わずか22歳にして、北極圏から南極点までを踏破!
翌年23歳の時には、7大陸最高峰の登頂に成功!
40歳を超えた現在でも、世界をフィールドに活躍する、
“リアル 『世界の果てまでイッテQ!』” な写真家・石川直樹さんの最新展が、
現在、初台の東京オペラシティアートギャラリーにて開催されています。
実はこちらの展覧会は、2016年より日本を巡回しているもので、
茨城よりスタートし、新潟、千葉、高知、福岡を巡って、ラストの開催地が初台となります。
6か所中3か所が、関東地方での開催と、
ご本人の移動距離と反比例して、展覧会場の移動距離はだいぶコンパクトだなァ。
などと思っていたら、なんでも石川さんが生まれ育った場所が、初台だったとのこと。
選ばれるべくして、選ばれた展覧会場だったのですね。
そんな思い入れの強い地での展覧会ということもあるのでしょう。
展示構成は、石川さんご本人が考案しているのだそうです。
まず展覧会は、石川さんが初の高所登山を経験し、
登頂に成功した北アメリカ・アラスカ山脈最高峰のデナリの写真からスタート。
続いては、北極や南極、ヒマラヤ山脈と言った、
世界中の極地に実際に足を運んで、捉えた写真の数々が紹介されています。
もし何かの仕打ちで(←?) 、
自分が極地に足を運ぶことになったら、もっとインスタ映えするような写真を撮ってくることでしょう。
石川さんの写真には、そういう作為のようなものが感じられません。
常に自然体です
普通の風景写真が、普通の芸能人の旅レポートとするなら、
石川さんの風景写真は、『ブラタモリ』 のタモさんくらいに自然体。
犬ぞり用の犬に、「冬毛切った?」 と尋ねていそうなくらいです。
極地のコーナーを抜けると・・・
太古の洞窟壁画などの写真を展示するコーナーに。
まるで、この場所自体が太古の洞窟の中のよう。
極地から一気に時間と空間を飛び越えてしまったようです。
洞窟の次に広がっていたのは、深い青の世界。
こちらは、ミクロネシアを舞台としたシリーズです。
そして、一旦、富士山を挟んで・・・
今回のクライマックスとなる 「K2」 の部屋へ。
高さこそ世界一ではないですが、
厳しい気候条件や急峻な地形などから登頂が最難関とされるK2。
ひとたびこの部屋に足を踏み入れた途端、
本当に、K2に登ってきたようなかのような錯覚を覚えてしまいました。
心なしか空気が薄かった気がします。
なお、展示室の中央にあるテントは・・・
実際に中に入ることが可能です。
ループで再生されている映像作品を、
狭いテントの中で、知らないお客さんと譲り合いながら視聴。
妙な連帯感が生まれました。
ちょっとした冒険体験です。
ちなみに、展覧会の終盤には、
石川直樹さんのお部屋が再現されていました。
世界を股にかけて旅行する石川さんなので、
冒険には欠かせないワイルドなアイテムも、いっぱいありましたが。
驚いたのは (←決してバカにしているわけでなく!)、部屋の3分の1を本棚が占めていたこと。
読書家だったとは。
完全にアウトドア派のイメージだったので、そのギャップにやられました。
男の僕ですら、そうだったので、
きっと女性の観客のハートを大いに射止めたに違いありません。
バレンタインデーに、この部屋がチョコレートで埋まってしまうのでは?
さてさて、世界中の冒険旅行を、なんなくこなしているような印象のある石川さんですが。
常に順風満帆というわけではなかったようです。
展覧会のラストで紹介されていたのは、
かつて石川さんが、太平洋を気球で横断していた際に、気球ごと海に落ちてしまったそうで。
床に直置きされていたのは、その何年か後に、流れ着いた残骸なのだそうです。
いかに激しい事故だったのかが、容易に想像できます。
そして、意外と本は原型を留めるものなのですね。
『気球の歴史』 に新たな1ページが刻まれた。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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翌年23歳の時には、7大陸最高峰の登頂に成功!
