第31回村野藤吾賞 (2018年) を受賞した話題の建築、太田市美術館・図書館に行ってきました。
東武伊勢崎線太田駅のすぐ目の前。
徒歩1分もかからない位置に、その建物はあります。
建物に沿って、そこから少し移動したところから、再びパチリ。
さらに、裏側に回って、パチリ。
なかなかどうして複雑な形をした建物です。
ちなみに、こちらは入り口付近にあった館内の平面図↓
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
え~っと、あそこの階段が、あそこに繋がって、
あそこのスロープを使えば、あそこに行くことが出来て・・・・・・・・う~ん。やはり複雑です。
とりあえず、実際に館内を散策してみることに。
美術館スペースを歩いていると、いつの間にやら図書館スペースに辿り着き、
図書館スペースを歩いていると、いつの間にやら美術館スペースに辿り着いていました。
今いるところは、美術館なのか。はたまた、図書館なのか。
確かに、ここは美術館でもなく、図書館でもなく、
美術館・図書館としか言い表しようのない施設です。
しかし、内部が複雑だからといって、ストレスが溜まるということは決してありません!
まるでアスレチックや秘密基地を探検しているかのようで、
むしろ、歩くたび迷うたびに、気分がワクワクする建築でした。
こんな素敵な美術館が群馬県にあっただなんて!
僕はまだグンマの美術館を知らなかったようです。
大いに反省。
東京からやや距離はありますが、これから何度も通おうと思います。
特にリピ決定なのが、屋上空間。
居心地、最高。
周囲に高い建物がないので、見晴らしも最高!
ここでボーッとするためだけに、太田市美術館・図書館を訪れる価値は大いにありですよ。
さてさて、そんな太田市美術館・図書館で、現在開催されているのが、
“開館1周年記念 佐久市立近代美術館コレクション+「現代日本画へようこそ」” という展覧会です。
こちらは日本画をテーマにした展覧会で、
長野県の佐久市立近代美術館・油井一二記念館の日本画コレクションが中心に紹介されています。
平山郁夫や東山魁夷、片岡球子といった戦後の日本画の巨匠の作品も出展されていましたが。
岡村桂三郎さんや谷保玲奈さん、山本直彰さんといった・・・
現代の日本画を代表する作家の作品も出展されていました。
また、市川裕司さんと内田あぐりさんに関しては、
佐久市立近代美術館の所蔵品だけでなく、新作や近作も出展されています。
5人の現代日本画家の作品も含めて、全体的には、いわゆる日本画らしい作品は少なく、
「えっ、これも日本画なの!?」 と戸惑うような作品が大多数だったような印象を受けました。
ただ、この展覧会を通じて、日本画の新たな世界に出逢えるのは確か。
そういう意味で、『現代日本画へようこそ』 というタイトルだったのですね。
ちなみに、もっと日本画のことを知りたいと思った方は、是非、図書館スペースへ!
美術コーナーが充実しているので、
画集やガイド本を通じて、いろいろと見て学ぶことが出来ますよ。
出展作品数はそこまで多くなかったのですが、
そのやや物足りなさを、図書館がフォローしていました。
美術館・図書館ならではの展覧会といえましょう。
ちなみに。
そんな素敵な太田市美術館・図書館でしたが、一つだけ気になったことが・・・。
図書館スペースには、たくさんの美術の本が取り揃えられていました。
しかし、残念ながら、アートテラー・とに~の本はありませんでした!
2冊とも (泣)!
自分で寄贈しようかしら。
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開館1周年記念 佐久市立近代美術館コレクション+「現代日本画へようこそ」
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