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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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ヨハネへの道~1週目~

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お笑い (ツインツイン) 時代の相方が手掛けた大会形式のダイエットアプリ 【FITFES】 に参戦し、
35日間かけて、カラヴァッジョの 《洗礼者聖ヨハネ》 のような身体を目指すガチンコチャレンジ企画。
それが・・・




初日 (2月25日)。
相方の会社があるシェアオフィスへとやってきました。
まずは、ビフォー、つまり現時点の身体の写真を撮ることに。

「どこで撮影するの?」

「う~ん。寒いけど、屋上にしよっか。見晴らしイイし」

「いやいやいや。寒いのもイヤだし。
 しかも、見晴らしイイってことは、周りからも見られるじゃん。絶対イヤだわ!」

そんな僕の必死な抵抗もむなしく、屋上で撮影することとなりました。




アートテラーを始めて、早10年以上。
裸の姿を人様に晒す日が来ようとは。。。
羞恥心の極みですが、これも長年コンビを組んだ相方の頼みのため。
文字通り、一肌脱ごうではないですか!




我ながら、どこに出しても恥ずかしい身体です。
確かに、これでは絵のモデルのオファーが来ることは無いでしょう。
ちなみに、初日の時点での体重と体脂肪は、以下の通り。




果たして、35日後に、この数値がどこまで変化しているのでしょうか。
どうぞお楽しみに。

「・・・・・あのさ、もう服着ていい?
 下を歩いている人からも丸見えで、相当恥ずかしいんだよね」

「せっかくだから、アレも撮ろう」

「アレって?」

「ライザップのCMのビフォーみたいなヤツ。お腹の肉を摘まんで、うなだれてる感じの」

他社のじゃねーか!


(↑でも、結局しぶしぶ付き合った)


さて、お次は、企画の期間中にこなすトレーニングを教えてもらうことに。
【FITFES】 ではトレーニングの動画が配信されるそうですが、
本日は、特別に、宮島トレーナー直々に指導してもらえることとなりました。




はじめに教わるのは、胸筋を鍛えるための腕立て伏せです。




10年近く腕立て伏せをしていないことを告げると、
まずは、膝がついた状態での腕立て伏せでやってみましょうとのこと。




骨盤の位置を上げる。腹筋に力をこめる。
肩甲骨の間に指が1本入るようなイメージ。
正しいフォームを意識しながらこなすと、
膝が付いているとはいえ、かなりハードでした。




宮島トレーナー曰く、ゆっくり時間をかけるよりも、
回数は少なめでもいいので、早く何度もこなすことが重要とのこと。

「じゃあ、もう15回やってみましょうか」

「えっ?また?!」






もう限界です。。。
腕がプルップルしています。
すると、宮島トレーナーから信じられない一言が。

「じゃあ、最後にもう25回やりましょう」

「はっ?!」


(↑後半は、宮島トレーナーによって、ただただ壊れた人形のように揺さぶられているだけ)


続いて教わるのは、下半身の筋肉を特に鍛えるためのスクワット。
椅子を使ったチェアスクワットに挑戦です。




美術館巡りや国宝ハンターで、普段から歩き回っているため、足腰には自信があります。
なので、チェアスクワットは余裕でクリア。




そこで、チェアを使わないノーマルなスクワットを教えてもらいました。




姿勢を意識しながらやると、やはりハードですね。
でも、キツければキツいほど、ヨハネのような身体に近づくわけです。
35日間、頑張ってこなそうと思います。


そして、いよいよ今回の肝となるべきトレーニングが、宮島トレーナーから告げられました。
その名も、HIIT。

「HIIT?」

「HIITとは、High Intensity Interval Trainingの略です。
 このトレーニングのスゴいところは、たった4分間で、
 とに~さんが日課にしている30分のジョギングよりも、大きい効果が得られるところなのです」

「何ですと?!そんな夢のようなトレーニングがあるのですか!!」

「具体的には、20秒休まず激しい運動を続けたら、10秒休憩して、
 また20秒激しい運動をする・・・の繰り返しで、それを8セット、つまり4分やるだけです」

「どんな運動をすればいいんですか?」

「疲れるのであれば何でもいいです。ダッシュでも激しい筋トレでも。
 今日はとりあえずマウンテンクライマー (床に手をついて走るような動き) と、
 インスペースラン (肘と膝をつけたり離したりするような動き) を交互に行ってみましょう」

それぞれの動きを覚えたところで、HIITを実践してみることに。
4分間チャレンジのゴングが鳴りました。




時間が短いから、何とかなるだろうと、軽く考えていたのですが。
前半2分経過した時点で、体力ゲージは0。
後半の2分は、もはや記憶がありません。




チーン。
完全に死んでいます。
同じカラヴァッジョが描いた洗礼者ヨハネの絵でも、
《洗礼者ヨハネの首を持つサロメ》 のほうの顔になってしまいました。




と、そんな瀕死の状態の僕のもとに近づいてくる宮島トレーナー。
で、おもむろに腕を持ち上げ・・・


(↑疲れすぎているため、なされるがまま)


「この姿勢から肘を骨盤につける意識で、身体を起こしましょう」 とかなんとか言い始めました。




「・・・・・(えっ?はっ?)」

「これは腹斜筋を鍛えるトレーニングです。
 ヨハネのような腹筋を目指すには、絶対に必要なトレーニングなんです」

いやいや、だからと言って、何も今やらなくてもムカムカ
普段は温厚な宮島トレーナーがサタンに見えました。




ヨハネへの道は遠い―。




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