現在、ホキ美術館で開催されているのは、“人・ひと・人 -人って面白い-” という展覧会。
こちらは、ホキ美術館コレクション約480点の中で、
最も多くを占める人物画にスポットを当てた展覧会で、
老若男女の写実画家が描いた老若男女の作品が一堂に会しています。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
五味文彦さんの 《YOUKO Ⅳ》 や、
五味文彦 《YOUKO Ⅳ》 2017年
島村信之さんによる 《保木館長》 といった、
島村信之 《保木館長》 2011年
お馴染みの作品ももちろん出展されていますが。
写実絵画界の “今” がわかるホキ美術館ゆえに、
完成仕立てホヤホヤの写実画家たちの最新作、新所蔵品の数々も公開されています。
まずは、天皇皇后両陛下の肖像画を完成させたことでも話題の野田弘志さん、
そのライフワークともいうべき、『崇高なるもの』 シリーズ最新作がお披露目。
これまで、縦2m、横1.5mのキャンバスに、
谷川俊太郎さんや野依良治さんといった人物を直立した姿で描いてきたシリーズですが。
最新作の7作目では初めて、着席のポーズが採用されています。
野田弘志 《「崇高なるもの」OP.7》 2018年
モデルを務めているのは、イヴリー・ギトリス。
御年96歳のイスラエルの国際的ヴァイオリニストです。
そんな崇高なる人物が、キャスター付きの簡素な椅子に座っているので、ややビックリ (笑)
もっとフカフカの椅子は無かったのでしょうか。
いや、でも、全体をグレーのトーンで統一するには、この椅子がベターだったのかもしれませんね。
何よりも印象的だったのは、その大きな手。
芸術的な演奏してきたギトリスの手は、
いわば彼にとってのもう一つの顔とでもいうべき存在なのでしょう。
実際の顔以上に、表情豊かに描かれていた印象を受けました。
細密描写では右に出る者はいないと言われる石黒賢一郎さん。
彼が最近取り組んでいるのは、「Injection Device」 シリーズです。
こちらは、2047年に起きたウィルステロの戦争を生き抜く科学者と、
その娘で首にインジェクションデバイスを装着したユウキの物語のワンシーンが描かれます。
ちなみに、その物語は、石黒さんが考えたオリジナルストーリー。
本人はいたって真面目で、ゆくゆくはアニメ化したいという野望を抱いています。
今回の展覧会には、その最新作である 《INJECTION DEVICE 使用方法》 が出展中。
石黒賢一郎 《INJECTION DEVICE 使用方法》 2018年
シリーズ2年目にして、ようやくインジェクションデバイスの使用方法が判明しました。
少女ユウキは、異形化した人々や独裁国家の戦闘兵器から人類を守る戦いに挑むそうなのですが。
それらのシーンが登場するのは、一体どれくらい先のことやら。
『HUNTER×HUNTER』 以上に、その続きを気長に待ちたいと思います。
ちなみに、ユウキは石黒さんの実の娘、科学者は石黒さん本人がモデルとなっています。
異形化した人々のモデルを誰が務めるのか。
とても気になります。
まだ決まっていないようでしたら、立候補します (笑)
また、漫才界でも新世代の芸人が台頭している今日この頃ですが、
写実絵画界でも、新世代の写実画家がメキメキと頭角を現しています。
その筆頭が、SNSやテレビで今話題沸騰中の三重野慶さん。
こちらの 《言葉にする前のそのまま》 という作品を、
ネットやテレビで目にした人は多いのではないでしょうか。
そんな三重野さんの最新作が、《ひかりのはなし》 という作品です。
三重野慶 《ひかりのはなし》 2018年
館内にいるのに、思わず 「眩しっ!」 と目を細めてしまったくらいに、光の表現がパーフェクト!
