~前回までのあらすじ~
日本にある国宝の数は、2018年8月現在で1115件。
やれ国宝の建造物だとか、やれ国宝の美術工芸品だとか、日本国宝のなんと多いことか。
そもそも国宝って、何で国の宝なのでしょう?
そんなことも知らないで国宝ハンターをしているだなんて、
「ボーっとハンティングしてんじゃねえよ!」 と叱られてしまうことでしょう。
975件目からは気持ちを引き締めて、ハンティングします。
今回は奈良県へとやってきました。
お目当ては、現在、奈良国立博物館で開催中の展覧会、
“修理完成記念特別展 糸のみほとけ-国宝 綴織當麻曼荼羅と繍仏-” 。
こちらは、《綴織當麻曼荼羅》 の修理完成を記念したもので、
綴織と刺繡による仏の像の優品が、日本全国から集結した展覧会です。
《綴織當麻曼荼羅》 は、すでに2013年にハンティング済なのですが、
4年にも及ぶ修理とのことで、どんな風に美しく生まれ変わったのかと、期待が高まります。
「・・・・・・・・ん?あれ??」
そこまで劇的に印象は変わっていませんでした。
“80歳に見える人が、40歳くらいの若々しさに!?” 的なのを期待していたのですが、
“80歳に見える人が、見ようによっては70歳に見えなくもない” となったような感じです。
まぁ、でも、気を取り直して。
一番のお目当てである 《刺繡釈迦如来説法図》 (ジャンル:工芸品) を鑑賞。
こちらも、2年前に、4年に及ぶ修理を終えたばかりの国宝の刺繍です。
細かい刺繍が、みっちり。
文句なしに名品でした。
意外と見ごたえのある展覧会でしたので、
気づけば、たっぷり1時間以上も鑑賞していました。
が、それでも、次の地に向かうバスの出発時刻まで、1時間ほど余裕があります。
せっかく奈良博の目の前に東大寺があるので、
久しぶりに南大門や金剛力士像でも鑑賞しようかなァとも思ったのですが。
連日の暑さのため、どうやら鹿たちも夏バテのよう。
僕も無理せず、木陰でボーっと涼むことに。
しかし、この判断がのちに大きな後悔を産もうとは。
その時の僕は知る由もありませんでした。
と、たっぷり休憩したところで、バスの出発時間。
奈良駅から名古屋駅へと向かいます。
そして、名古屋駅からも、さらにバス。
トータル3時間以上バスに揺られて、徳川美術館へとやってきました。
こちらで開催されているのが、“名刀紀行―五箇伝巡り―” という特別展。
徳川美術館が所蔵する国宝の刀剣すべてが一挙公開されたスペシャルな展覧会です。
国宝の刀剣すべてを惜しげもなく公開してくれるだなんて!
これにより、《太刀〈銘光忠/〉》 (ジャンル:工芸品) をゲットしました。
・・・・・ただ、有難いこと、この上ないのですが。
できることなら、この展覧会が開催されることを早く言ってほしかった!
なぜなら、そんな夢のような機会があるわけないだろうと、
未見の国宝の刀剣が1件でも公開されているタイミングで過去2回、徳川美術館を訪れているのです。
あぁ、徳川家康のように、待てばよかった。
あぁ、徳川家康のように、我慢すればよかった。
そうすれば、今回の1回で済んだのに!
これまでの徳川美術館の入館料:3800円
これまでの徳川美術館までの交通費:16950円
これまでに徳川美術館で得たもの:priceless
さてさて、名古屋からの帰りも、もちろんバス。
東京までは、6時間近くかかります。
本を読んだり、ネタを考えたり、サービスエリアのグルメで小腹を満たしたり。
そんな中、何気なく、本当に何気なく、
スマホで東大寺のHPを開いたところ、衝撃的な事実が目に飛び込んできました。
なんと7月27日から8月7日まで、東大寺本坊大広間にて、
“東京藝術大学が育む文化財保護の若き担い手達” が開催されていたとのこと。
(注:このロケ日は、7月31日です)
会場となっている本坊にある経庫は、非公開の国宝建造物。
これまで何度か東大寺を訪れるたびに、
姿が少しでも見えないかとトライしたものの、ちょびっとしか見えない激レアの国宝です。
そんな本坊の経庫が間近で見られる絶好の機会を逃していただなんて。。。
日本にある国宝の数は、2018年8月現在で1115件。
やれ国宝の建造物だとか、やれ国宝の美術工芸品だとか、日本国宝のなんと多いことか。
そもそも国宝って、何で国の宝なのでしょう?
