傷害や器物破損、はては殺人の罪で逮捕されたカラヴァッジョしかり、
千円札を模した美術作品を制作した罪で逮捕された赤瀬川原平しかり、
ここ近年では、わいせつな写真集を販売した罪で逮捕された某人気写真家しかり。
逮捕された経験をもつ芸術家は、意外と少なくありません。
そこで、本日は、芸術家の逮捕歴をクイズ形式で出題。
逮捕されてるか?されてないか?2択でお答えくださいませ。
Q1
正解は・・・・・
1911年、ルーヴル美術館からレオナルド・ダ・ヴィンチの 《モナリザ》 が盗まれるという事件が発生!
当時無名だったピカソは、その容疑者として逮捕されています。
(ただし、無実のため、1週間後に釈放されました)
Q2
正解は・・・・・
64歳の時に、銀行の手形詐欺事件の共犯者として逮捕。
「若い友人に巻き込まれただけ」 と、無罪を主張し、執行猶予の判決を受けました。
Q3
正解は・・・・・
彫刻家を目指していた若き日のモディリアーニ。
材料を買うお金がなく、線路に忍び込んでは、枕木を盗んでいたらしい。
そういうエピソードがあるものの、逮捕歴はなし。
時効です。
Q4
正解は・・・・・
祖国チェコを愛していたミュシャ。
それゆえ、78歳の時に、危険な愛国主義者として、
ナチスの秘密警察ゲシュタポに逮捕されてしまいました。
長期間におよぶ厳しい尋問のあと釈放されるも、その4か月に体調を崩し、死去しています。
Q5
正解は・・・・・
豊臣秀吉の名前が禁句だった江戸時代。
『太閤記』 を題材にした 《太閤洛東五妻遊観図》 を描いた歌麿は、もちろん幕府の逆鱗に触れることに。
その罪により逮捕。
入牢3日、手鎖 (手錠をかけ続ける刑罰) 50日という厳しい刑が科せられました。
そのせいで、体力は著しく衰弱。2年後に、50代の若さで亡くなってしまいます。
Q6
正解は・・・・・
持ち前の反骨精神で、権力にケンカを売るような絵を、たびたび描いていた国芳。
そのため、幕府から何度も呼び出しをくらっていましたが、逮捕されるまでには至らず。
ギリギリでいつも生きていたいタイプだったのでしょう。
Q7
正解は・・・・・
52歳の時に、パリ・コミューンに参加するが、敗北。
ヴァンドーム広場の円柱破壊事件における責任を問われて、逮捕されました。
禁固6ヵ月。
しかも、莫大な費用の支払いも命じられます。
破産を避けるために、スイスへと亡命しました。
Q8
正解は・・・・・
街で幼い少女たちに声をかけアトリエに連れ込んでは、ヌードを描いていたシーレ。
21歳の時についに、13歳の少女を誘拐した罪で逮捕されます。
さらに、アトリエからは、少女たちの裸の絵が見つかり。。。
結果として、禁固24日の刑に服しました・・・・・って、意外と短くね??
Q9
正解は・・・・・
15歳の時に、家出をしたバスキア。
マンハッタンにあるトンプキンス・スクエアのベンチで寝て、
日々を過ごしていたところ、警察に発見され、逮捕されました。
家に連れ戻され、父親の保護監察下となったそうです。
Q10
正解は・・・・・
ドラッグを使ったパーティーを頻繁に開催していたものの、
ウォーホル自身は、ドラッグはほとんどやらなかったとのこと。
よって、逮捕歴はありません。
逮捕されていそうなのに (←偏見!)。
出題は以上です。
皆様は、何問正解できたでしょうか?
たとえ、逮捕された過去があったとしても、
彼らの作品が素晴らしいことには、変わりありません。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けましたら、館謝館激です!