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珠玉の昆虫標本 ――江戸から平成の昆虫研究を支えた 東京大学秘蔵コレクション

現在、国立科学博物館にて、“特別展「昆虫」” が開催されていますが、
東京大学総合研究博物館でも、昆虫をテーマにした展覧会が開催されています。
その名も、”珠玉の昆虫標本 ――江戸から平成の昆虫研究を支えた 東京大学秘蔵コレクション”

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昆虫は昆虫でも、昆虫の標本に特化した展覧会です。
東京大学総合研究博物館が収蔵している昆虫標本の数は、なんと約70万点!
その中から選りすぐりに選りすぐった5万点の昆虫標本が紹介されています。

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会場に入ってまず驚かされたのは、その展示方法。
床から天井まで、昆虫標本がビッシリと並べられていました。
そのため、一番下の段の昆虫標本は、しゃがまないと鑑賞できませんし、
一番上の段の昆虫標本に関しては、ほとんどまともに鑑賞することはできません。

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展覧会というよりは、空間全体が、もはや一種のインスタレーション作品のようでした。
じっくりと昆虫を鑑賞するには、あまり適していませんでしたが、
東京大学総合研究博物館所蔵の昆虫標本の物量を感じるには適した展示方法といえましょう。


もちろんボリュームだけでなく、展示されている昆虫標本のクオリティの高さも今展のポイント。
江戸時代に製作された日本最古の昆虫標本をはじめ、
昆虫学史上に名を連ねるレジェンドたちの昆虫標本の数々が紹介されています。
一口に昆虫標本と言っても、人によって、そのスタイルはさまざまでした。
昆虫を整然と並べた標本もあれば、

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書き込みが多いタイプの標本や、

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細かすぎて (肉眼では) 伝わらない昆虫標本もあります。

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また、中には、コルク製の高級感漂う標本も。

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こちらは、本邦初公開となる山階芳麿の昆虫標本です。
さすが元皇族。
庶民の昆虫標本とは違って、セレブの風格が漂っていました。
余白があるあたりにも、セレブの余裕が感じられます (←?)。

セレブと言えば、こんな標本も。

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ブータン国王陛下から贈呈されたブータンシボリアゲハです。
こちらの標本は、ただ入れ物がゴージャスというだけにあらず。
ブータンシボリアゲハ自体が、超貴重な蝶なのです。
1933年と1934年にブータン東部の谷で発見されて以来、幻となっていた蝶で、
その時に採取された5匹の標本が、イギリスの大英自然史博物館にあるだけだったのだとか。
2011年の8月に、日本とブータンとの共同調査隊が約80年振りに再発見したそうです。
その時は、標本の持ち出しの許可が下りなかったそうですが、
この年、ブータン国王陛下が来日した際、日本とブータンとの友好の証として贈呈されたのだそう。
たかが昆虫標本。されど昆虫標本。
重みのある昆虫標本です。
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星



ちなみに、個人的に興味深かったのは、蝶の表と裏が観られる昆虫標本でした。
一見すると何の変哲もないこちらの蝶ですが・・・

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裏に回ると、ごらんの通り。

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枯葉にしか見えません。
1個だけ植物標本が混ざってしまったのかと、本気で思ってしまったほど。
一般的な標本では、一方の面しか見れないので、
このような両面見られる標本は、一粒で二度美味しかったです。

とは言え、世界で一番美しい蝶と言われるモルフォチョウに関しては・・・

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裏を見てしまったことで、軽くショックを受けました。

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めっちゃ地味・・・。
というか、まるで別人です。
普段は派手なメイクの人の、地味なスッピンを見てしまったような。。。
何とも言えない、いたたまれなさを感じてしまいました。




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