ダーウィンの 『種の起源』 に、
アインシュタインの 『一般相対性理論の基礎』 に、
「我思う、故に我在り」 でお馴染みのデカルトの 『方法序説』 に。
文字通り、世界を変えた貴重な書物の数々が、
現在、上野の森美術館で開催中の "[世界を変えた書物]展" で展示公開されています。
他にも、ユークリッドの 『原論 (幾何学原本)』 やニュートンの 『プリンキピア』 、
‟世界を変えた” の代名詞ともいうべきコペルニクスの 『天球の回転について』 も展示公開中。
あまりにスゴすぎるラインナップなので、
レプリカなのかと思いきや、展示されている書物はすべて本物。
しかも、これらの貴重な書物は、なんと日本国内にあるコレクションです。
その名も、工学の曙文庫。
金沢工業大学が所蔵する日本屈指の稀覯書コレクションで、
科学的発見や技術的発明が最初に発表された初版本を体系的に収集したものです。
知る人ぞ知る存在だったこの貴重なコレクションが、
東京でまとまった形で公開されるのは、今回が初めての機会。
工学の曙文庫の中から選りすぐりの約130冊が紹介されています。
展示品が展示品なので、理系の人向けの展覧会のように感じられますが。
書物の表紙も見られるように展示ケースが工夫されており、
貴重な書物を、一つの工芸品として鑑賞できるようになっています。
本の内容がサッパリ頭に入ってこなくとも (←?)、
アート好きならば十分に楽しめる展覧会といえましょう。
また、森をイメージした展示空間が広がっていたり、
「知」 の繋がりをビジュアル化した展示空間が広がっていたり、
会場そのものが、まるで巨大なインスタレーション作品のよう。
特に圧巻だったのが、「知の壁」 をテーマにした展示空間です。
本棚に入っているのは、もちろん本物の書物。
ほとんどの人が目を向けないであろう展示ケースの下にも、ちゃんと書物が収められていました。
これだけ貴重な書物が数多く展示され、
展示空間も細部まで作り込まれている展覧会ながら、入場は無料!
しかも、写真撮影も自由!
なんと太っ腹な展覧会なのでしょう。
ちなみに、個人的に特に印象に残った書物は、
「フックの法則」 で知られるロバート・フックの 『微細物誌』 です。
書物内に登場するエッチングは、すべてフック自身の手によるものとのこと。
科学者としてだけでなく、芸術家としての才能も持った二刀流の人物だったようです。
それと、ヴィルヘルム・コンラッド・レントゲンの 『新種の輻射線について』。
記載されているのは、世界初のレントゲン写真です。
レントゲンの妻を映したものとのこと。
今の検査では、身に着けている金属を外すよう指示されますが、
第一号のレントゲン写真は、結婚指輪がバッチリ映っていたのですね。
また、書物というわけではないですが、こんな貴重なものも。
月に着陸したアポロとNASA管制センターとの交信記録です。
あの有名なフレーズ、『人間にとっては小さな一歩だが、
人類にとっては偉大な一歩だ』 が、ちゃんと登場しています。
ただ、交信記録を見るに、一つ気になったことが。
月に初めて降り立って、こんな名台詞がアドリブで飛び出すものなのだろうか。
きっと、着いたらそれを言おうと、前もって考えていたのでしょう。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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アインシュタインの 『一般相対性理論の基礎』 に、
「我思う、故に我在り」 でお馴染みのデカルトの 『方法序説』 に。
文字通り、世界を変えた貴重な書物の数々が、
現在、上野の森美術館で開催中の "[世界を変えた書物]展" で展示公開されています。
他にも、ユークリッドの 『原論 (幾何学原本)』 やニュートンの 『プリンキピア』 、
‟世界を変えた” の代名詞ともいうべきコペルニクスの 『天球の回転について』 も展示公開中。
あまりにスゴすぎるラインナップなので、
レプリカなのかと思いきや、展示されている書物はすべて本物。
しかも、これらの貴重な書物は、なんと日本国内にあるコレクションです。
その名も、工学の曙文庫。
金沢工業大学が所蔵する日本屈指の稀覯書コレクションで、
科学的発見や技術的発明が最初に発表された初版本を体系的に収集したものです。
知る人ぞ知る存在だったこの貴重なコレクションが、
東京でまとまった形で公開されるのは、今回が初めての機会。
工学の曙文庫の中から選りすぐりの約130冊が紹介されています。
展示品が展示品なので、理系の人向けの展覧会のように感じられますが。
書物の表紙も見られるように展示ケースが工夫されており、
貴重な書物を、一つの工芸品として鑑賞できるようになっています。
本の内容がサッパリ頭に入ってこなくとも (←?)、
アート好きならば十分に楽しめる展覧会といえましょう。
また、森をイメージした展示空間が広がっていたり、
「知」 の繋がりをビジュアル化した展示空間が広がっていたり、
会場そのものが、まるで巨大なインスタレーション作品のよう。
特に圧巻だったのが、「知の壁」 をテーマにした展示空間です。
本棚に入っているのは、もちろん本物の書物。
ほとんどの人が目を向けないであろう展示ケースの下にも、ちゃんと書物が収められていました。
これだけ貴重な書物が数多く展示され、
展示空間も細部まで作り込まれている展覧会ながら、入場は無料!
しかも、写真撮影も自由!
なんと太っ腹な展覧会なのでしょう。
ちなみに、個人的に特に印象に残った書物は、
「フックの法則」 で知られるロバート・フックの 『微細物誌』 です。
書物内に登場するエッチングは、すべてフック自身の手によるものとのこと。
科学者としてだけでなく、芸術家としての才能も持った二刀流の人物だったようです。
それと、ヴィルヘルム・コンラッド・レントゲンの 『新種の輻射線について』。
記載されているのは、世界初のレントゲン写真です。
レントゲンの妻を映したものとのこと。
今の検査では、身に着けている金属を外すよう指示されますが、
第一号のレントゲン写真は、結婚指輪がバッチリ映っていたのですね。
また、書物というわけではないですが、こんな貴重なものも。
月に着陸したアポロとNASA管制センターとの交信記録です。
あの有名なフレーズ、『人間にとっては小さな一歩だが、
人類にとっては偉大な一歩だ』 が、ちゃんと登場しています。
ただ、交信記録を見るに、一つ気になったことが。
月に初めて降り立って、こんな名台詞がアドリブで飛び出すものなのだろうか。
きっと、着いたらそれを言おうと、前もって考えていたのでしょう。
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