そんなことも知らないで国宝ハンターをしているだなんて、
「ボーっとハンティングしてんじゃねえよ!」 と叱られてしまうことでしょう。
975件目からは気持ちを引き締めて、ハンティングします。
今回は奈良県へとやってきました。
お目当ては、現在、奈良国立博物館で開催中の展覧会、
“修理完成記念特別展 糸のみほとけ-国宝 綴織當麻曼荼羅と繍仏-” 。
こちらは、《綴織當麻曼荼羅》 の修理完成を記念したもので、
綴織と刺繡による仏の像の優品が、日本全国から集結した展覧会です。
《綴織當麻曼荼羅》 は、すでに2013年にハンティング済なのですが、
4年にも及ぶ修理とのことで、どんな風に美しく生まれ変わったのかと、期待が高まります。
「・・・・・・・・ん?あれ??」
そこまで劇的に印象は変わっていませんでした。
“80歳に見える人が、40歳くらいの若々しさに!?” 的なのを期待していたのですが、
“80歳に見える人が、見ようによっては70歳に見えなくもない” となったような感じです。
まぁ、でも、気を取り直して。
一番のお目当てである 《刺繡釈迦如来説法図》 (ジャンル:工芸品) を鑑賞。
こちらも、2年前に、4年に及ぶ修理を終えたばかりの国宝の刺繍です。
細かい刺繍が、みっちり。
文句なしに名品でした。
意外と見ごたえのある展覧会でしたので、
気づけば、たっぷり1時間以上も鑑賞していました。
が、それでも、次の地に向かうバスの出発時刻まで、1時間ほど余裕があります。
せっかく奈良博の目の前に東大寺があるので、
久しぶりに南大門や金剛力士像でも鑑賞しようかなァとも思ったのですが。
連日の暑さのため、どうやら鹿たちも夏バテのよう。
僕も無理せず、木陰でボーっと涼むことに。
しかし、この判断がのちに大きな後悔を産もうとは。
その時の僕は知る由もありませんでした。
と、たっぷり休憩したところで、バスの出発時間。
奈良駅から名古屋駅へと向かいます。
そして、名古屋駅からも、さらにバス。
トータル3時間以上バスに揺られて、徳川美術館へとやってきました。
こちらで開催されているのが、“名刀紀行―五箇伝巡り―” という特別展。
徳川美術館が所蔵する国宝の刀剣すべてが一挙公開されたスペシャルな展覧会です。
国宝の刀剣すべてを惜しげもなく公開してくれるだなんて!
これにより、《太刀〈銘光忠/〉》 (ジャンル:工芸品) をゲットしました。
・・・・・ただ、有難いこと、この上ないのですが。
できることなら、この展覧会が開催されることを早く言ってほしかった!
なぜなら、そんな夢のような機会があるわけないだろうと、
未見の国宝の刀剣が1件でも公開されているタイミングで過去2回、徳川美術館を訪れているのです。
あぁ、徳川家康のように、待てばよかった。
あぁ、徳川家康のように、我慢すればよかった。
そうすれば、今回の1回で済んだのに!
これまでの徳川美術館の入館料:3800円
これまでの徳川美術館までの交通費:16950円
これまでに徳川美術館で得たもの:priceless
さてさて、名古屋からの帰りも、もちろんバス。
東京までは、6時間近くかかります。
本を読んだり、ネタを考えたり、サービスエリアのグルメで小腹を満たしたり。
そんな中、何気なく、本当に何気なく、
スマホで東大寺のHPを開いたところ、衝撃的な事実が目に飛び込んできました。
なんと7月27日から8月7日まで、東大寺本坊大広間にて、
“東京藝術大学が育む文化財保護の若き担い手達” が開催されていたとのこと。
(注:このロケ日は、7月31日です)
会場となっている本坊にある経庫は、非公開の国宝建造物。
これまで何度か東大寺を訪れるたびに、
姿が少しでも見えないかとトライしたものの、ちょびっとしか見えない激レアの国宝です。
そんな本坊の経庫が間近で見られる絶好の機会を逃していただなんて。。。
あの鹿と過ごした無駄な休憩時間が悔やまれます。
あー、引き返したい!バスから降ろしてください!
しかし、そういうわけにもいかず、
無情にも、バスは奈良からどんどん離れていきます。
今こそ、自分にこう言いたい。
ボーっと生きてんじゃねえよ!
今現在の国宝ハンティング数 976/1115
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今こそ、自分にこう言いたい。
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