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ニュウ・ムンク展

現在、上野の東京都美術館にて、“ムンク展—共鳴する魂の叫び” が絶賛開催中ですが。
その裏 (?) で、“ニュウ・ムンク展” が、池袋のパルコミュージアムにて開催されています。

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こちらは、ムンクの世界観に共鳴した現代のクリエイターたちによる展覧会。
イラストレーションや音楽、映像など、
さまざまなジャンルで活躍する22名が、ムンクにインスパイアされた新作を発表しています。

まず紹介されていたのは、こちらの・・・




《謎の図》 がネットで話題となったよシまるシンさんによる 《ムンク図》 という作品。

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《謎の図》 以上に、謎の図です。
なんでも、ムンクの 《叫び》 と、《太陽》《桟橋の上の少女たち》 を重ね合わせた図とのこと。
何らかのエネルギーの流れを表した図のようにも見えます。
『一休』 という文字があったのは、おそらく橋の上だからなのでしょうが。
『IKKO』 という文字があったのは、どんだけ~考えても、よくわかりませんでした (笑)


続いては、音を表現領域とするアーティストによるエリアが待っています。
その名も、「Infinite scream/インフィニットスクリーム」 です。

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インフィニットスクリーム。
何かの必殺技の名前っぽいです。
若干、中2病っぽいです。
・・・・・と、それはさておき、室内の床には円がいくつかありました。
この円の中に入ると、目の前の画面と連動して、
超指向性スピーカーから各アーティストの音が届くという仕組みになっています。

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青葉市子さんや小林うてなさん、テニスコーツといった、
国内外のカルチャーシーンで存在感を放っている面々がムンクをイメージした音楽を作成。
それらを聴くことができます。
一つとして似た音楽がなかったのが、大変興味深かったです。
同じムンクがテーマとはいえ、ここまで人によってイメージが違うものなのかと。
ただ、個人的な感想ですが、一つとしてしっくりくる音楽もなかったです (笑)
「本当に、ムンクのイメージか?!」 と、思わず叫びたくなりました。


音の作品のあとは、絵の作品を展示する部屋が待ち受けています。
その名も、「Living people/リビングピープル」。

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広告や雑誌などで活躍する日本のイラストレーター・白根ゆたんぽさんや、

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痴漢撲滅キャンペーンポスターでお馴染みの師岡とおるさんらによる、

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リビング、つまり “動く” 絵画作品が紹介されていました。






個人的にお気に入りなのは、とんぼせんせいの作品。

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とんぼせんせいは、最近人気急上昇中のイラストレーターで、
「三本の線を引くだけでどこにでも現れる」 をコンセプトに活動しています。
今回発表されていたのは、ムンクの 《接吻》 にインスパイアされた 《メルティーキッス》 という新作。
描かれている人物は2人なのに、三本線の顔は1つ。
接吻する2人が溶け合って、1つになっているということなのでしょう。
ほのぼのしているのに官能的。
新感覚のアート作品でした。


ちなみに。
展覧会は、思ったよりも、あっさり観終わってしまいました。
出口が見えたとき、「えっ、もう終わり!」 と思わず心の中でツッコんでしまったほど。
どんだけ~。




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