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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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月曜美術館のこと

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アートファンのための会員制クラブ、アーチクラブ
その会報誌である 「arch」 (隔月刊発行) にて、『月曜美術館』 という連載を担当しています。




『月曜美術館』 は、本家 (?) の “日曜” のほうでは、
まず取り上げられないであろう、美術館のニッチなトピックを紹介する企画。
先日発刊された2018年10月号にて、めでたく連載20回目を迎えました!




それを記念して、今回は過去20回の連載をプレイバック。
「そうそう。こんなこと取り上げてたなァ」 と、自分自身で勝手に懐かしもうと思います (笑)


第1回 「♡虎子石な太田記念美術館」

記念すべき第一回のテーマは、
かつて太田記念美術館で販売されていた幻のミュージアムグッズ “虎子石ステッカー” について。

虎


このグッズが販売されるまでの知られざるドラマを紹介いたしました。
いずれ虎子石ピンバッチや虎子石ぬいぐるみ、
虎子石マスキングテープが作られるかも、と記事では締めくくっていますが。
昨年2017年に、虎子石マスキングテープが誕生しています。
まさかの予知能力!


第2回 「ウェルカムルームへいらっしゃい」

2014年に、東京都庭園美術館がリニューアルオープンした際に、
新たに本館に誕生したウェルカムルームを徹底的に掘り下げた回です。
ロッカールームのすぐ先にあるのですが、
展示室とは反対の方向にあるため、意外とスルーされがちなウェルカムルーム。
パーティー会場に入ったら、まずウェルカムドリンクを飲むように、
東京都庭園美術館に入ったら、まずウェルカムルームを覗きましょう、と提案させて頂きました。


第3回 「松岡美術館の㊙節約術」

裏話中の裏話。
松岡美術館の㊙節約術を暴露しました (もちろん館長さんの許可は取って)。
開館以来40年間、広告費を使ったことがない!
開館以来40年間、美術品の設置を業者に頼んだことがない!
驚きの事実の数々が明らかになりました。


第4回 「和菓子の美味しい美術館」

山種美術館のミュージアムカフェ 「Cafe椿」 で提供されるオリジナル和菓子を取り上げた回。
展覧会ごとに、出品作品をモチーフにした和菓子が5種類制作されているのですが。
その制作の裏側では、和菓子職人だけでなく、
館長や学芸員、スタッフが一丸となって、何度も試作を重ねているとのこと。
和菓子は甘いが、制作は甘くない。そんなお話。


第5回 「根津美術館の歩き方」

根津美術館の魅力の一つである日本庭園。
実は、1700㎡もあり、じっくり散策すると30分かかるほどの広さを有しています。
そんな根津美術館の日本庭園の魅力にマニアックに迫った回。




東武電鉄 (初代社長は根津嘉一郎) の線路の枕木が、
池の土止めに使われているというトリビアも披露しました。


第6回 「その幟、脱力につき」

板橋区立美術館


以前、このブログでも紹介した板橋区立美術館の幟がテーマの回。
(記事は、こちら→板橋区立美術館の幟芸!
記事では、不採用になった案も紹介しました。
意味不明と満場一致でボツになったという 『おじいちゃーん』 は、ジワジワきます。


第7回 「挑戦者たち オリエント急行を輸送せよ」

オリエント急行


箱根ラリック美術館で、現在はカフェとして利用されているオリエント急行。
チューリヒから箱根までの輸送には、壮絶なドラマがありました。
その顛末を 『プロジェクトX』 風に紹介。
涙なしには読めない回となりました。


第8回 「岡田美術館の斜め上を行く“おもてなし”」

足湯は、100%源泉かけ流し。
カフェで提供するおしるこや和パフェに使うあんこは、
東京の超一流料理人に特別に作ってもらい、お取り寄せ。
岡田美術館チョコレートは、専属ショコラティエが作成。
こだわりが過ぎる岡田美術館です。


第9回 「100円あったらセタビに行こう」

テーマは、展覧会会期中の毎土曜日に、
世田谷美術館で開催されている100円ワークショップ。
予約不要、ワンコインで楽しめるとあって大人気なのだとか。
このタイトルを、世田谷美術館の担当者さんが気に入ってくださって、
100円ワークショップの10年記念冊子のタイトルに採用して頂きました。


第10回 「水曜日の美熱女子」

2016年11月に、ツイッター上に突如現れた謎の三人組、
『美熱女子(@binetsujoshi_PR)』 を取り上げました。
メンバーは、「ときみ」「イチコ」「ブリジット」。
その正体は、東京国立近代美術館、三菱一号館美術館、ブリヂストン美術館の広報さんです。
この時は想像すらしていませんでしたが、
2020年にブリヂストン美術館は、アーティゾン美術館に改名するそうです。
どうなる、ブリジット?!


