鋸山で工藤哲巳の作品を観た後の話。
せっかく富津市まで足を運んだので、周辺をプラプラしてから帰ることにしました。
休日ということもあり、鋸山はかなり賑わっていましたが。
それと同じくらいに、食も買い物も楽しめる 「ザ・フィッシュ」 をはじめ、
フェリー乗り場やら 『孤独のグルメ』 に登場した食堂やら、あちらこちらが賑わっていました。
意外にも、この辺りは観光地として人気が高いようです。
そんな富津市金谷エリアをさらに歩いていると、
こじんまりとした感じの美術館と遭遇しました!
その名も、金谷美術館。
美術館の周囲には、石の採掘で栄えた地域の美術館だけに、石の彫刻が多数設置されています。
なんとなく、中が気になりますが。
なんとなく、躊躇するものもあります。
しばらく美術館の外で、入るかどうか悩んでいると、
何やら壁にいろいろと貼られているのに、気が付きました。
近づいて読んでみることに。
“うんうん。確かに、この辺りはどこも混んでたよなぁ”
“なるほど。”
“・・・・・えっ、コーヒー?!”
コーヒー推しの案内は、さらにエスカレート。
最後のほうには、もはや懇願に近いものがありました (笑)
ちなみに、締めくくりは、謎の決めつけ。
“そんな関連性あるのか?
あ、でも、僕もコーヒー好きだしなぁ・・・もしかしたら、そうなのかも!?”
気が付けば、コーヒーに釣られて、美術館の中に入っている自分がいました (笑)
さて、そんな策士の金谷美術館で開催されていたのは、
“芸術の旅人 堂本印象の世界展~エスキスからタブローへ 情熱の真髄~” という展覧会。
こちらは、京都を代表する日本画家・堂本印象の作品約2200点を所蔵する、
京都府立堂本印象美術館のコレクションの中から、選りすぐりを紹介する展覧会です。
前後期あわせて、初期作や代表作を含む74点が出展!
堂本印象の作品がまとまった形で、関東で目にすることができる貴重な機会です。
堂本印象というと、《観音》 や、
『婦人公論』 の表紙絵のような、
《婦人公論表紙(下絵)11月号》
京風でモダンな絵を描く日本画家というイメージが強かったのですが。
今回の展覧会では、キリスト教を題材にした宗教画や、
《十字架》
シュルレアリスムを彷彿とさせる絵画など、
《回帰》
(注:展示は7/5〜9/2です)
多彩な作風の作品が紹介されています。
堂本印象が、こんなにも日本画の枠に囚われない画家だったとは!
堂本印象が、こんなにもアバンギャルドな画家だったとは!
いい意味で、堂本印象の印象が変わる展覧会でした。
また、晩年には、抽象画へと移行していったという堂本印象。
《回帰》
その作風は、まるでフランスのアンフォルメルのようでした。
そう言えば、アンフォルメル運動に参加した日本人画家で、堂本尚郎っていましたっけ。
ん?どちらも堂本?
調べてみたら、堂本印象の甥っ子が堂本尚郎でした。
この伯父にして、この甥ありだったのですね。
と、しばらく堂本印象作品に浸っていると、
美術館の職員らしき男性から、「どこから来たんですか?」 と話しかけられました。
あまり・・・というか、ほとんどプライベートでは、
美術館内で話しかけられたことがないので、ちょっとビックリ。
逆に、「普段もお客さんに声がけしてるんですか?」 と質問してみました。
すると、せっかく訪ねて頂いたので、
なるべくお客さんにお声がけするようにしているのです、とのこと。
ちなみに、職員さんかと思いきや、学芸員さんでした。
こんなにも接客を頑張っている学芸員さんに初めてお会いした気がします (笑)
そこからは、意気投合。
2人で、いろんな話で盛り上がりました。
気づけば、1時間近く経過。
そろそろ帰りの電車の時間が迫っているので、名残惜しくも美術館を後にしました。
・・・・・・・・あ、コーヒー飲んでない!
