先日、こんな絵画に出合いました。
オランダの風俗画家ピーテル・アールツェンによる 《エッグダンス》 という作品です。
床にネギやら卵やら、いろいろ散らばっているのが気になるところ。
なんでも、イースターの行事の一つで、
卵を足で動かして、他のものに触れさせずに、チョークで描かれた円に運べたら成功なのだとか。
何なんだ、その行事・・・。
ともあれ、こちらの絵画を、もし今の日本で展示しようものなら、
「食べ物を粗末にするな!」 と、一部の方からクレームが寄せられてしまうことでしょう。
展示する際は、テロップを入れておいた方がベターです。
果物や野菜がたくさん描かれた静物画も、
“もしかしたら、大半は廃棄してるんじゃないの?” と、疑われてしまう可能性があります。
やはり、念のため、テロップを入れておいたほうがいいかもしれませんね。
というわけで、今回は、こんなご時世だからこそ、
おせっかいながら、さまざまな名画にテロップを入れてみました。
カラヴァッジョ 《ホロフェルネスの首を斬るユーディット》
眠っていたホロフェルネスの短剣を手に取り、彼の首を切り落とすユーディット。
鬼気迫るシーンを克明に描き切った名作中の名作ですが。
何もテロップがない状態で、子供が目にすると、万が一の場合が考えられます。
なので、こちらのテロップを。
ピーテル・ブリューゲル (?) 《イカロスの墜落のある風景》
画面の右下にご注目。
よく見ると、墜落してしまったイカロスの姿が小さく描かれています。
頭からダイブしていて、まるで芸人さながらの水落っぷりです。
こういうシーンを流して、普通に 「アハハ」 と笑えたのは、すっかり過去のこと。
今では、こういうテロップが必要です。
エル・グレコ《盲人を癒すキリスト》
跪く盲人の目元に手を伸ばし、聖油を塗るキリスト。
この後、奇跡が起き、盲人の目が癒されるのです。
でも、その奇跡が、全員に起きるとは限らないので・・・
ポール・シニャック 《アンティーブ》
新印象派の画家シニャックが点描というスタイルで描いた一枚。
画面にある無数の色の点が網膜内で混ざり合うことで、
まるで光を放っているかのような明るい色彩が生まれます。
しかし、それだけに注意も必要です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 《最後の晩餐》
テロップは何もクレーム対策ばかりに用いられるわけではありません。
作品の魅力をより高める。
作品により注目を向けさせる。
そんな効果だって、あるのです!
クロード・モネ 《オランダのチューリップ畑》
テロップを足すことで、意味合いが変わってしまう。
そんなパターンをご紹介いたしましょう。
テロップが無いと、ただのイイ感じの風景画。
そこにこんなテロップが足されるだけで、過激なバラエティ番組の1シーンのように。
ドラクロワ 《民衆を導く自由の女神》
最後は、テレビでお馴染みのテロップではなく、ネット上でお馴染みのパターンを。
ただでさえ、ドラマチックで観る人の心を躍らせる名画、
ドラクロワの 《民衆を導く自由の女神》を、最大限にドラマチックな感じにしてみました。
※このブログ記事はフィクションです。
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オランダの風俗画家ピーテル・アールツェンによる 《エッグダンス》 という作品です。
床にネギやら卵やら、いろいろ散らばっているのが気になるところ。
なんでも、イースターの行事の一つで、
卵を足で動かして、他のものに触れさせずに、チョークで描かれた円に運べたら成功なのだとか。
何なんだ、その行事・・・。
ともあれ、こちらの絵画を、もし今の日本で展示しようものなら、
「食べ物を粗末にするな!」 と、一部の方からクレームが寄せられてしまうことでしょう。
展示する際は、テロップを入れておいた方がベターです。
果物や野菜がたくさん描かれた静物画も、
“もしかしたら、大半は廃棄してるんじゃないの?” と、疑われてしまう可能性があります。
やはり、念のため、テロップを入れておいたほうがいいかもしれませんね。
というわけで、今回は、こんなご時世だからこそ、
おせっかいながら、さまざまな名画にテロップを入れてみました。
カラヴァッジョ 《ホロフェルネスの首を斬るユーディット》
眠っていたホロフェルネスの短剣を手に取り、彼の首を切り落とすユーディット。
鬼気迫るシーンを克明に描き切った名作中の名作ですが。
何もテロップがない状態で、子供が目にすると、万が一の場合が考えられます。
なので、こちらのテロップを。
ピーテル・ブリューゲル (?) 《イカロスの墜落のある風景》
画面の右下にご注目。
よく見ると、墜落してしまったイカロスの姿が小さく描かれています。
頭からダイブしていて、まるで芸人さながらの水落っぷりです。
こういうシーンを流して、普通に 「アハハ」 と笑えたのは、すっかり過去のこと。
今では、こういうテロップが必要です。
エル・グレコ《盲人を癒すキリスト》
跪く盲人の目元に手を伸ばし、聖油を塗るキリスト。
この後、奇跡が起き、盲人の目が癒されるのです。
でも、その奇跡が、全員に起きるとは限らないので・・・
ポール・シニャック 《アンティーブ》
新印象派の画家シニャックが点描というスタイルで描いた一枚。
画面にある無数の色の点が網膜内で混ざり合うことで、
まるで光を放っているかのような明るい色彩が生まれます。
しかし、それだけに注意も必要です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 《最後の晩餐》
テロップは何もクレーム対策ばかりに用いられるわけではありません。
作品の魅力をより高める。
作品により注目を向けさせる。
そんな効果だって、あるのです!
クロード・モネ 《オランダのチューリップ畑》
テロップを足すことで、意味合いが変わってしまう。
そんなパターンをご紹介いたしましょう。
テロップが無いと、ただのイイ感じの風景画。
そこにこんなテロップが足されるだけで、過激なバラエティ番組の1シーンのように。
ドラクロワ 《民衆を導く自由の女神》
最後は、テレビでお馴染みのテロップではなく、ネット上でお馴染みのパターンを。
ただでさえ、ドラマチックで観る人の心を躍らせる名画、
ドラクロワの 《民衆を導く自由の女神》を、最大限にドラマチックな感じにしてみました。
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