40歳を超えた現在でも、世界をフィールドに活躍する、
“リアル 『世界の果てまでイッテQ!』” な写真家・石川直樹さんの最新展が、
現在、初台の東京オペラシティアートギャラリーにて開催されています。
実はこちらの展覧会は、2016年より日本を巡回しているもので、
茨城よりスタートし、新潟、千葉、高知、福岡を巡って、ラストの開催地が初台となります。
6か所中3か所が、関東地方での開催と、
ご本人の移動距離と反比例して、展覧会場の移動距離はだいぶコンパクトだなァ。
などと思っていたら、なんでも石川さんが生まれ育った場所が、初台だったとのこと。
選ばれるべくして、選ばれた展覧会場だったのですね。
そんな思い入れの強い地での展覧会ということもあるのでしょう。
展示構成は、石川さんご本人が考案しているのだそうです。
まず展覧会は、石川さんが初の高所登山を経験し、
登頂に成功した北アメリカ・アラスカ山脈最高峰のデナリの写真からスタート。
続いては、北極や南極、ヒマラヤ山脈と言った、
世界中の極地に実際に足を運んで、捉えた写真の数々が紹介されています。
もし何かの仕打ちで(←?) 、
自分が極地に足を運ぶことになったら、もっとインスタ映えするような写真を撮ってくることでしょう。
石川さんの写真には、そういう作為のようなものが感じられません。
常に自然体です
普通の風景写真が、普通の芸能人の旅レポートとするなら、
石川さんの風景写真は、『ブラタモリ』 のタモさんくらいに自然体。
犬ぞり用の犬に、「冬毛切った?」 と尋ねていそうなくらいです。
極地のコーナーを抜けると・・・
太古の洞窟壁画などの写真を展示するコーナーに。
まるで、この場所自体が太古の洞窟の中のよう。
極地から一気に時間と空間を飛び越えてしまったようです。
洞窟の次に広がっていたのは、深い青の世界。
こちらは、ミクロネシアを舞台としたシリーズです。
そして、一旦、富士山を挟んで・・・
今回のクライマックスとなる 「K2」 の部屋へ。
高さこそ世界一ではないですが、
厳しい気候条件や急峻な地形などから登頂が最難関とされるK2。
ひとたびこの部屋に足を踏み入れた途端、
本当に、K2に登ってきたようなかのような錯覚を覚えてしまいました。
心なしか空気が薄かった気がします。
なお、展示室の中央にあるテントは・・・
実際に中に入ることが可能です。
ループで再生されている映像作品を、
狭いテントの中で、知らないお客さんと譲り合いながら視聴。
妙な連帯感が生まれました。
ちょっとした冒険体験です。
ちなみに、展覧会の終盤には、
石川直樹さんのお部屋が再現されていました。
世界を股にかけて旅行する石川さんなので、
冒険には欠かせないワイルドなアイテムも、いっぱいありましたが。
驚いたのは (←決してバカにしているわけでなく!)、部屋の3分の1を本棚が占めていたこと。
読書家だったとは。
完全にアウトドア派のイメージだったので、そのギャップにやられました。
男の僕ですら、そうだったので、
きっと女性の観客のハートを大いに射止めたに違いありません。
バレンタインデーに、この部屋がチョコレートで埋まってしまうのでは?
さてさて、世界中の冒険旅行を、なんなくこなしているような印象のある石川さんですが。
常に順風満帆というわけではなかったようです。
展覧会のラストで紹介されていたのは、
かつて石川さんが、太平洋を気球で横断していた際に、気球ごと海に落ちてしまったそうで。
床に直置きされていたのは、その何年か後に、流れ着いた残骸なのだそうです。
いかに激しい事故だったのかが、容易に想像できます。
そして、意外と本は原型を留めるものなのですね。
『気球の歴史』 に新たな1ページが刻まれた。
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