先日5月11日に、世界三大ダリ美術館の一つ、福島県の諸橋近代美術館に行ってきました。
実は、この日は、ダリの誕生日。
もし生きていたら、114歳ということで、
先着114名様にダリ金太郎アメorダリ缶バッジをプレゼントするキャンペーンが行われてい。たのです。
くじの結果、ダリ金太郎アメをゲット!
福島までやってきた甲斐がありました。
(東京から車で往復9時間かかったけれど!)
プレゼントも楽しみでしたが、
同じくらいに楽しみにしていたのが、ダリの彫刻コレクションとの再会です。
世界屈指といわれるダリ彫刻コレクションが立ち並ぶ光景は、やはり圧巻でした。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
この光景を見るためだけに、福島まで足を運ぶ価値は大いにあります。
(東京から車で往復9時間かかるけれど!)
約1年半前に訪れた際には見ていない作品もチラホラあるような?
と思ったら、毎年、一部は展示替えしているとのこと。
常設で固定されているというわけではないようです。
一回訪れただけでは、ダリ彫刻コレクションのすべてを目にすることはできないのですね。
さすが世界屈指といわれるだけはあります。
さてさて、たっぷりとダリの彫刻を堪能した後は、
現在開催中の展覧会 “夢幻×無限 〜エッシャー、ダリ、福田繁雄〜” へ。
エッシャー、ダリ、福田繁雄。
だまし絵三銃士 (?) が揃った、だまし絵好きには夢のような展覧会です。
展覧会は3章仕立てで、3つの展示室を使い、
エッシャー、ダリ、福田繁雄それぞれの作品をまとまった形で紹介しています。
それはそれで、スッキリ見られて良かったのですが。
せっかくの3人のコラボの展覧会でしたので、
エッシャーとダリの作品が隣り合っていたり、ダリと福田繁雄の作品が向かい合っていたり、
少しくらいは競演シーンがあっても良かったような。
せめて、エッシャーの 《滝》 と、
福田繁雄の 《落ち続ける滝〈三次元のエッシャーNo.2〉》 は、同じ空間で見たかったです。
とはいえ、個人的には、福田繁雄の作品がまとめて見られて満足。
花札だけで 《モナ・リザ》 を構成してみたり、
ピカソの顔を 《アビニヨンの娘たち》 で表現してみたり。
“この発想力はどこから来るのか?”
巧い大喜利の答えを見ているかのよう。
秀逸なアイデアの連続に、何度も唸らされました。
その中でも特に唸らされたのが、ピサの斜塔をモチーフにしたポスター作品です。
かつてピサの斜塔は、地盤沈下により、傾きがどんどん大きくなるという事態に陥っていました。
そこで、イタリアは、ピサの斜塔を文化財として守るアイディアを世界各国に求めたのだそうです。
そのことを新聞記事で知った福田繁雄。
こんなアイディアを思いつきました。
IPPON (笑)!
タイトルは、《自己防衛》 だそうです。
ちなみに、展覧会にはこんな体験型コーナーも。
エッシャー作品にモチーフとして登場する ”無限階段” を、
VR (バーチャルリアリティ) で体験するコーナー、その名も 【VR無限階段を歩こう!】 です。
横軸移動のVR体験は珍しくないですが、東京大学の廣瀬・谷川・鳴海研究室の協力のもと、
階段を上り続ける (下り続ける) という縦軸移動できる画期的なVR体験が実現したのだとか。
その辺りの小難しいことは、よくわからないのですが、せっかくなので体験してみました。
平面の場所を歩いているはずなのですが、
確かに、この時の僕は、階段を上り続けていました。
平衡に移動しているという感覚は全くなかったです。
しかし、体験中は自覚がなかったですが、だいぶ足をあげていますね (笑)
こんなに足をあげる必要はなかろうに。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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夢幻×無限 〜エッシャー、ダリ、福田繁雄〜
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