いよいよ夏休みシーズン到来。
今年の夏は沖縄に行きたーい!
でも、金銭的にも日程的にも余裕がなくて・・・
そんな皆様にオススメしたいのが、
サントリー美術館で開催中の “琉球 美の宝庫” です。
会期は9月2日まで。
15世紀に統一王朝が成立し、実に400年以上にもわたって、
東アジアを舞台に 『万国津梁(=世界の架け橋)』 として繁栄した海上王国・琉球。
そんな琉球で生まれた様々な美術品を、まとめて紹介する展覧会です。
まずか展覧会の冒頭で紹介されていたのは、沖縄を代表する伝統工芸の一つ紅型 (びんがた)。
色とりどりの紅型が会場に華を添えていました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
・・・ん?色とりどり?「紅」 型なのに??
と、ふと疑問に思ったのですが、
どうやら、「紅」 は色全般を指しているとのこと。
さらに、「型」 は様々な模様を指しているとのこと。
かなり守備範囲の広い言葉でした。
沖縄らしい、“てーげー” な感じです。
また、沖縄県唯一の国宝である 《琉球国王尚家関係資料》 の一部も展示されていました。
これらは、琉球国の王家として君臨してきた尚家に代々継承されてきた貴重な文化遺産。
琉球美術の最高峰といえましょう。
日本っぽいテイストもありつつ、中国っぽいテイストもありつつ、東南アジアっぽいテイストもありつつ。
まさに、『万国津梁』。
多国籍でワールドワイドな印象を受けました。
・・・・・と、ここまでは、「琉球の美」 と聞いて、頭に思い浮かぶ美術品です。
今回の展覧会では、さらに、「琉球の美」 を掘り下げるべく、
実は、琉球を代表する輸出品の一つであった琉球漆芸の名品の数々や、
多くが第二次世界大戦によって失われてしまい、
その全容は今なお謎に包まれている琉球絵画の名品の数々も紹介されています。
今回の展覧会で、特に注目すべきなのが、こちらの琉球絵画。
東京でまとめて公開されるのは、今回が初めての機会となるそうです。
琉球風、沖縄風が前面に押し出されているのかと思いきや・・・
それほどまでではありませんでした。
見た感じは、日本画とそう大差はありませんで。
別に悪いわけではないのですが、なんかちょっとだけ腑に落ちないものがありました。
沖縄料理屋に行って、普通の日本料理が出てきたみたいな。
不味くはないし、むしろ口に合うのですが、そういう気分じゃないよ・・・的な感じです。
強いて挙げれば、《程順則画像》 (写真右、展示は8/6まで) と 《魏学源肖像》 (写真左、展示は8/6まで) は・・・
日本美術っぽくなく、いい意味で、浮いていました。
顔が真顔すぎ。正面向きすぎ。
作り物感がハンパなかったです。
そういうお面を被っているように見えました。
最近、誕生日に主役の人のお面をつけるというサプライズが流行っているそうですが、あんな感じ。
程順則や魏学源の誕生日だったのかも。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
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でも、金銭的にも日程的にも余裕がなくて・・・
そんな皆様にオススメしたいのが、
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会期は9月2日まで。
15世紀に統一王朝が成立し、実に400年以上にもわたって、
東アジアを舞台に 『万国津梁(=世界の架け橋)』 として繁栄した海上王国・琉球。
そんな琉球で生まれた様々な美術品を、まとめて紹介する展覧会です。
まずか展覧会の冒頭で紹介されていたのは、沖縄を代表する伝統工芸の一つ紅型 (びんがた)。
色とりどりの紅型が会場に華を添えていました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
・・・ん?色とりどり?「紅」 型なのに??
と、ふと疑問に思ったのですが、
どうやら、「紅」 は色全般を指しているとのこと。
さらに、「型」 は様々な模様を指しているとのこと。
かなり守備範囲の広い言葉でした。
沖縄らしい、“てーげー” な感じです。
また、沖縄県唯一の国宝である 《琉球国王尚家関係資料》 の一部も展示されていました。
これらは、琉球国の王家として君臨してきた尚家に代々継承されてきた貴重な文化遺産。
琉球美術の最高峰といえましょう。
日本っぽいテイストもありつつ、中国っぽいテイストもありつつ、東南アジアっぽいテイストもありつつ。
まさに、『万国津梁』。
多国籍でワールドワイドな印象を受けました。
・・・・・と、ここまでは、「琉球の美」 と聞いて、頭に思い浮かぶ美術品です。
今回の展覧会では、さらに、「琉球の美」 を掘り下げるべく、
実は、琉球を代表する輸出品の一つであった琉球漆芸の名品の数々や、
多くが第二次世界大戦によって失われてしまい、
その全容は今なお謎に包まれている琉球絵画の名品の数々も紹介されています。
今回の展覧会で、特に注目すべきなのが、こちらの琉球絵画。
東京でまとめて公開されるのは、今回が初めての機会となるそうです。
琉球風、沖縄風が前面に押し出されているのかと思いきや・・・
それほどまでではありませんでした。
見た感じは、日本画とそう大差はありませんで。
別に悪いわけではないのですが、なんかちょっとだけ腑に落ちないものがありました。
沖縄料理屋に行って、普通の日本料理が出てきたみたいな。
不味くはないし、むしろ口に合うのですが、そういう気分じゃないよ・・・的な感じです。
強いて挙げれば、《程順則画像》 (写真右、展示は8/6まで) と 《魏学源肖像》 (写真左、展示は8/6まで) は・・・
日本美術っぽくなく、いい意味で、浮いていました。
顔が真顔すぎ。正面向きすぎ。
作り物感がハンパなかったです。
そういうお面を被っているように見えました。
最近、誕生日に主役の人のお面をつけるというサプライズが流行っているそうですが、あんな感じ。
程順則や魏学源の誕生日だったのかも。
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