第11回 「座っていいとも!」

“椅子の美術館” の異名を持つ埼玉県立近代美術館の椅子事情がテーマ。
約70種類所蔵している名作椅子の中から、
広報さん (当時) に、オススメベスト3を選んでいただきました。
ちなみに、1位に選ばれたのは、リートフェルトの 《肘掛椅子「赤と青の椅子」》

《肘掛椅子「赤と青の椅子」》


第12回 「秘密のケンチクSHOW」

プレミアムフライデーが始まったということもあり、
渋谷区立松濤美術館で特別展開催中の毎週金曜18時から開催される建築ツアーをネタにしました。
あれから1年、プレミアムフライデーは、すっかり影が薄くなってしまいましたが。
渋谷区立松濤美術館の建築ツアーは、変わらずちゃんと開催されているようです。


第13回 「私を美術館に連れてって」

DIC川村記念美術館の送迎バスを深掘りした回。
送迎バスでの正しい過ごし方 (?) を伝授したり、
車体にラッピングされている所蔵作品を紹介したり。
ニッチなテーマを、精一杯掘ってみました。


第14回 「天野太郎という男」

この回では、元横浜美術館の学芸員で、
今は横浜市民ギャラリーあざみ野で学芸員をされている天野太郎氏をフィーチャー。
天野太郎氏は、アートテラーの誕生のきっかけを作った人物です。
アートテラーの父、いや、アートテラーの義父。


第15回 「トビカンの神様」

東京都美術館の1階にある 「佐藤慶太郎記念 アートラウンジ」 がテーマ。
どれだけ特別展が混雑していも、意外と空いている穴場スポットの秘密に迫りました。
この取材をきっかけに、「佐藤慶太郎記念 アートラウンジ」 がお気に入りスポットに。
今では、展覧会を観終わったら、必ず立ち寄って、のんびりしています。


第16回 「きれいなライティングは、好きですか」

この回で紹介したのは、パナソニック汐留ミュージアムで使用されている次世代照明。
取材時に、最新の美術館照明は、ここまで進化しているのかと普通に驚かされました。
この時ばかりは、普通に 『日曜美術館』 で取り上げればいいのに、と思ったほどです。
タイトルがお気に入り。


第17回 「そうだったのか!庭園倶楽部」

ワタリウム美術館を訪れるたびに、
エレベーター内に案内が貼ってある 『庭園倶楽部』 の案内が気になっていました。
そこで思い切って、取材してみることに。
現代アートと庭園。
一見すると何の関係もないようですが、実は意外な共通点があったのです。
何でも聞いてみるものですね。


第18回 「ダリとTシャツと私」

福島県にある諸橋近代美術館のオリジナルグッズ、
ダリTシャツ (通称:ダリT) にスポットを当てた回です。
ダリTは、毎年新作が作られ、毎年購入するという固定ファンがいるほどの人気グッズ。
取材を終えたときに、2018年最新コレクションを1枚プレゼント頂きました。
そのダリTを着た写真が誌面を飾ることに。




第19回 「君の英語名は。」

なぜ、上野の森美術館の英語名は、
『The Ueno Forest Museum』 ではなく、『The Ueno Royal Museum』 なのか。
長年の謎を解決するべく、取材を決行!
その結果、ロイヤルなファミリーとのやんごとなき関係が判明しました。


第20回 「ここでロケして。」

20回記念ということで、満を持して、
日本の美の殿堂・東京国立博物館にご登場頂きました。
取り上げたテーマは、トーハクのロケ地事情。
実はロケ地として大人気で、これまでに 『半沢直樹』 や、
『アンナチュラル』、『GANTZ』 など数多くのドラマや映画の撮影に使われています。
ちなみに、昨年度のロケ地としての受付回数は、なんと336件だったそうです!
(『日曜美術館』 や 『芸術新潮』 など、取材での撮影は除く)



さてさて、12月発行の第21回では、
六本木のあの美術館の隠れた人気スポットをフィーチャーしてみました。
他にも、取り上げていない美術館の秘蔵ネタがまだまだあるので、小出しにしていこうと思います。
もし、「arch」 を手に取る機会がありましたら、お目通し頂けましたら幸いです。




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