日差しを浴びたキューティクルの感じが、
あまりにもリアルなので、ついつい見惚れてしまいました。
また、モデル本人が知ったら確実にドン引きされるでしょうが。
歯茎の表現がリアルすぎて、近づいてガン見してしまいました。
こんなにも歯茎に注目したのは、初めての鑑賞体験です。
そんな今売れっ子の三重野慶と、
実は、2年前に少しだけ絡んだことがありました。
(当該シーンは、6:36頃)
絶対に信じてもらえないでしょうが、
トークを交わした雰囲気から、この時から、三重野さんは絶対ブレイクすると確信していました。
いや、本当に。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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こちらは、ホキ美術館コレクション約480点の中で、
最も多くを占める人物画にスポットを当てた展覧会で、
老若男女の写実画家が描いた老若男女の作品が一堂に会しています。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
五味文彦さんの 《YOUKO Ⅳ》 や、
五味文彦 《YOUKO Ⅳ》 2017年
島村信之さんによる 《保木館長》 といった、
島村信之 《保木館長》 2011年
お馴染みの作品ももちろん出展されていますが。
写実絵画界の “今” がわかるホキ美術館ゆえに、
完成仕立てホヤホヤの写実画家たちの最新作、新所蔵品の数々も公開されています。
まずは、天皇皇后両陛下の肖像画を完成させたことでも話題の野田弘志さん、
そのライフワークともいうべき、『崇高なるもの』 シリーズ最新作がお披露目。
これまで、縦2m、横1.5mのキャンバスに、
谷川俊太郎さんや野依良治さんといった人物を直立した姿で描いてきたシリーズですが。
最新作の7作目では初めて、着席のポーズが採用されています。
野田弘志 《「崇高なるもの」OP.7》 2018年
モデルを務めているのは、イヴリー・ギトリス。
御年96歳のイスラエルの国際的ヴァイオリニストです。
そんな崇高なる人物が、キャスター付きの簡素な椅子に座っているので、ややビックリ (笑)
もっとフカフカの椅子は無かったのでしょうか。
いや、でも、全体をグレーのトーンで統一するには、この椅子がベターだったのかもしれませんね。
何よりも印象的だったのは、その大きな手。
芸術的な演奏してきたギトリスの手は、
いわば彼にとってのもう一つの顔とでもいうべき存在なのでしょう。
実際の顔以上に、表情豊かに描かれていた印象を受けました。
細密描写では右に出る者はいないと言われる石黒賢一郎さん。
彼が最近取り組んでいるのは、「Injection Device」 シリーズです。
こちらは、2047年に起きたウィルステロの戦争を生き抜く科学者と、
その娘で首にインジェクションデバイスを装着したユウキの物語のワンシーンが描かれます。
ちなみに、その物語は、石黒さんが考えたオリジナルストーリー。
本人はいたって真面目で、ゆくゆくはアニメ化したいという野望を抱いています。
今回の展覧会には、その最新作である 《INJECTION DEVICE 使用方法》 が出展中。
石黒賢一郎 《INJECTION DEVICE 使用方法》 2018年
シリーズ2年目にして、ようやくインジェクションデバイスの使用方法が判明しました。
少女ユウキは、異形化した人々や独裁国家の戦闘兵器から人類を守る戦いに挑むそうなのですが。
それらのシーンが登場するのは、一体どれくらい先のことやら。
『HUNTER×HUNTER』 以上に、その続きを気長に待ちたいと思います。
ちなみに、ユウキは石黒さんの実の娘、科学者は石黒さん本人がモデルとなっています。
異形化した人々のモデルを誰が務めるのか。
とても気になります。
まだ決まっていないようでしたら、立候補します (笑)
また、漫才界でも新世代の芸人が台頭している今日この頃ですが、
写実絵画界でも、新世代の写実画家がメキメキと頭角を現しています。
その筆頭が、SNSやテレビで今話題沸騰中の三重野慶さん。
こちらの 《言葉にする前のそのまま》 という作品を、
ネットやテレビで目にした人は多いのではないでしょうか。
そんな三重野さんの最新作が、《ひかりのはなし》 という作品です。
三重野慶 《ひかりのはなし》 2018年
館内にいるのに、思わず 「眩しっ!」 と目を細めてしまったくらいに、光の表現がパーフェクト!
日差しを浴びたキューティクルの感じが、
あまりにもリアルなので、ついつい見惚れてしまいました。
また、モデル本人が知ったら確実にドン引きされるでしょうが。
歯茎の表現がリアルすぎて、近づいてガン見してしまいました。
こんなにも歯茎に注目したのは、初めての鑑賞体験です。
そんな今売れっ子の三重野慶と、
実は、2年前に少しだけ絡んだことがありました。
(当該シーンは、6:36頃)
絶対に信じてもらえないでしょうが、
トークを交わした雰囲気から、この時から、三重野さんは絶対ブレイクすると確信していました。
いや、本当に。
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