今年2019年に、開廊100周年を迎える資生堂ギャラリー。
それを記念して開催されているのが、
資生堂ギャラリーの創設者であり、資生堂の初代社長である福原信三を主役に据えた特別展です。
昨年末に開催されていた第1弾 “それを超えて美に参与する 福原信三の美学” では、
イギリスの若き建築家集団ASSEMBLE (アッセンブル) の手によって、資生堂ギャラリー内が、
18世紀ロンドンのコーヒーハウスをイメージしたウッディなカフェ空間に大変身!
ただ、カフェのような空間を模したというわけではなく、
来場者には、本当にコーヒーが提供され (しかも、無料!)、会場内で実際に飲むことが出来ました。
これは、福原信三がかつて夢見たオープンな場を、約100年ぶりに蘇らせようと実現したもの。
会期の中盤くらいからは、常に十数名のお客さんが、おのおの好きなスペースで、
コーヒーを片手に、会場内にある 「花椿」 をパラパラとめくっている状況が続いていました。
この展覧会で初めて、資生堂ギャラリーを訪れた人は、
きっとギャラリーではなく、本物のコーヒーハウスと勘違いしてしまったに違いありません。
さてさて、それから約半月、1月16日より第2弾となる、
“アートが日常を変える 福原信三の美学” がスタートしました!
第1弾に引き続き、第2弾もASSEMBLEとコラボレーションした展覧会とのこと。
なので、会場内の雰囲気は、そこまで大きく変化していないだろうと思っていたのですが・・・
あれっ?カフェは?!!
何らかの作業場のようなスペースに劇的ビフォーアフターしていました。
しかも、まぁ、なんということでしょう。
先日まで、福原信三の写真集などを展示していた台には・・・
何やら泥のようなものがビッシリ。。。
コーヒーカップが設置されていた棚には・・・
四角い何やらがギッシリと保管されています。
何はともあれ、カフェだった時の面影は、すっかり無くなっていました。
いや、正確に言えば、展示室の隅っこのほうに、カフェの名残が少しはありましたが。
STAFF用と書かれていたので、
セルフサービスになったというわけでも無さそうです。
実は、“アートが日常を変える” がテーマの第2弾では、
ASSEMBLEが地元イギリスのリバプールにて地域住民と協同して行なっている取り組み、
「グランビー・ワークショップ」 の日本出張版をギャラリー内で展開しています。
そのため、カフェから一転、ワークショップ会場へと様変わりしていたのです。
彼らが今回考案・実施したワークショップは、
資生堂ギャラリーとも関わりの深い工芸家、濱田庄司が生涯を過ごした栃木県益子の土に注目し、
スリップキャスティング (鋳込み成形) で陶器を制作するというもの。
具体的な工程を紹介しますと。
まずは、棚に並べられている四角い何やらを適当に組み合わせます。
それぞれ穴のサイズが違うので、
組み合わせ方によって、無数のパターンの形を制作することが出来るのです。
形が決まったら、そこにドロドロの状態の益子の土を流し込みます。
で、固まったら、中から取り出します。
この作業を会期初日から約1週間、
ASSEMBLEのメンバーや一般参加者らが実際にこの会場で行っていたのだそうです。
さてさて、そうして生まれた様々な形状の器は、都内でいったん素焼きされました。
すると、テラコッタのような状態に。
最終的に、これらのテラコッタ状の陶器を、
全部まとめて益子の陶芸家のもとに持っていき、窯で仕上げるのだとか。
ちなみに、窯焼きが終わるのは、2月3日とのこと。
完成したものがお披露目されるのは、2月5日以降になるそうです。
というわけで、今週中 (1/28~2/3) に関しては、
ASSEMBLEもワークショップで生まれた作品も益子に出張中のため、ギャラリー自体は開店休業状態。
訪れるのであれば、2月5日以降をオススメいたします。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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それを記念して開催されているのが、
資生堂ギャラリーの創設者であり、資生堂の初代社長である福原信三を主役に据えた特別展です。
昨年末に開催されていた第1弾 “それを超えて美に参与する 福原信三の美学” では、
イギリスの若き建築家集団ASSEMBLE (アッセンブル) の手によって、資生堂ギャラリー内が、
18世紀ロンドンのコーヒーハウスをイメージしたウッディなカフェ空間に大変身!
ただ、カフェのような空間を模したというわけではなく、
来場者には、本当にコーヒーが提供され (しかも、無料!)、会場内で実際に飲むことが出来ました。
これは、福原信三がかつて夢見たオープンな場を、約100年ぶりに蘇らせようと実現したもの。
会期の中盤くらいからは、常に十数名のお客さんが、おのおの好きなスペースで、
コーヒーを片手に、会場内にある 「花椿」 をパラパラとめくっている状況が続いていました。
この展覧会で初めて、資生堂ギャラリーを訪れた人は、
きっとギャラリーではなく、本物のコーヒーハウスと勘違いしてしまったに違いありません。
さてさて、それから約半月、1月16日より第2弾となる、
“アートが日常を変える 福原信三の美学” がスタートしました!
第1弾に引き続き、第2弾もASSEMBLEとコラボレーションした展覧会とのこと。
なので、会場内の雰囲気は、そこまで大きく変化していないだろうと思っていたのですが・・・
あれっ?カフェは?!!
何らかの作業場のようなスペースに劇的ビフォーアフターしていました。
しかも、まぁ、なんということでしょう。
先日まで、福原信三の写真集などを展示していた台には・・・
何やら泥のようなものがビッシリ。。。
コーヒーカップが設置されていた棚には・・・
四角い何やらがギッシリと保管されています。
何はともあれ、カフェだった時の面影は、すっかり無くなっていました。
いや、正確に言えば、展示室の隅っこのほうに、カフェの名残が少しはありましたが。
STAFF用と書かれていたので、
セルフサービスになったというわけでも無さそうです。
実は、“アートが日常を変える” がテーマの第2弾では、
ASSEMBLEが地元イギリスのリバプールにて地域住民と協同して行なっている取り組み、
「グランビー・ワークショップ」 の日本出張版をギャラリー内で展開しています。
そのため、カフェから一転、ワークショップ会場へと様変わりしていたのです。
彼らが今回考案・実施したワークショップは、
資生堂ギャラリーとも関わりの深い工芸家、濱田庄司が生涯を過ごした栃木県益子の土に注目し、
スリップキャスティング (鋳込み成形) で陶器を制作するというもの。
具体的な工程を紹介しますと。
まずは、棚に並べられている四角い何やらを適当に組み合わせます。
それぞれ穴のサイズが違うので、
組み合わせ方によって、無数のパターンの形を制作することが出来るのです。
形が決まったら、そこにドロドロの状態の益子の土を流し込みます。
で、固まったら、中から取り出します。
この作業を会期初日から約1週間、
ASSEMBLEのメンバーや一般参加者らが実際にこの会場で行っていたのだそうです。
さてさて、そうして生まれた様々な形状の器は、都内でいったん素焼きされました。
すると、テラコッタのような状態に。
最終的に、これらのテラコッタ状の陶器を、
全部まとめて益子の陶芸家のもとに持っていき、窯で仕上げるのだとか。
ちなみに、窯焼きが終わるのは、2月3日とのこと。
完成したものがお披露目されるのは、2月5日以降になるそうです。
というわけで、今週中 (1/28~2/3) に関しては、
ASSEMBLEもワークショップで生まれた作品も益子に出張中のため、ギャラリー自体は開店休業状態。
訪れるのであれば、2月5日以降をオススメいたします。
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