大都会の片隅に、
芸術家や絵画のモデルが訪れる占いの館があるという―
おや、今宵も占い師の高天麗舟さんのもとへ、誰かお客様がやってきたようです。
【プロフィール】
高天麗舟 (たかま れいしゅう)
書家・占い師。群馬県高崎市生まれ。書家・野尻泰煌先生に師事。
書を通じて漢籍・思想・哲学・芸術全般に親しみ、
本来の人間表現に到達することを目的として手相・四柱推命・易・生命学 (姓名判断) などの研鑚を積む。
手相:西谷泰人先生に師事/四柱推命:浅野太志先生に師事/易:天道春樹先生に師事
現在、埼玉大学・教育学部にて障害児育児をテーマとした講話や、
「手相×アート」トークショー、仏像手相鑑定ツアーなどを含む多分野での活動を展開。
書作品寄贈:ハンガリー・ケチケメート市、ハンガリー・ケチケメート市ラダイ博物館
HP:https://www.reishu-takama.com/
岡本「こんばんは!先生、いらっしゃいますか?」
高天「はいはい。ここにおりますよ。え~っと、どちら様?」
岡本「はい!岡本太郎と言います!」
高天「岡本さんですね。で、今日は何を占ってもらいたいのかしら?」
岡本「ボクは画家になりたいんですが、向いていると思いますか?」
高天「じゃあ、早速手相を見てみましょうか。手を開いてください」
岡本「こうですか?」
高天「・・・・・普通に見せてくれれば、いいんですけど。
ま、それはともかくとして、岡本さんの手は、正方形に近い掌で、指は短めですね。
このタイプの手の方は、昔気質で伝統を重んじる傾向が強いです。
さらに、親指に注目してみると、人差し指付け根から離れ、掌の下の方についていますね。
これは、今までにない全く新しいものを創るというより、
既にある素晴らしいものや古いものに触発されたり、既存のものを活かして活動をしたり、
建設的な創造力があることを示しています。(注1)
“いかに今あるものを超えていくか?” が、今後のテーマといえるでしょう」
(注1) 縄文土器に美を見出し、今の縄文ブームの火付け役となった。
1956年には、縄文土器・尾形光琳・庭園を題材に、日本の美の根源を探り出す 『日本の伝統』 という本を発表している。
岡本「しかし、先生、正方形の掌に短い指って、画家にとっては致命傷のような・・・」
高天「そんなことないですよ。
確かに、あまり器用そうな印象を受けないかもしれないですが、
こういうタイプの手の持ち主は、意外と手先は器用で、芸術家や写真家など、
創造性の高い仕事をされている方によく見られますよ(注2)」
(注2) 絵や書、オブジェだけでなく、写真の作品も多く残している。
手先は器用で、趣味のピアノの腕前はプロ級。
岡本「そうですか!芸術家として、やっていく自信が漲ってきました!」
高天「あぁ、でも・・・」
岡本「でも?」
高天「小指が曲がっている人、無意識のうちに指を曲げたポーズをとる人は、
比較的、子宝やお金、コミュニケーション能力が欠けている傾向にあるので、注意が必要です」
岡本「なんてことだ!
