今年2019年は、日本とフィンランドが国交を樹立して100周年という節目の年。
それを記念して、現在、森アーツセンターギャラリーでは、
フィンランドを代表する芸術家トーべ・ヤンソンが生みだしたあの世界的キャラクター・・・
トーベ・ヤンソン 《「ムーミン谷の彗星」挿絵》 1946年、1968年(改作) インク・紙 ムーミン美術館
そう、ムーミンにスポットを当てた大規模な展覧会、
"ムーミン展 THE ART AND THE STORY" が開催されています。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
ムーミンの展覧会といえば、2014年から2015年にかけて、
松屋銀座を皮切りに、全国10会場を巡回した "MOOMIN! ムーミン展" が記憶に新しいところです。
その展覧会では、フィンランドからムーミン小説の貴重な原画の数々が来日して話題となりましたが。
今展でも、フィンランドのムーミン博物館から、
ムーミン小説全9作の貴重な原画やスケッチの数々が来日しているのは、もちろんのこと。
併せて、ムーミン小説を手がける前に、
トーベが描いていた政治風刺雑誌 『GARM』 の貴重な挿絵も来日しています!
ムーミンと政治風刺雑誌。
一見すると、何の関係もないような気がしますが。
実は、隅々までよーく目を凝らして見ると、
ムーミンの原型ともいえるキャラクターが描き込まれているのです。
いわば、ムーミンのエピソード1。
さらに、『過去最大級規模のムーミン展』 を謳う今回の展覧会は、
ムーミンの小説や元祖ムーミンだけにとどまらず、絵本版ムーミンの原画の数々や、
ムーミンキャラクターズ社が所蔵する貴重な初期のムーミングッズの数々、
意外なところでは、演劇やオペラなど舞台化されたムーミンに関する資料も紹介されています。
総展示数は、なんと約500点!
まさに、オールアバウト・ムーミン展。
ムーミンのすべてを網羅した決定版といえる展覧会です。
なお、展覧会も大充実していますが、
お土産コーナーも、同じくらいに大充実しています。
お土産コーナーというか、もはや普通に専門店のレベル。
先行販売のグッズやここでしか買えないグッズも多数取り揃えられていました。
こちらもまたムーミンショップの決定版 (←?)。
散財確定ですので、お財布には余裕をもって出かけましょう。
ちなみに。
個人的に、今展で一番印象深かったのは、
トーベと日本の関わりを紹介したコーナーです。
実は、日本でのアニメの番宣のため、2度ほど来日したというトーベ。
そんな日本滞在中に描いたスケッチ (右上には富士屋ホテルのロゴが!) や、
参加したイベントや各観光地で撮影された写真が紹介されていました。
(↑ムーミンの着ぐるみのクオリティが、中国の某遊園地なみ!)
また、浮世絵にも興味を持っていたというトーベ。
最後のコーナーでは、トーベの作品と、
彼女の作品に影響を与えたと思われる浮世絵と並べる形で紹介されていました。
まさかムーミン展で、浮世絵が観られるとは!
なんとも斬新な試みです。
確かに、影響を受けたと思われる作品もありましたが。
似てるっちゃ似てるけど。。。
「だって そんな まさか ううん」 と首を傾げたくなるようなものもチラホラ・・・ (笑)
この件に関して、トーベに風刺画を描かれないことを願うのみです。
最後に、約500点あった展示品の中で、
個人的にどうしてもツッコみたくなってしまったものをご紹介。
それは、とあるムーミンの塗り絵の原画 (画面右) です。
画面を大きく占めるのは、
ムーミンにムーミンママに、たくさんのニョロニョロ。
ほとんど白ばっかじゃねーか!!
塗り絵なのに。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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それを記念して、現在、森アーツセンターギャラリーでは、
フィンランドを代表する芸術家トーべ・ヤンソンが生みだしたあの世界的キャラクター・・・
トーベ・ヤンソン 《「ムーミン谷の彗星」挿絵》 1946年、1968年(改作) インク・紙 ムーミン美術館
そう、ムーミンにスポットを当てた大規模な展覧会、
"ムーミン展 THE ART AND THE STORY" が開催されています。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
ムーミンの展覧会といえば、2014年から2015年にかけて、
松屋銀座を皮切りに、全国10会場を巡回した "MOOMIN! ムーミン展" が記憶に新しいところです。
その展覧会では、フィンランドからムーミン小説の貴重な原画の数々が来日して話題となりましたが。
今展でも、フィンランドのムーミン博物館から、
ムーミン小説全9作の貴重な原画やスケッチの数々が来日しているのは、もちろんのこと。
併せて、ムーミン小説を手がける前に、
トーベが描いていた政治風刺雑誌 『GARM』 の貴重な挿絵も来日しています!
ムーミンと政治風刺雑誌。
一見すると、何の関係もないような気がしますが。
実は、隅々までよーく目を凝らして見ると、
ムーミンの原型ともいえるキャラクターが描き込まれているのです。
いわば、ムーミンのエピソード1。
さらに、『過去最大級規模のムーミン展』 を謳う今回の展覧会は、
ムーミンの小説や元祖ムーミンだけにとどまらず、絵本版ムーミンの原画の数々や、
ムーミンキャラクターズ社が所蔵する貴重な初期のムーミングッズの数々、
意外なところでは、演劇やオペラなど舞台化されたムーミンに関する資料も紹介されています。
総展示数は、なんと約500点!
まさに、オールアバウト・ムーミン展。
ムーミンのすべてを網羅した決定版といえる展覧会です。
なお、展覧会も大充実していますが、
お土産コーナーも、同じくらいに大充実しています。
お土産コーナーというか、もはや普通に専門店のレベル。
先行販売のグッズやここでしか買えないグッズも多数取り揃えられていました。
こちらもまたムーミンショップの決定版 (←?)。
散財確定ですので、お財布には余裕をもって出かけましょう。
ちなみに。
個人的に、今展で一番印象深かったのは、
トーベと日本の関わりを紹介したコーナーです。
実は、日本でのアニメの番宣のため、2度ほど来日したというトーベ。
そんな日本滞在中に描いたスケッチ (右上には富士屋ホテルのロゴが!) や、
参加したイベントや各観光地で撮影された写真が紹介されていました。
(↑ムーミンの着ぐるみのクオリティが、中国の某遊園地なみ!)
また、浮世絵にも興味を持っていたというトーベ。
最後のコーナーでは、トーベの作品と、
彼女の作品に影響を与えたと思われる浮世絵と並べる形で紹介されていました。
まさかムーミン展で、浮世絵が観られるとは!
なんとも斬新な試みです。
確かに、影響を受けたと思われる作品もありましたが。
似てるっちゃ似てるけど。。。
「だって そんな まさか ううん」 と首を傾げたくなるようなものもチラホラ・・・ (笑)
この件に関して、トーベに風刺画を描かれないことを願うのみです。
最後に、約500点あった展示品の中で、
個人的にどうしてもツッコみたくなってしまったものをご紹介。
それは、とあるムーミンの塗り絵の原画 (画面右) です。
画面を大きく占めるのは、
ムーミンにムーミンママに、たくさんのニョロニョロ。
ほとんど白ばっかじゃねーか!!
塗り絵なのに。
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