なお、この一連のくだりは、すでに金谷美術館の公式HPにアップされていましたw
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せっかく富津市まで足を運んだので、周辺をプラプラしてから帰ることにしました。
休日ということもあり、鋸山はかなり賑わっていましたが。
それと同じくらいに、食も買い物も楽しめる 「ザ・フィッシュ」 をはじめ、
フェリー乗り場やら 『孤独のグルメ』 に登場した食堂やら、あちらこちらが賑わっていました。
意外にも、この辺りは観光地として人気が高いようです。
そんな富津市金谷エリアをさらに歩いていると、
こじんまりとした感じの美術館と遭遇しました!
その名も、金谷美術館。
美術館の周囲には、石の採掘で栄えた地域の美術館だけに、石の彫刻が多数設置されています。
なんとなく、中が気になりますが。
なんとなく、躊躇するものもあります。
しばらく美術館の外で、入るかどうか悩んでいると、
何やら壁にいろいろと貼られているのに、気が付きました。
近づいて読んでみることに。
“うんうん。確かに、この辺りはどこも混んでたよなぁ”
“なるほど。”
“・・・・・えっ、コーヒー?!”
コーヒー推しの案内は、さらにエスカレート。
最後のほうには、もはや懇願に近いものがありました (笑)
ちなみに、締めくくりは、謎の決めつけ。
“そんな関連性あるのか?
あ、でも、僕もコーヒー好きだしなぁ・・・もしかしたら、そうなのかも!?”
気が付けば、コーヒーに釣られて、美術館の中に入っている自分がいました (笑)
さて、そんな策士の金谷美術館で開催されていたのは、
“芸術の旅人 堂本印象の世界展~エスキスからタブローへ 情熱の真髄~” という展覧会。
こちらは、京都を代表する日本画家・堂本印象の作品約2200点を所蔵する、
京都府立堂本印象美術館のコレクションの中から、選りすぐりを紹介する展覧会です。
前後期あわせて、初期作や代表作を含む74点が出展!
堂本印象の作品がまとまった形で、関東で目にすることができる貴重な機会です。
堂本印象というと、《観音》 や、
『婦人公論』 の表紙絵のような、
《婦人公論表紙(下絵)11月号》
京風でモダンな絵を描く日本画家というイメージが強かったのですが。
今回の展覧会では、キリスト教を題材にした宗教画や、
《十字架》
シュルレアリスムを彷彿とさせる絵画など、
《回帰》
(注:展示は7/5〜9/2です)
多彩な作風の作品が紹介されています。
堂本印象が、こんなにも日本画の枠に囚われない画家だったとは!
堂本印象が、こんなにもアバンギャルドな画家だったとは!
いい意味で、堂本印象の印象が変わる展覧会でした。
また、晩年には、抽象画へと移行していったという堂本印象。
《回帰》
その作風は、まるでフランスのアンフォルメルのようでした。
そう言えば、アンフォルメル運動に参加した日本人画家で、堂本尚郎っていましたっけ。
ん?どちらも堂本?
調べてみたら、堂本印象の甥っ子が堂本尚郎でした。
この伯父にして、この甥ありだったのですね。
と、しばらく堂本印象作品に浸っていると、
美術館の職員らしき男性から、「どこから来たんですか?」 と話しかけられました。
あまり・・・というか、ほとんどプライベートでは、
美術館内で話しかけられたことがないので、ちょっとビックリ。
逆に、「普段もお客さんに声がけしてるんですか?」 と質問してみました。
すると、せっかく訪ねて頂いたので、
なるべくお客さんにお声がけするようにしているのです、とのこと。
ちなみに、職員さんかと思いきや、学芸員さんでした。
こんなにも接客を頑張っている学芸員さんに初めてお会いした気がします (笑)
そこからは、意気投合。
2人で、いろんな話で盛り上がりました。
気づけば、1時間近く経過。
そろそろ帰りの電車の時間が迫っているので、名残惜しくも美術館を後にしました。
・・・・・・・・あ、コーヒー飲んでない!
なお、この一連のくだりは、すでに金谷美術館の公式HPにアップされていましたw
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