屋サロン美術館が所蔵する 《伊太利の女》 も特別出品中です。
実は、美術館で展示されるのは、今回が初めて。
初お披露目の機会に緊張しているのでしょうか、表情が固かったです。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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“描かれた女たち 女性像に表された現実と夢” という展覧会です。
こちらは、昨年、笠間日動美術館で開催されていた同名展覧会を、
中村屋サロン美術館サイズ (?) にギュギュっと凝縮したもので、
笠間日動美術館のコレクションの中から厳選された約30点の女性像が紹介されています。
岡田三郎助や梅原龍三郎、安井曾太郎といった近代洋画の巨匠の作品から、
岡田三郎助 《裸婦》
千葉県のホキ美術館でもお馴染みの作家・森本草介氏や、
森本草介 《微睡の時》
京都国立美術館で大々的な個展が開催中の絹谷幸二氏といった現代の巨匠の作品まで。
絹谷幸二 《愛うつろい》
実にバランスよく取り揃えられていました。
また、テーマも偏りなく、女性の身体の美しさに注目した作品もあれば、
理想的な女性を描いた作品、その逆でリアルに女性を描いた作品も紹介されています。
これまた、バランスの良い品揃えでした。
300円というお手頃価格の入館料も嬉しいところ。
新宿を訪れた際に、ふらっと立ち寄りたい展覧会です。
個人的に鴨居玲の大ファンなので、鴨居玲作品が観られただけでも満足でしたが、
鴨居玲 《裸婦》
思いがけず、あの麗子の16歳の姿が観られたことに、ちょっとした感動を覚えました。
岸田劉生 《麗子十六歳之像》
16歳とは思えない落ち着きっぷり。
フレッシュ感はゼロです。
というか、感情もゼロです。
微笑ver.も怖いですが、感情ゼロのほうが、よっぽど怖い気がします。
他に印象に残っているのは、和田栄作の 《近江石山寺紫式部》 という作品です。
机の上に置かれている巻物が、
巻物は巻物でも、どう見ても海苔巻きにしか見えませんでした。
左から、鉄火巻き、鉄火巻き、かっぱ巻き。
夜食?
それから、ちょうど今、練馬区立美術館で、
“生誕150年記念 藤島武二展” が開催中なわけですが。
こちらの展覧会にも、藤島武二作品が出展されていました。
藤島武二 《婦人像》
個人的には、練馬区立美術館に出展されている作品よりも、この 《婦人像》 のが好きです。
淡い色合いと流れるような線が、どことなく天野喜孝さんの絵を彷彿とさせるものがあります。
FFにこういうキャラクターが出てきそう。
ちなみに、ポーズは、《真珠の耳飾りの少女》 を彷彿とさせるものがあります。
さてさて、藤島武二といえば、
中村屋サロン美術館が所蔵する 《伊太利の女》 も特別出品中です。
実は、美術館で展示されるのは、今回が初めて。
初お披露目の機会に緊張しているのでしょうか、表情が固かったです。
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