明治維新150年 幕末・明治 ―激動する浮世絵
今年2018年は、明治維新からちょうど150年目を迎える節目の年。それを記念して、現在、太田記念美術館では、“明治維新150年 幕末・明治 ―激動する浮世絵” という展覧会が開催されています。紹介されているのは、近代化したばかりの東京の街並みを描いた浮世絵や、昇斎一景 《東京名所 銀座繁栄之図》タイトルこそ 《信長公延暦寺焼討ノ図》...
View Article現代刀職展 ―今に伝わるいにしえの技―
今何かと話題の両国国技館のほど近く、旧安田庭園の一角に、刀剣博物館が移転リニューアルオープンしました。移転前の代々木時代の刀剣博物館は、年季の入った病院みたいな建物と言いましょうか、年季の入った剣道場みたいな展示室と言いましょうか。全体的に、“どよんと”...
View Articleいのちの交歓-残酷なロマンティスム-
現在、國學院大學博物館では、思わず・・・「なんだ、これは!」と声に出してしまいそうになる展覧会が開催されています。その名は、“いのちの交歓-残酷なロマンティスム-”。こちらは、岡本太郎記念館とコラボした展覧会で、タイトルは、人間と人間以外のモノたちとの 「食べる/食べられる」 の関係性を、岡本太郎が “いのちの交歓”...
View ArticleCASE5 アッシェンバッハさんは泣いている・・・。
街を歩けば、きっと貴方もパブリックアートに出会うはず。それらのパブリックアートは、美術館の中に展示されている作品と違い、誰にも守ってもらえません。そう、常に、危機的状況に晒されているのです!そんな街中で偶然発見した “悲しいことになっているパブリックアート”、通称 “悲パブ” の事例を紹介する社会派企画...
View Article創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき
昨年10月に新宿区弁天町にオープンした話題の美術館、草間彌生美術館に行ってきました!こちらは、草間彌生さんの草間彌生さんによる、草間彌生さん (とそのファン) のための美術館で、5階建てのビル丸ごとを使って、草間作品のコレクションを展示しています。ちなみに、チケットは、日時指定の予約・定員制。1日4回の各回90分 (定員70名)...
View Article禁断の調査⁈入館料が高い美術館ランキング
先日、メトロポリタン美術館の入館料の支払いが、原則義務化されるというニュースが報じられました。これまでは任意方式を採用していましたが、支払う人が減り、運営費は困窮。。。そのため、来月3月1日より、入館者は、メトロポリタン美術館が目安として掲げている 「推奨価格」...
View Articleマイク・ケリー展 DAY IS DONE 自由のための見世物小屋
ワタリウム美術館にて、マイク・ケリーの作品を紹介する展覧会シリーズ (不定期) がスタート!その記念すべき第1弾を飾るのが、現在開催中の “マイク・ケリー展 DAY IS DONE 自由のための見世物小屋” です。マイク・ケリー (1954~2012) は、ポップ・アートの 「裏の帝王」 とも評されるアメリカのアーティスト。あの 『ニューヨーク・タイムズ』...
View Article谷川俊太郎 展
名実ともに日本を代表する詩人・谷川俊太郎さんの最新個展 “谷川俊太郎 展” に行ってきました。詩人の展覧会といえば、2016年に東京国立近代美術館で開催された “声ノマ 全身詩人、吉増剛造展” がよぎります。“あれは、難解な展覧会だったなぁ。。。 今回は、楽しめる展覧会でありますように (>人<)”そんな僕の願いが届いたのでしょうか (←?)。今回の “谷川俊太郎 展”...
View Articleわらしべ長者生活 <第十話 趣向>
美術品を手に、銀座を代表するギャラリーの数々を訪問し、昔話 『わらしべ長者』 のように、物々交換してもらおうという企画。それが・・・我が家に田中田鶴子による謎の抽象画が棲みついて(?) から、早1ヶ月が経ちました。出会った当初は、「暗い絵だなぁ。。。」...
View ArticleMJ’s FES みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 SINCE 1958
「マイブーム」 「ゆるキャラ」 などの命名者であり、今年、還暦を迎えるMJこと、みうらじゅんさん。そんなみうら氏のマイブームの起源と全貌を明らかにする展覧会が、川崎市民ミュージアムで開催中です。その名も、“MJ’s FES みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 SINCE 1958” 。入り口では、みうら氏がデザインした 《ツッコミ如来立像》 がお出迎え。会場に入る前から、バカバカしさ全開です...
View Articleルドンー秘密の花園
現在、三菱一号館美術館では、“ルドンー秘密の花園” という展覧会が開催されています。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)三菱一号館美術館では、2012年にも、フランス象徴主義を代表する画家オディロン・ルドンの展覧会を開催していますが。今回は、そのアップグレード版とでもいうべき展覧会。世界有数のルドンコレクションを持つ岐阜県美術館の名品に加え、《眼をとじて》 1900年以降...
View Article【告知】 現在募集中のアートツアー 【告知】
現在募集中のアートツアーです。アートに興味のない方でも楽しんで頂ける企画を心掛けております。初参加の方も多いので、どうぞお気軽にご参加くださいませ♪ (男女比は、7:3くらいで女性が多いです。...
View ArticleBook:27 『画狂其一』
■画狂其一 作者:梓澤要 出版社:NHK出版 発売日:2017/10/21 ページ数:320ページ現代美術にも通ずる大胆な空間構成が高く評価され、欧米の美術界で江戸琳派の旗手として広く知られる鈴木其一。酒井抱一の内弟子として画業をスタートした其一は、師の死後、どのようにして 「夏秋渓流図」「朝顔図屏風」...
View Article金川晋吾 長い間
横浜市民ギャラリーあざみ野で開催中の “金川晋吾 長い間” に行ってきました。こちらは、2010年に若手の登竜門と呼ばれる三木淳賞を受賞し、2016年に出版した写真集 『father』 が今なお注目を集めている写真家・金川晋吾さんの個展です。会場に展示されているのは、謎のオッサンの写真の数々。どう見ても、同一人物です。「何者??」 かと思えば、こちらが金川晋吾さんの実の “father”...
View Article会田誠展「GROUND NO PLAN」
都市のあり方に強い興味を持つ国内外のアーティストが、建築系の都市計画とは異なる視点から理想の都市のあり方を提案・提言する。公益財団法人大林財団による新しい助成プログラム、その名も、「都市のヴィジョン―Obayashi Foundation Research Program」...
View Article寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽
現在、サントリー美術館で開催されているのは、“寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽” という展覧会。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)江戸幕府が政権を確立し、戦乱の世が終わりを告げた寛永年間 (1624~44) 。その時期を中心に開花した 「寛永文化」...
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