ちなみに、今サラッと子宝の話題が出ましたが、ボクは結婚できないんですか?」
高天「岡本さんの感情線は、先端が二股に分かれています。
一つは、人差し指と中指の間に向かうタイプ。
もう一つは、真っ直ぐ横に走って行くタイプになっていますね。
指の間に向かう感情線は、面倒見が良いことを表しています。
また、生命線の方にも注目すると、大きくカーブを描いていますよね。
バイタリティがあって、女性を飽きさせない魅力と気配りをお持ちのようです。
ズバリ女性にはモテるタイプといえるでしょう。
しかし、手の形と、横に走る感情線、さらに知能線までもが横に走っていることから、
内面は非常に堅実で、重要な決断については感情を挟み込まず、冷静さを失わない性格のようです。
デートをしている最中も、
“この女性は自分の人生にプラスとなるか?” を審査しているようなところがあり、
基本的には、割り切りながらの交際を繰り返すことになるでしょう。
しかし、「コレだ!」 というパートナー(注3)が見つかった場合には、
何としてでも自分のものにしようと、また彼女のために尽くそうと、必死にかつ合理的に動きます」
(注3) 37歳の時に、自ら主催する 「夜の会」 で出逢った平野敏子 (のちの岡本敏子) が事実上のパートナー。
岡本太郎の秘書をつとめる。のちに、太郎の養女となった
岡本「喜んでいいんだか悪いんだ、反応に困る診断ですね・・・。
先生、他に何か気を付けた方がいいことはありますか?」
高天「え~っと。あるにはあるのだけど。言ったら、ショックを受けちゃうかも・・・」
岡本「大丈夫です!教えてください。お願いします」
高天「わかりました。岡本さんに覚悟があるのでしたら、お伝えします。
左手の生命線に一部、途切れが見られます。
これは、30代半ばに心身ともに閉ざされる時期が、1~2年ほどあることを示しています。
身体面についても危惧される時期にあたるので、
この時期はとにかく危険な遊びや乗り物、危ない地域を避け、
心身共に自分を守ることを第一に過ごしましょう。(注4)
(注4) 31歳の時に、中国戦線に出征。
35歳の時に、終戦からの約半年間の中国・長安付近で俘虜として過ごす。
復員後、帰国し、戦火により青山の自宅にあった全ての作品を焼失したことを知る
岡本「・・・・・(聞かなければよかった)」
高天「ただし、ここを乗り切った1~2年後には、生命線から開運線 (=青い線)が出ているので、
30代後半にかけての期間に、精神的な目覚めや真の出会いが待っているでしょう。(注5)
(注5) 37歳の時に、「夜の会」 や 「アヴァンギャルド芸術研究会」を結成。多くの芸術家と親交を結ぶ。
岡本太郎芸術の根幹をなす対極主義も、30代後半に提唱。
閉ざされた空白の時期をくじけず送り、
ここから何を学ぶかで、今後の人生がより一層価値あるものに変わっていきます。
この期間の経験を糧に、今後の人生を逞しく生き抜いてくださいね」
岡本「先生!アドバイスありがとうございました!
途中までは、あまり良いことを言われないので、
頭が爆発しそうでしたが、最後の言葉で救われました!
これからは芸術を爆発させます!」
【告知】
11/23(金・祝)に 『高天麗舟先生と行く!仏像の手相鑑定ツアー』 が開催されます。
仏像の手相を鑑定するだけでなく、自分の手相も知ることが出来る一挙両得なツアーです。
さらには、スペシャルゲストも登場予定!
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芸術家や絵画のモデルが訪れる占いの館があるという―
おや、今宵も占い師の高天麗舟さんのもとへ、誰かお客様がやってきたようです。
【プロフィール】
高天麗舟 (たかま れいしゅう)
書家・占い師。群馬県高崎市生まれ。書家・野尻泰煌先生に師事。
書を通じて漢籍・思想・哲学・芸術全般に親しみ、
本来の人間表現に到達することを目的として手相・四柱推命・易・生命学 (姓名判断) などの研鑚を積む。
手相:西谷泰人先生に師事/四柱推命:浅野太志先生に師事/易:天道春樹先生に師事
現在、埼玉大学・教育学部にて障害児育児をテーマとした講話や、
「手相×アート」トークショー、仏像手相鑑定ツアーなどを含む多分野での活動を展開。
書作品寄贈:ハンガリー・ケチケメート市、ハンガリー・ケチケメート市ラダイ博物館
HP:https://www.reishu-takama.com/
岡本「こんばんは!先生、いらっしゃいますか?」
高天「はいはい。ここにおりますよ。え~っと、どちら様?」
岡本「はい!岡本太郎と言います!」
高天「岡本さんですね。で、今日は何を占ってもらいたいのかしら?」
岡本「ボクは画家になりたいんですが、向いていると思いますか?」
高天「じゃあ、早速手相を見てみましょうか。手を開いてください」
岡本「こうですか?」
高天「・・・・・普通に見せてくれれば、いいんですけど。
ま、それはともかくとして、岡本さんの手は、正方形に近い掌で、指は短めですね。
このタイプの手の方は、昔気質で伝統を重んじる傾向が強いです。
さらに、親指に注目してみると、人差し指付け根から離れ、掌の下の方についていますね。
これは、今までにない全く新しいものを創るというより、
既にある素晴らしいものや古いものに触発されたり、既存のものを活かして活動をしたり、
建設的な創造力があることを示しています。(注1)
“いかに今あるものを超えていくか?” が、今後のテーマといえるでしょう」
(注1) 縄文土器に美を見出し、今の縄文ブームの火付け役となった。
1956年には、縄文土器・尾形光琳・庭園を題材に、日本の美の根源を探り出す 『日本の伝統』 という本を発表している。
岡本「しかし、先生、正方形の掌に短い指って、画家にとっては致命傷のような・・・」
高天「そんなことないですよ。
確かに、あまり器用そうな印象を受けないかもしれないですが、
こういうタイプの手の持ち主は、意外と手先は器用で、芸術家や写真家など、
創造性の高い仕事をされている方によく見られますよ(注2)」
(注2) 絵や書、オブジェだけでなく、写真の作品も多く残している。
手先は器用で、趣味のピアノの腕前はプロ級。
岡本「そうですか!芸術家として、やっていく自信が漲ってきました!」
高天「あぁ、でも・・・」
岡本「でも?」
高天「小指が曲がっている人、無意識のうちに指を曲げたポーズをとる人は、
比較的、子宝やお金、コミュニケーション能力が欠けている傾向にあるので、注意が必要です」
岡本「なんてことだ!
