2015年に、「アールデコの館」 こと東京都庭園美術館で、
開催されたのが、”幻想絶佳:アール・デコと古典主義” という展覧会。
一般的には、『直線的で幾何学的な』 とイメージされるアール・デコですが、
実は、『古典主義的な』 アール・デコもあった、ということを紹介した展覧会でした。
そんな意外なアール・デコを紹介するシリーズ第2弾が、満を持してこの秋開催されています。
今回のテーマは、ズバリ・・・
『エキゾチック』。
1922年にツタンカーメンの王墓が発見されたり、
自動車メーカーのシトロエンがアフリカとアジアそれぞれを横断するプロジェクトを主催したり、
さらに、1931年には、パリ国際植民地博覧会が開催されたり。
アール・デコの文化が花開いていた頃、
パリの人々は、”エキゾチック” なトピックに特に関心を抱いていたとのこと。
その結果として、”エキゾチック” なテイストを取り入れたアール・デコの作品も生まれたそうです。
例えば、こちらのピエール=エミール・ルグランによる椅子は・・・
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
アフリカのテイストを取り入れたもの。
サバンナの真ん中にポツンと置かれていても、
違和感が無いような、妙な存在感を放っていました。
また例えば、こちらのヴァン クリーフ&アーペルのアクセサリーは・・・
エジプトのテイストを取り入れたもの。
左のブレスレットのカラーリングは、シルバーに青に緑に赤。
どこかで見たことがあるなァと思ったら、
PARCOのネオンサインのカラーリングでした。
またまた例えば、こちらのポール・ポワレのローブは・・・
中国のテイストを取り入れたもの。
エレガント・・・なのでしょうか?
レスラーが羽織ってそうなガッチリとした印象を受けました。
ちなみに、同じポール・ポワレによるこちらのドレスは・・・
イスラムのテイストを取り入れたものとのこと。
パッと見は、キョンシー。
こちらのが中国風な気がします。
日本のテイストを取り入れた。
まさに、エキゾチックジャパンなアール・デコ作品も紹介されていました。
日本人の工芸家・菅原精造に漆を学んだ、
スイス出身のジャン・デュナンによる 《森》 という作品です。
とある客船のダイニングサロンを飾るために制作された縦3m×横6mの巨大な作品。
もちろん、日本の屏風をイメージしたものです。
が、描かれているのは、日本とは全く関係なく、熱帯の森の情景。
見たことない謎の生物がちらほらいました。
細い眉毛で、こっちをガン見。
ヤンキーみたいな生物です。
ヤンキーといえば、こんな作品も。
エミール=アドルフ・モニエの 《ゴンベレ》 という彫刻作品です。
特に解説が無かったので、ゴンベレが何者なのかはわからず。
とにかく嶋大輔以上にリーゼントが決まっているのだけはわかりました。
会場では、この他にも、
アール・デコ×エキゾチックな作品が多数紹介されています。
好き嫌いはハッキリと分かれるでしょうが、
どれもこれも、人目を惹き付けるものばかり。
展覧会を観終わった頃には、エキゾチックな熱気に当てられて、ややグッタリするはずです。
ちなみに、今回の展覧会は、群馬県立館林美術館との連携企画ということで、
群馬県立館林美術館から門外不出のフランソワ・ポンポンの彫刻作品が、特別に上京しています。
もちろん代表作の 《シロクマ》 も。
シンプルイズベストな造形美。
エキゾチックなテイストの作品に囲まれていたので、そのシンプルさがより際立っていました。
思わずポンポンしたくなる可愛さです。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
開催されたのが、”幻想絶佳:アール・デコと古典主義” という展覧会。
一般的には、『直線的で幾何学的な』 とイメージされるアール・デコですが、
実は、『古典主義的な』 アール・デコもあった、ということを紹介した展覧会でした。
そんな意外なアール・デコを紹介するシリーズ第2弾が、満を持してこの秋開催されています。
今回のテーマは、ズバリ・・・
『エキゾチック』。
1922年にツタンカーメンの王墓が発見されたり、
自動車メーカーのシトロエンがアフリカとアジアそれぞれを横断するプロジェクトを主催したり、
さらに、1931年には、パリ国際植民地博覧会が開催されたり。
アール・デコの文化が花開いていた頃、
パリの人々は、”エキゾチック” なトピックに特に関心を抱いていたとのこと。
その結果として、”エキゾチック” なテイストを取り入れたアール・デコの作品も生まれたそうです。
例えば、こちらのピエール=エミール・ルグランによる椅子は・・・
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
アフリカのテイストを取り入れたもの。
サバンナの真ん中にポツンと置かれていても、
違和感が無いような、妙な存在感を放っていました。
また例えば、こちらのヴァン クリーフ&アーペルのアクセサリーは・・・
エジプトのテイストを取り入れたもの。
左のブレスレットのカラーリングは、シルバーに青に緑に赤。
どこかで見たことがあるなァと思ったら、
PARCOのネオンサインのカラーリングでした。
またまた例えば、こちらのポール・ポワレのローブは・・・
中国のテイストを取り入れたもの。
エレガント・・・なのでしょうか?
レスラーが羽織ってそうなガッチリとした印象を受けました。
ちなみに、同じポール・ポワレによるこちらのドレスは・・・
イスラムのテイストを取り入れたものとのこと。
パッと見は、キョンシー。
こちらのが中国風な気がします。
日本のテイストを取り入れた。
まさに、エキゾチックジャパンなアール・デコ作品も紹介されていました。
日本人の工芸家・菅原精造に漆を学んだ、
スイス出身のジャン・デュナンによる 《森》 という作品です。
とある客船のダイニングサロンを飾るために制作された縦3m×横6mの巨大な作品。
もちろん、日本の屏風をイメージしたものです。
が、描かれているのは、日本とは全く関係なく、熱帯の森の情景。
見たことない謎の生物がちらほらいました。
細い眉毛で、こっちをガン見。
ヤンキーみたいな生物です。
ヤンキーといえば、こんな作品も。
エミール=アドルフ・モニエの 《ゴンベレ》 という彫刻作品です。
特に解説が無かったので、ゴンベレが何者なのかはわからず。
とにかく嶋大輔以上にリーゼントが決まっているのだけはわかりました。
会場では、この他にも、
アール・デコ×エキゾチックな作品が多数紹介されています。
好き嫌いはハッキリと分かれるでしょうが、
どれもこれも、人目を惹き付けるものばかり。
展覧会を観終わった頃には、エキゾチックな熱気に当てられて、ややグッタリするはずです。
ちなみに、今回の展覧会は、群馬県立館林美術館との連携企画ということで、
群馬県立館林美術館から門外不出のフランソワ・ポンポンの彫刻作品が、特別に上京しています。
もちろん代表作の 《シロクマ》 も。
シンプルイズベストな造形美。
エキゾチックなテイストの作品に囲まれていたので、そのシンプルさがより際立っていました。
思わずポンポンしたくなる可愛さです。
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