本日1月27日は、本来であれば、
アートテラー・とに~初となるアート関係なしの単独トークショーを開催する予定でした。
・・・が、想定していたよりも参加希望者が振るわず、
予定していた会場では、空席が目立ってしまうため、やむなく中止に。
参加を楽しみにしてくださっていた皆さま、
ジュリーばりの僕の意地に付き合わせてしまって、大変申し訳ありませんでした。
いつか需要が高まり、機会があったならば、その際はトークショーの舞台に挑む所存です。
さてさて、トークショーは中止となったものの、ネタはほぼ完成済。
このままボツにするのは、さすがにもったいないので、
今日は特別に、そのうちの1つを、こちらで発表したいと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今でこそ、おかげさまでアートテラー活動一本で、一応の生活はできていますが、
数年前までは、コンビニの夜勤のバイトをしながら、アートテラー活動を続けていました。
高校時代も大学時代も一部、コンビニバイトをしていたので、
コンビニでのバイト歴は、トータルで8、9年になるでしょうか。
そんな長いコンビニバイト歴の中で、僕がひそかに楽しみにしていたのが、
納品された “お~いお茶” のパッケージに記載された俳句をチェックすること。
風流な俳句、無難にまとまった俳句に交じって、
まれに、「おーい!」 とツッコみたくなる俳句が掲載されているのです。
今回は、そんな珠玉の “お~いお茶” の俳句の数々をご紹介いたします。
「梟が きずついたのは 俺のせい」 (17歳・男)
ハードボイルドな味わいの句です。
17歳にして、とんでもない十字架を背負ってしまいましたね。
具体的に、何をしたのかは見当はつきませんが、
「君だけのせいじゃないよ」 と声をかけてあげたいものです。
「ホタルより 君の輝き 見たかった」 (13歳・男)
「ホタル、綺麗だね♪」 とはしゃぐ君。
その言葉に、「うん。そうだね」 と返すボク。
そして、続けて 「あっ、でも、ホタルよりも、君の方が輝いてるよ」 と一言。
きっとそんなシチュエーションなのでしょう。
何よりも末恐ろしいのは、この俳句を13歳の少年が作ったという事実。
「干しいもを ほおばった父が ねろという」 (11歳・男)
想像してみたのですが、いまいち情景がよくわかりません。
この家では、わりかしポピュラーな情景なのでしょうか。
はたまた、この時、たまたま干しいもを口にしていただけなのでしょうか。
とりあえず、父には干し芋を飲み込んでから、言っていただきたい。
くちゃくちゃ言われては、気になって眠れないです。
「ほくろから 毛がはえてるよ お父さん」 (15歳・女)
最近の父と娘は、直接会話せず、
メールやラインでやり取りするだけ、という話は聞いたことがありますが。
まさかまさかの 「お~いお茶」 を通じての会話。
いや、その場で教えてやれよ!
「お~いお茶」には、本名も掲載されています。
この俳句を見つけたときのお父さんの心情を考えると、胸が痛みます。
「いつからか あだ名が鯖に なっていた」 (15歳・女)
「えっ、どういうこと?!」
この句を読んだ人全員が、そう思ったはず。
ただ、当の本人にも覚えがないようです。
しかし、何でまた、鯖?
顔が鯖似なのか?もしくは、鯖のようなニオイがしているのか?
何はともあれ、イジメ的なものでないことを祈るのみです。
「犬掻きで 追いかけてくる 波に勝ち」 (36歳・女)
お子様の俳句でしたら、特に感慨深い句でもなんでもないのですが。
36歳という妙齢の女性が詠んだということころに、趣がある句です。
波から逃げるのに、犬掻きって!
でも、波に勝ったわけですから、驚異的なスピードです。
「傷口は いつも見てから 痛くなる」 (15歳・女)
あっ、確かに!
