美術の世界には、奇跡を起こしたヒーローが数多く存在する。
もしも、そんな彼らにヒーローインタビューを行ったなら・・・?
インタビュアー (以下:イ) 「放送席、放送席。
こちらには、マルガリタさんにお越し頂いております」
マルガリタ (以下:マ) 「マルガリタです。どうぞよろしくお願いいたします」
フランシスコ・デ・スルバラン 《聖マルガリタ》
イ「僕も長いこと、こちらでヒーローインタビューを担当していますけど、
女性で奇跡を起こされた方をインタビューするのは初めてなので、ドキドキしております!」
マ「私もちゃんとインタビューに答えられるかドキドキしています」
イ「あの、いきなりでなんですけれども、お綺麗ですよね」
マ「えっ?そうですか?」
イ「いやぁ、お綺麗ですよ!絶対モテますよね?」
マ「・・・・・そ、そんなことないですよ」
イ「あっ、今少し考えましたよね?やっぱりモテるんですよね」
マ「15歳の時の話ですよ。とある総督さんからプロポーズされたんです」
イ「セレブじゃないですか!それはおめでとうございます」
マ「いえいえ、違うんです。私、熱心なキリスト教徒なんですけど、
その総督さんが、『キリスト教は棄てなさい』 と仰るので、丁重にお断りしたんです」
イ「そうだったのですか。で、そのお相手は、そのまま引き下がってくれたのですか?」
マ「それが、私がお断りしたのが気に障ったらしく、牢屋に閉じ込められてしまったのです」
イ「うわっ。マルガリタさんをそんな目に合わせるなんて、最低の男ですね。
僕がその場にいたら、すぐに救出してあげられたのに!」
マ「まぁ!インタビュアーさん、優しいんですね」
イ「それほどでもないですよ。アハハ・・・・・で、その後どうなったんです?」
マ「牢の中に竜が現れたんです」
イ「急展開!」
マ「ビックリですよね。思わず、「キャッ!」 と飛びのいてしまいました」
イ「いや、「キャッ!」 っていうレベルではないですよね。普通。
というか、今気が付きましたが、マルガリタさんの背後に竜がいますよ!!
“志村~!うしろ、うしろ~!” みたいな感じになっていますけど」
マ「あら、本当ですね。でも、大丈夫ですよ」
イ「大丈夫?」
マ「牢の中に現れた竜に丸呑みされた時も、大丈夫でしたから」
イ「え~~っっ!丸呑みされたんですか!!」
マ「竜に丸呑みはされたんですけど、
手に持っていた十字架にお祈りしたら、お腹からちゃんと出てこられたんです」
ラファエロ・サンティ 《聖マルガリタ》
イ「スゴっ!!」
マ「あれ?お腹でなくて、背中からだったかしら?」
作者不詳 《聖マルガリタとドラゴン》
イ「いや、そこはどっちでもいいですけど
確認ですけれど、一度丸呑みされたんですよね?
着ぐるみを着てたとか、そういうわけではないですよね?」
マ「そんな・・・信じてくださらないのですね・・・」
イ「あっ、そうではないです!もちろん信じます!申し訳ありません。
ただ、あまりにスゴい奇跡なので、受け止めきれなかったのです。
で、そのあと、竜はどうなったんですか?」
マ「実は、この竜はサタンが変身したものだったんですね。
それで、竜は元のサタンの姿に戻ったんです」
イ「竜も怖いですけれど、サタンでも十分怖いですよね。
ビックリしませんでした?」
マ「竜に変身して丸呑みするなんて、ヒドイじゃないですか。
だから、私、ハンマーでちょっと懲らしめちゃいました♪」
イ「・・・・・・・・懲らしめたって。全然 “ちょっと” ってレベルじゃない気がするんですけど」
マ「何か言いました??」
イ「あ、いえ、何も言ってないです!
改めて、竜のお腹から無傷で出てこられるなんてスゴい奇跡だなぁと」
マ「あぁ、そうなんです。
その奇跡にちなんで、私マルガリタって、安産の守護聖人として信仰されているんですよ」
イ「・・・・・安産??どちらかと言えば、産む側でなく産まれた側なのに?」
マ「何か言いました??」
イ「何も言ってないです!!
えっ?あっ??何でハンマー持ってるんですか (汗)
とりあえずそのハンマーをおろしてくださいよ!一旦、放送席さんにお返しします!」
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
もしも、そんな彼らにヒーローインタビューを行ったなら・・・?
