ルイ・ヴィトン表参道ビルの7階にあるエスパス ルイ・ヴィトン東京で、
現在開催されているのは、“Pénétrable BBL Bleu” という展覧会 (?) です。
いや、正しくは、展覧会といいますか、
会場には、パリにあるフォンダシオン ルイ・ヴィトンの所蔵作品のうち1点があるのみ。
実にシンプルな展示です。
展示されているのは、ベネズエラ出身でパリで活躍したアーティスト、
ヘスス・ラファエル・ソト (1923~2005) によるインスタレーション作品 《Pénétrable BBL Bleu》 。
上から吊り下げられているのは、無数のビラビラ。
青いスター錦野旦といった感じです。
ガラス面から差し込む光によって、美しく見えることは見えますが。
あまりにシンプルすぎて、「・・・・・・・・で?」 という感想は否めません。
さてさて、ヘスス・ラファエル・ソトは、美術界においては、
キネティック彫刻 (作品そのものが動く、または、動いているように見える彫刻) で一世を風靡したアーティストです。
実は、こちらの 《Pénétrable BBL Bleu》 は、その代表的なシリーズの一つ。
「・・・・・・・・で?」 と思って、即帰ってしまうのではなく、
周囲をぐるぐる歩きながら、もうしばらく作品を見つめ続けてみましょう。
すると、自分が動くことで風が起こり、青いビラビラがそよそよと動きます。
その光景はまるで水面のよう。
シンプルながら、なんとも美しく、いつまでも見ていられます。
また作品タイトルの 「Pénétrable」 は、「透入できる」「貫通できる」 の意。
その言葉通り、作品の中に入ることも可能となっています。
青いビラビラの正体は、ポリ塩化ビニル。
ややくっつきやすい素材なのでしょうか。
内部のところどころに、だまみたいなのが出来上がっていました。
そんなポリ塩化ビニルは、繊維とは違うので、
当然、歩くたびに顔や体にペチペチ当たります。
その感触を何度も味わっているうちに、
“そう言えば、昔、親戚の家や友達の家に行った時に、
こういう感じの素材のスダレが、部屋の入り口にあったよなァ”
ということが頭をよぎりました。
まさかルイ・ヴィトン表参道で、昭和レトロを感じるだなんて。
意外過ぎる展開でした。
ところで、現在、表参道では、没入型のインスタレーション作品がトレンドな模様。
エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示と違い、12月16日までと日程は短いですが、
スパイラルでは、“CITIZEN "We Celebrate Time" 100周年展” が開催されています。
もちろん、建築家の田根剛氏とシチズンがコラボし、
世界が絶賛したあのインスタレーション作品の最新バージョンも公開中。
ちなみに、宙にキラキラ漂っているのは、金貨ではなく、腕時計の基盤です。
スロットのコインに見えたら要注意。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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現在開催されているのは、“Pénétrable BBL Bleu” という展覧会 (?) です。
いや、正しくは、展覧会といいますか、
会場には、パリにあるフォンダシオン ルイ・ヴィトンの所蔵作品のうち1点があるのみ。
実にシンプルな展示です。
展示されているのは、ベネズエラ出身でパリで活躍したアーティスト、
ヘスス・ラファエル・ソト (1923~2005) によるインスタレーション作品 《Pénétrable BBL Bleu》 。
上から吊り下げられているのは、無数のビラビラ。
青いスター錦野旦といった感じです。
ガラス面から差し込む光によって、美しく見えることは見えますが。
あまりにシンプルすぎて、「・・・・・・・・で?」 という感想は否めません。
さてさて、ヘスス・ラファエル・ソトは、美術界においては、
キネティック彫刻 (作品そのものが動く、または、動いているように見える彫刻) で一世を風靡したアーティストです。
実は、こちらの 《Pénétrable BBL Bleu》 は、その代表的なシリーズの一つ。
「・・・・・・・・で?」 と思って、即帰ってしまうのではなく、
周囲をぐるぐる歩きながら、もうしばらく作品を見つめ続けてみましょう。
すると、自分が動くことで風が起こり、青いビラビラがそよそよと動きます。
その光景はまるで水面のよう。
シンプルながら、なんとも美しく、いつまでも見ていられます。
また作品タイトルの 「Pénétrable」 は、「透入できる」「貫通できる」 の意。
その言葉通り、作品の中に入ることも可能となっています。
青いビラビラの正体は、ポリ塩化ビニル。
ややくっつきやすい素材なのでしょうか。
内部のところどころに、だまみたいなのが出来上がっていました。
そんなポリ塩化ビニルは、繊維とは違うので、
当然、歩くたびに顔や体にペチペチ当たります。
その感触を何度も味わっているうちに、
“そう言えば、昔、親戚の家や友達の家に行った時に、
こういう感じの素材のスダレが、部屋の入り口にあったよなァ”
ということが頭をよぎりました。
まさかルイ・ヴィトン表参道で、昭和レトロを感じるだなんて。
意外過ぎる展開でした。
ところで、現在、表参道では、没入型のインスタレーション作品がトレンドな模様。
エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示と違い、12月16日までと日程は短いですが、
スパイラルでは、“CITIZEN "We Celebrate Time" 100周年展” が開催されています。
もちろん、建築家の田根剛氏とシチズンがコラボし、
世界が絶賛したあのインスタレーション作品の最新バージョンも公開中。
ちなみに、宙にキラキラ漂っているのは、金貨ではなく、腕時計の基盤です。
スロットのコインに見えたら要注意。
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