・・・と、思わず膝を打ってしまいましたが、
冷静に考えたら、これは俳句ではありません。あるあるネタです。
同様のテイストで、『魚の絵 いつも左が 顔になる』 (12歳・女) という句もありました。
どちらもつぶやきシローのネタにありそうな感じです。
「傷口って、いつも見てから痛くなるよね。あれ、何でなんだろうね?不思議だよね。
あっ、不思議といえば、魚の絵を描くと、いつも左が顔になっちゃうよね」
「理科の時間 あなたとわたし 化学反応」 (16歳・女)
声に出して読んでみると、
「化学反応」 という部分が字余りなため、なんか気持ちが悪いです。
そこで、読み方を 『かがくはんのう』 ではなく、『ケミストリー』 に変えてみましょう。
グッとゴロがよくなりますね。
「試験中 なんだか気になる 視線」 (17歳・男)
こちらの句も、声に出して読んでみると、非常に気持ちが悪いですね。
「視線」 は3文字。字足らずにもほどがあります。
そこで、読み方を 『アイビーム』 に変えてみましょう。
グッとゴロがよくなりますね。
「おどろいた?私は携帯 持ってない」 (16歳・女)
いや、知らねーよ!
いきなり何のカミングアウトだよ!
五・七・五で言うことかよ!!
(↑興奮しすぎて、口調がバイきんぐの小峠みたくなってしまいました)
「観覧車 一人背広が 乗っている」 (18歳・男)
乗っててもいいだろ!
サラリーマンだって、サボりたい時くらいあるだろ!
そもそも、背広って呼び方やめろよ!!
(↑興奮しすぎて、再び口調がバイきんぐの小峠みたくなってしまいました)
「通学路 最近見ないな おばあちゃん」 (12歳・女)
子どもは、ときに思ったことを素直に口にして、大人を困惑させるものです。
おそらくご近所さんたちも、
「最近、あそこのおばあちゃん見ないわね~」 と思っていたことでしょう。
でも、大人は、わざわざ口にはしません。
なぜなら、最悪の事態も、頭をよぎっているから。
そんなことにはお構いなく、俳句にしてしまう純粋な子どもも子どもなら、
世の中のおばあちゃんが飲むであろう “お~いお茶” に、この句を掲載した伊藤園も伊藤園です。
おばあちゃんの行方を知ってる方、情報お待ちしています。
皆さまが 気に入った句は ありました?
楽しんで 頂けたなら 光栄です。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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アートテラー・とに~初となるアート関係なしの単独トークショーを開催する予定でした。
・・・が、想定していたよりも参加希望者が振るわず、
予定していた会場では、空席が目立ってしまうため、やむなく中止に。
参加を楽しみにしてくださっていた皆さま、
ジュリーばりの僕の意地に付き合わせてしまって、大変申し訳ありませんでした。
いつか需要が高まり、機会があったならば、その際はトークショーの舞台に挑む所存です。
さてさて、トークショーは中止となったものの、ネタはほぼ完成済。
このままボツにするのは、さすがにもったいないので、
今日は特別に、そのうちの1つを、こちらで発表したいと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今でこそ、おかげさまでアートテラー活動一本で、一応の生活はできていますが、
数年前までは、コンビニの夜勤のバイトをしながら、アートテラー活動を続けていました。
高校時代も大学時代も一部、コンビニバイトをしていたので、
コンビニでのバイト歴は、トータルで8、9年になるでしょうか。
そんな長いコンビニバイト歴の中で、僕がひそかに楽しみにしていたのが、
納品された “お~いお茶” のパッケージに記載された俳句をチェックすること。
風流な俳句、無難にまとまった俳句に交じって、
まれに、「おーい!」 とツッコみたくなる俳句が掲載されているのです。
今回は、そんな珠玉の “お~いお茶” の俳句の数々をご紹介いたします。
「梟が きずついたのは 俺のせい」 (17歳・男)
ハードボイルドな味わいの句です。
17歳にして、とんでもない十字架を背負ってしまいましたね。
具体的に、何をしたのかは見当はつきませんが、
「君だけのせいじゃないよ」 と声をかけてあげたいものです。
「ホタルより 君の輝き 見たかった」 (13歳・男)
「ホタル、綺麗だね♪」 とはしゃぐ君。
その言葉に、「うん。そうだね」 と返すボク。
そして、続けて 「あっ、でも、ホタルよりも、君の方が輝いてるよ」 と一言。
きっとそんなシチュエーションなのでしょう。
何よりも末恐ろしいのは、この俳句を13歳の少年が作ったという事実。
「干しいもを ほおばった父が ねろという」 (11歳・男)
想像してみたのですが、いまいち情景がよくわかりません。
この家では、わりかしポピュラーな情景なのでしょうか。
はたまた、この時、たまたま干しいもを口にしていただけなのでしょうか。
とりあえず、父には干し芋を飲み込んでから、言っていただきたい。
くちゃくちゃ言われては、気になって眠れないです。
「ほくろから 毛がはえてるよ お父さん」 (15歳・女)
最近の父と娘は、直接会話せず、
メールやラインでやり取りするだけ、という話は聞いたことがありますが。
まさかまさかの 「お~いお茶」 を通じての会話。
いや、その場で教えてやれよ!