インタビュアー (以下:イ) 「放送席、放送席。
こちらには、マルガリタさんにお越し頂いております」
マルガリタ (以下:マ) 「マルガリタです。どうぞよろしくお願いいたします」
フランシスコ・デ・スルバラン 《聖マルガリタ》
イ「僕も長いこと、こちらでヒーローインタビューを担当していますけど、
女性で奇跡を起こされた方をインタビューするのは初めてなので、ドキドキしております!」
マ「私もちゃんとインタビューに答えられるかドキドキしています」
イ「あの、いきなりでなんですけれども、お綺麗ですよね」
マ「えっ?そうですか?」
イ「いやぁ、お綺麗ですよ!絶対モテますよね?」
マ「・・・・・そ、そんなことないですよ」
イ「あっ、今少し考えましたよね?やっぱりモテるんですよね」
マ「15歳の時の話ですよ。とある総督さんからプロポーズされたんです」
イ「セレブじゃないですか!それはおめでとうございます」
マ「いえいえ、違うんです。私、熱心なキリスト教徒なんですけど、
その総督さんが、『キリスト教は棄てなさい』 と仰るので、丁重にお断りしたんです」
イ「そうだったのですか。で、そのお相手は、そのまま引き下がってくれたのですか?」
マ「それが、私がお断りしたのが気に障ったらしく、牢屋に閉じ込められてしまったのです」
イ「うわっ。マルガリタさんをそんな目に合わせるなんて、最低の男ですね。
僕がその場にいたら、すぐに救出してあげられたのに!」
マ「まぁ!インタビュアーさん、優しいんですね」
イ「それほどでもないですよ。アハハ・・・・・で、その後どうなったんです?」
マ「牢の中に竜が現れたんです」
イ「急展開!」
マ「ビックリですよね。思わず、「キャッ!」 と飛びのいてしまいました」
イ「いや、「キャッ!」 っていうレベルではないですよね。普通。
というか、今気が付きましたが、マルガリタさんの背後に竜がいますよ!!
“志村~!うしろ、うしろ~!” みたいな感じになっていますけど」
マ「あら、本当ですね。でも、大丈夫ですよ」
イ「大丈夫?」
マ「牢の中に現れた竜に丸呑みされた時も、大丈夫でしたから」
イ「え~~っっ!丸呑みされたんですか!!」
マ「竜に丸呑みはされたんですけど、
手に持っていた十字架にお祈りしたら、お腹からちゃんと出てこられたんです」
ラファエロ・サンティ 《聖マルガリタ》
イ「スゴっ!!」
マ「あれ?お腹でなくて、背中からだったかしら?」
作者不詳 《聖マルガリタとドラゴン》
イ「いや、そこはどっちでもいいですけど
確認ですけれど、一度丸呑みされたんですよね?
着ぐるみを着てたとか、そういうわけではないですよね?」
マ「そんな・・・信じてくださらないのですね・・・」
イ「あっ、そうではないです!もちろん信じます!申し訳ありません。
ただ、あまりにスゴい奇跡なので、受け止めきれなかったのです。
で、そのあと、竜はどうなったんですか?」
マ「実は、この竜はサタンが変身したものだったんですね。
それで、竜は元のサタンの姿に戻ったんです」
イ「竜も怖いですけれど、サタンでも十分怖いですよね。
ビックリしませんでした?」
マ「竜に変身して丸呑みするなんて、ヒドイじゃないですか。
だから、私、ハンマーでちょっと懲らしめちゃいました♪」
イ「・・・・・・・・懲らしめたって。全然 “ちょっと” ってレベルじゃない気がするんですけど」
マ「何か言いました??」
イ「あ、いえ、何も言ってないです!
改めて、竜のお腹から無傷で出てこられるなんてスゴい奇跡だなぁと」
マ「あぁ、そうなんです。
その奇跡にちなんで、私マルガリタって、安産の守護聖人として信仰されているんですよ」
イ「・・・・・安産??どちらかと言えば、産む側でなく産まれた側なのに?」
マ「何か言いました??」
イ「何も言ってないです!!
えっ?あっ??何でハンマー持ってるんですか (汗)
とりあえずそのハンマーをおろしてくださいよ!一旦、放送席さんにお返しします!」
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!