ちなみに、今サラッと子宝の話題が出ましたが、ボクは結婚できないんですか?」
高天「岡本さんの感情線は、先端が二股に分かれています。
一つは、人差し指と中指の間に向かうタイプ。
もう一つは、真っ直ぐ横に走って行くタイプになっていますね。
指の間に向かう感情線は、面倒見が良いことを表しています。
また、生命線の方にも注目すると、大きくカーブを描いていますよね。
バイタリティがあって、女性を飽きさせない魅力と気配りをお持ちのようです。
ズバリ女性にはモテるタイプといえるでしょう。
しかし、手の形と、横に走る感情線、さらに知能線までもが横に走っていることから、
内面は非常に堅実で、重要な決断については感情を挟み込まず、冷静さを失わない性格のようです。
デートをしている最中も、
“この女性は自分の人生にプラスとなるか?” を審査しているようなところがあり、
基本的には、割り切りながらの交際を繰り返すことになるでしょう。
しかし、「コレだ!」 というパートナー(注3)が見つかった場合には、
何としてでも自分のものにしようと、また彼女のために尽くそうと、必死にかつ合理的に動きます」
(注3) 37歳の時に、自ら主催する 「夜の会」 で出逢った平野敏子 (のちの岡本敏子) が事実上のパートナー。
岡本太郎の秘書をつとめる。のちに、太郎の養女となった
岡本「喜んでいいんだか悪いんだ、反応に困る診断ですね・・・。
先生、他に何か気を付けた方がいいことはありますか?」
高天「え~っと。あるにはあるのだけど。言ったら、ショックを受けちゃうかも・・・」
岡本「大丈夫です!教えてください。お願いします」
高天「わかりました。岡本さんに覚悟があるのでしたら、お伝えします。
左手の生命線に一部、途切れが見られます。
これは、30代半ばに心身ともに閉ざされる時期が、1~2年ほどあることを示しています。
身体面についても危惧される時期にあたるので、
この時期はとにかく危険な遊びや乗り物、危ない地域を避け、
心身共に自分を守ることを第一に過ごしましょう。(注4)
(注4) 31歳の時に、中国戦線に出征。
35歳の時に、終戦からの約半年間の中国・長安付近で俘虜として過ごす。
復員後、帰国し、戦火により青山の自宅にあった全ての作品を焼失したことを知る
岡本「・・・・・(聞かなければよかった)」
高天「ただし、ここを乗り切った1~2年後には、生命線から開運線 (=青い線)が出ているので、
30代後半にかけての期間に、精神的な目覚めや真の出会いが待っているでしょう。(注5)
(注5) 37歳の時に、「夜の会」 や 「アヴァンギャルド芸術研究会」を結成。多くの芸術家と親交を結ぶ。
岡本太郎芸術の根幹をなす対極主義も、30代後半に提唱。
閉ざされた空白の時期をくじけず送り、
ここから何を学ぶかで、今後の人生がより一層価値あるものに変わっていきます。
この期間の経験を糧に、今後の人生を逞しく生き抜いてくださいね」
岡本「先生!アドバイスありがとうございました!
途中までは、あまり良いことを言われないので、
頭が爆発しそうでしたが、最後の言葉で救われました!
これからは芸術を爆発させます!」
【告知】
11/23(金・祝)に 『高天麗舟先生と行く!仏像の手相鑑定ツアー』 が開催されます。
仏像の手相を鑑定するだけでなく、自分の手相も知ることが出来る一挙両得なツアーです。
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