「お~いお茶」には、本名も掲載されています。
この俳句を見つけたときのお父さんの心情を考えると、胸が痛みます。
「いつからか あだ名が鯖に なっていた」 (15歳・女)
「えっ、どういうこと?!」
この句を読んだ人全員が、そう思ったはず。
ただ、当の本人にも覚えがないようです。
しかし、何でまた、鯖?
顔が鯖似なのか?もしくは、鯖のようなニオイがしているのか?
何はともあれ、イジメ的なものでないことを祈るのみです。
「犬掻きで 追いかけてくる 波に勝ち」 (36歳・女)
お子様の俳句でしたら、特に感慨深い句でもなんでもないのですが。
36歳という妙齢の女性が詠んだということころに、趣がある句です。
波から逃げるのに、犬掻きって!
でも、波に勝ったわけですから、驚異的なスピードです。
「傷口は いつも見てから 痛くなる」 (15歳・女)
あっ、確かに!
・・・と、思わず膝を打ってしまいましたが、
冷静に考えたら、これは俳句ではありません。あるあるネタです。
同様のテイストで、『魚の絵 いつも左が 顔になる』 (12歳・女) という句もありました。
どちらもつぶやきシローのネタにありそうな感じです。
「傷口って、いつも見てから痛くなるよね。あれ、何でなんだろうね?不思議だよね。
あっ、不思議といえば、魚の絵を描くと、いつも左が顔になっちゃうよね」
「理科の時間 あなたとわたし 化学反応」 (16歳・女)
声に出して読んでみると、
「化学反応」 という部分が字余りなため、なんか気持ちが悪いです。
そこで、読み方を 『かがくはんのう』 ではなく、『ケミストリー』 に変えてみましょう。
グッとゴロがよくなりますね。
「試験中 なんだか気になる 視線」 (17歳・男)
こちらの句も、声に出して読んでみると、非常に気持ちが悪いですね。
「視線」 は3文字。字足らずにもほどがあります。
そこで、読み方を 『アイビーム』 に変えてみましょう。
グッとゴロがよくなりますね。
「おどろいた?私は携帯 持ってない」 (16歳・女)
いや、知らねーよ!
いきなり何のカミングアウトだよ!
五・七・五で言うことかよ!!
(↑興奮しすぎて、口調がバイきんぐの小峠みたくなってしまいました)
「観覧車 一人背広が 乗っている」 (18歳・男)
乗っててもいいだろ!
サラリーマンだって、サボりたい時くらいあるだろ!
そもそも、背広って呼び方やめろよ!!
(↑興奮しすぎて、再び口調がバイきんぐの小峠みたくなってしまいました)
「通学路 最近見ないな おばあちゃん」 (12歳・女)
子どもは、ときに思ったことを素直に口にして、大人を困惑させるものです。
おそらくご近所さんたちも、
「最近、あそこのおばあちゃん見ないわね~」 と思っていたことでしょう。
でも、大人は、わざわざ口にはしません。
なぜなら、最悪の事態も、頭をよぎっているから。
そんなことにはお構いなく、俳句にしてしまう純粋な子どもも子どもなら、
世の中のおばあちゃんが飲むであろう “お~いお茶” に、この句を掲載した伊藤園も伊藤園です。
おばあちゃんの行方を知ってる方、情報お待ちしています。
皆さまが 気に入った句は ありました?
楽しんで 頂けたなら 光栄です。
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