出張授業などでお世話になった小学生たちに、
名画に関する大喜利に挑んでもらい、その中から厳選されたオモシロ回答だけを紹介していく企画。
それが、名画IPPONグランプリです。
今回のお題となる絵は、こちら。
バロック期のイタリアの画家アンニーバレ・カラッチによる 《目撃者となる洗礼者ヨハネ》 です。
画面の奥から、こちらに向かってくるキリストに、
テンションがアップしている (?) 洗礼者ヨハネの姿が描かれています。
さて、このヨハネは、どんな台詞を発しているのでしょうか?
トップバッターは、待ちに待ったキリストが、
ついに現れたという興奮が伝わってくる回答から、ご紹介いたしましょう。
どうやらヨハネは、リポーターを担当しているようです。
決定的瞬間をカメラで捉えねば!
そんなプロ魂が垣間見えます。
逆に、カメラさんは、のんびりしすぎです。
そんなキリストに直撃インタビューをするのかと思いきや。
ヨハネの口から、意外な一言が飛び出しました。
報道番組ではなく、バラエティ番組だったのですね。
どうやって落とすのでしょうか。
オーソドックスなのは、道の先に落とし穴が仕掛けられているパターンですね。
もしくは、さらに画面の奥から大玉が転がってくるパターンも考えられます。
何にせよ、キリストには受難が待ち受けているようです。
画面の奥にいるのは、キリストではない。
そう考えた小学生が多くいました。
キリストでなければ、一体、誰なのか?
まずは、こちら。
シンプルで面白い回答です (笑)
大声出すと、逃げちゃいますよ。
続いては、こちら。
だとしても、いちいち報告しなくていいよ。
どうでもいい情報にもほどがあります。
画面の奥にいる彼の正体は、意外な人物だったようです。
そんな回答がこちら。
きっと、彼は世にも奇妙な世界の住人なのでしょう。
そして、次にこの世界に閉じ込められてしまうのは、アナタなのかもしれません (←タモリ風)。
子どもらしい柔軟な回答と言いましょうか。
全く違う角度から攻めてきた回答がありました。
それが、こちらです。
怖っ!!
いやいやいや。
あそこにいるのは、鹿でも熊でもなく、人ですよ。キリストですよ。
食べても美味しくないですよ。たぶん。
そう忠告してあげようと思ったのですが、
どうやら、このヨハネは調理法まで、ちゃんと把握しているようでした。
普通の胡椒でなく、ブラックペッパー。
そこが、キリストの唐揚げの最大のポイント。
お試しあれ (←?)。
ほとんどの回答が、画面奥にいる人 (=キリスト) を絡めたものでしたが。
一つだけ、それには触れなかった回答がありました。
最後に、その回答をご紹介いたしましょう。
ヨハネに道を尋ねて良かった。
目的地はだいぶまだまだ先にありそうですが、頑張って歩いて行こうと思います。
以上、名画IPPONグランプリでした。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!