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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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新・無料で観れる 美術百選 《ホテルグランヴィア京都(京都府京都市)》

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JR京都駅内のデラックスホテル。
それが、ホテルグランヴィア京都。




館内のいたるところに、アート作品が飾られているのですが。




その点数もデラックス。
なんと、1000点以上のアート作品が設置されているそうです。
それらの中には、江戸時代の作とされる屏風作品も。




いつもは京都駅に着いたら、すぐに京都国立博物館やお寺に向かいがちですが、
まずはその前に、ホテルグランヴィア京都に立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

さてさて、そんなホテルグランヴィア京都内に、
日本を代表するあの抽象画家の作品も飾られているようです。
館内をくまなく探してみるものの、なかなか見つからず・・・。
再び、ホテルのロビーに戻ってきた際に、




ようやく、それらしき作品を発見しました!




新・無料で観れる 美術百選 080  堂本尚郎 《連続の溶解》


作者は、堂本尚郎 (1928~2013)。
日本画家・堂本印象の甥であり、
パリでアンフォルメル運動に参加した日本人画家です。
毎年、ダリやピカソ、シャガールといった世界の名だたる巨匠が、
ラベルを描いてきたことで知られるシャトー・ムートン・ロートシルト。
日本人として初めて、そのラベルを描いた人物こそが、堂本尚郎です。




そんな世界でも活躍する堂本尚郎の作品なのに。
一度目はスルーしてしまったのは、
たぶん絵の雰囲気がホテルの案内板みたいだったからでしょう。
引きで見たら、宴会場の予定のようでした。
そして、スルーしてしまった理由は、もう一つ。




受付台みたいなのが、作品の前にあったからです。
しかも、受付台みたいなのの上には、何かの案内板が置いてあります。




そのせいで、完全に美術作品が背景の一部と化していました。
東大の食堂にあった宇佐美圭司の絵画作品よりも、ひっそりとしています。
もし仮に僕が勝手に処分したとしても、誰も気づかなかったのではなかろうか。


<無料で観れる美術 データ>

ホテルグランヴィア京都

住所: 京都府京都市 下京区烏丸通塩小路下ル
アクセス:○JR 「京都駅」 直結




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