国営昭和記念公園内にある花みどり文化センターにやってきました。
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こちらのギャラリー1で、現在開催されているのは、
“群馬直美展 ネギの一生と葉っぱたちの一年” という展覧会。
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30数年以上一貫して、葉っぱを描き続けているという、
「洋画家」 ならぬ 「葉画家」 の群馬直美さんの最新個展です。
「葉画家」 を自称するだけに、葉っぱの描写は並々ならぬものがあり、
葉脈はもちろん、虫食い穴、産毛の1本1本に至るまで、原寸大で克明に描き写しています。
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作品によっては、描き終えるまでに数か月以上かかることも珍しくないとのこと。
おそらく、作品が完成する前に、
葉っぱのほうが、その寿命を迎えてしまうことでしょう。
ちなみに、作品は、油彩でも水彩でもなく、
古代ヨーロッパから使われているテンペラという伝統的な画法で描かれています。
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顔料がキラキラとしているため、光の反射によって宝石のように輝きます。
まるで、太陽光を浴びて、葉っぱが光合成をしているかのよう。
是非、いろんな角度からご鑑賞くださいませ。
さてさて、今回の展覧会のメインとなるのは、
群馬生まれの群馬さんが群馬名物・下仁田ネギの一生を描いた連作 《伝統農法 下仁田ネギ》 。
作品数こそ5点ですが、完成までに、なんと3年の月日を費やしたという力作です。
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まず1作目は、《2月の苗床ネギ・4月の仮植えネギ・7月の植え替えネギ》。
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左から右へ、ネギが成長していきます。
いわば、ネギの青春期 (←?)。
大きくなるだけでなく、葉っぱの色が濃くなっているのも見て取れます。
まさに、“思春期に少年から大人に変わる” ところなのでしょう。
続いて、《12月の収穫ネギ》。
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緑の色が濃い!
ネギの葉っぱの色を、マジマジと観察したことはなかったですが。
こんなにも深みを湛えた色だったとは!
もはや食べないで鑑賞用として飾りたいレベルの美しさでした。
その2か月後、旬を過ぎた頃のネギの姿を描いたのが、 《2月の枯れ葉ネギ》。
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見た目、まったく美味しくなさそうですが、
実は、この時期の下仁田ネギが甘みがのって一番美味しいのだそうですφ(.. )
絵のどの部分をクローズアップしても、その細密な描写に驚かされますが。
特に目を見張ったのが、薄皮の表現。
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下仁田ネギのこの部分を、ここまで細密に描こうと思う画家、
そして描き切った画家は、後にも先にも群馬直美さんくらいなものでしょう。
と、群馬直美さんの葉画家人生に想いを馳せてしまいましたが、ネギの一生に戻りまして。
4点目は、《4月のネギの花》 です。
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この時期の緑色の部分は、非常にデリケートで、
ちょっと手に触れただけでも痕がついてしまうとのこと。
このネギについている痕は、群馬さんと農家さんが触れた手の痕なのだそうです。
そこまで描くのですね。
そして、ラストを飾るのは、額縁も一際立派な 《6月の種取り用のネギ坊主》。
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トリを飾るだけあって、もはや風格や貫禄のようなものすら感じました。
あの小さな2月の苗床ネギが、これほどまでに立派に育って―。
朝ドラを1シーズン観たくらいの充足感がありました。
正直なところ、実物を観るまでは、
“まぁ、ネギの絵があるだけの展覧会でしょ”
と、あまり期待していなかったのですが。
まさか、下仁田ネギの一生に、ここまで心を震わされるとは?!
想定外の感動でした。
![星]()
とりあえず、今夜のメニューは、下仁田ネギに決定です。
ちなみに。
個人的には、茄子が好きなので、《ナスの一年》 にも目が釘付け。
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特に、《7月のナス》 の美しさにノックアウトさせられました。
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ナスも忘れずに買って帰らないと。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!

こちらのギャラリー1で、現在開催されているのは、
“群馬直美展 ネギの一生と葉っぱたちの一年” という展覧会。


30数年以上一貫して、葉っぱを描き続けているという、
「洋画家」 ならぬ 「葉画家」 の群馬直美さんの最新個展です。
「葉画家」 を自称するだけに、葉っぱの描写は並々ならぬものがあり、
葉脈はもちろん、虫食い穴、産毛の1本1本に至るまで、原寸大で克明に描き写しています。

作品によっては、描き終えるまでに数か月以上かかることも珍しくないとのこと。
おそらく、作品が完成する前に、
葉っぱのほうが、その寿命を迎えてしまうことでしょう。
ちなみに、作品は、油彩でも水彩でもなく、
古代ヨーロッパから使われているテンペラという伝統的な画法で描かれています。


顔料がキラキラとしているため、光の反射によって宝石のように輝きます。
まるで、太陽光を浴びて、葉っぱが光合成をしているかのよう。
是非、いろんな角度からご鑑賞くださいませ。
さてさて、今回の展覧会のメインとなるのは、
群馬生まれの群馬さんが群馬名物・下仁田ネギの一生を描いた連作 《伝統農法 下仁田ネギ》 。
作品数こそ5点ですが、完成までに、なんと3年の月日を費やしたという力作です。

まず1作目は、《2月の苗床ネギ・4月の仮植えネギ・7月の植え替えネギ》。

左から右へ、ネギが成長していきます。
いわば、ネギの青春期 (←?)。
大きくなるだけでなく、葉っぱの色が濃くなっているのも見て取れます。
まさに、“思春期に少年から大人に変わる” ところなのでしょう。
続いて、《12月の収穫ネギ》。

緑の色が濃い!
ネギの葉っぱの色を、マジマジと観察したことはなかったですが。
こんなにも深みを湛えた色だったとは!
もはや食べないで鑑賞用として飾りたいレベルの美しさでした。
その2か月後、旬を過ぎた頃のネギの姿を描いたのが、 《2月の枯れ葉ネギ》。

見た目、まったく美味しくなさそうですが、
実は、この時期の下仁田ネギが甘みがのって一番美味しいのだそうですφ(.. )
絵のどの部分をクローズアップしても、その細密な描写に驚かされますが。
特に目を見張ったのが、薄皮の表現。

下仁田ネギのこの部分を、ここまで細密に描こうと思う画家、
そして描き切った画家は、後にも先にも群馬直美さんくらいなものでしょう。
と、群馬直美さんの葉画家人生に想いを馳せてしまいましたが、ネギの一生に戻りまして。
4点目は、《4月のネギの花》 です。


この時期の緑色の部分は、非常にデリケートで、
ちょっと手に触れただけでも痕がついてしまうとのこと。
このネギについている痕は、群馬さんと農家さんが触れた手の痕なのだそうです。
そこまで描くのですね。
そして、ラストを飾るのは、額縁も一際立派な 《6月の種取り用のネギ坊主》。


トリを飾るだけあって、もはや風格や貫禄のようなものすら感じました。
あの小さな2月の苗床ネギが、これほどまでに立派に育って―。
朝ドラを1シーズン観たくらいの充足感がありました。
正直なところ、実物を観るまでは、
“まぁ、ネギの絵があるだけの展覧会でしょ”
と、あまり期待していなかったのですが。
まさか、下仁田ネギの一生に、ここまで心を震わされるとは?!
想定外の感動でした。

とりあえず、今夜のメニューは、下仁田ネギに決定です。
ちなみに。
個人的には、茄子が好きなので、《ナスの一年》 にも目が釘付け。


特に、《7月のナス》 の美しさにノックアウトさせられました。


ナスも忘れずに買って帰らないと。
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