原美術館で開催中の展覧会、
“現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展” に行ってきました。
こちらは、初めて館長の原俊夫さん自らがキュレーションを行なうコレクション展で、
原美術館が所蔵する絵画や立体、写真など約1000点の中から厳選した作品が紹介されています。
今でこそ、原美術館はもちろんのこと、
全般的に現代アートの美術館は、オシャレスポットの代名詞ですが。
原美術館が開館した1979年当時の日本は、現代アート専門の美術館がほとんどなかったそう。
オシャレも何も、そもそも現代アートを鑑賞するというカルチャーがなかったようです。
また、業界からも、「はっ?現代アートの美術館?」 と冷ややかな目で見られていたのだとか。
原美術館にも、そんな下積み時代 (?) があったのですね。
さてさて、今回の展覧会は、前期と後期の2期制。
現在開催中の前期では、周囲の雑音に屈せず、
原さんが1970年代後半から80年代前半にかけて収蔵した作品が紹介されています。
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(左) 篠原有司男 《モーターサイクル ママ》 1980年 段ボール、アクリル絵具、ポリエステル樹脂 117×130×66 cm ©Ushio Shinohara
(右)今井俊満 《黒い太陽》 1963年 カンヴァスに油彩 195.1×129.8 cm ©Toshimitsu Imaï
撮影:木奥惠三
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李禹煥 《線より》 1979年 カンヴァスに顔料 181x227cm ©Lee Ufan
李禹煥に、河原温に、フォンタナに、ラウシェンバーグに、アイ・ウェイウェイに…etc
現代アート界の巨匠たちの作品が勢ぞろいしていましたが、これらはすべて当時購入されたもの。
しかも、大半の作品は、アーティスト本人に会ってから、購入を決めたものなのだとか。
中には、当時は海のものとも山のものともつかない作品だって、あったはず。
原さんの先見の明を感じずにはいられない展覧会でした。
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もちろん、こちらの草間彌生作品も、初期の作品。
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草間彌生 《自己消滅》 1980年 ミクストメディア ©Yayoi Kusama 撮影:木奥惠三
今みたいに、オシャレなアート女子が草間作品を観てキャーキャー言っちゃう、
しかも、グッズを身に着けちゃう時代が来るなんて、想像すらしていなかったであろう時代の作品です。
改めて冷静に観てみると、なかなかに気味の悪い作品です。
生理的にゾワゾワ来るものがあります。
ただ不思議と、原美術館の建物とマッチしていました。
置かれるべくして置かれている、収蔵されるべくして収蔵された作品といった印象を受けました。
個人的には、工藤哲巳の 《平板な環体での増殖性連鎖反応》 やロスコの 《赤に赤》 、
リキテンシュタインの 《フレームⅣ》 など、思いがけない名品が観られたのも嬉しかったですが。
ポロックのスランプ時代 (?) の貴重な作品が、観られたのも嬉しかったです。
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ジャクソン ポロック 《黒、白、茶》 1952年 カンヴァスに油彩 91×70 cm 撮影:木奥惠三
ちなみに、3月21日から始まる後期では、
企画展の開催などをきっかけに収蔵された作品の数々が紹介されるとのこと。
前後期合わせて、原美術館40年史。
つまりは、日本における現代アート40年史です。
現代アート好きであれば、どちらも見逃せません。
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現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展(前期)
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