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美術トリビア!

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『トリビアの泉』 の番組が終わって、早数年。
本家の 『トリビアの泉』 でも、美術にまつわるトリビアはいろいろと紹介されていましたが。
本日は、番組がまだ存続していたら投稿したかった、
思わず 「へぇ」 と言いたくなる美術トリビアの数々をご紹介したいと思います。

まずは、こちらのトリビアから。










平山郁夫といえば、日本各地の風景だけでなく、
シルクロードを実際に旅しながら、その風景を描いた画家として知られる日本画家。
その先祖が織田信長の重臣で、賤ヶ岳の戦いで有名な柴田勝家であることは、
平山郁夫美術館公式HPの 『平山郁夫の歩み』 を紹介する欄に、このように記載されています。

「平山家は300年以上も続く旧家で、菩提寺の寺伝によれば、
 初代の柴田孫左衛門は、戦国武将柴田勝家の孫だとされています。」


柴田勝家が築城した北庄城の跡地を整備した、
北の庄城址・柴田公園という公園が福井県にあるそうなのですが。
その完成の際には、平山郁夫は福井を訪れ、
「一族を代表して厚く御礼申し上げます」 と挨拶をしたとのこと。
園内には、その時に揮毫した記念碑もあるそうです。




続いては、こちらのトリビアです。




創業100年以上を数える日本を代表する種苗会社サカタのタネ。
野菜や花など多数の種を販売していますが、
その中の一つに、「ゴッホのひまわり」 があります。




公式HPの説明によると・・・

「画家シリーズのひとつで、ゴッホが描いたヒマワリのイメージに近い品種です。
 一重・半八重・八重咲きと咲き分け、中心部もバラエティーに富んでいます。
 花粉が出ないので切り花にも向きます。」


とのこと。
そして、公式HP内で、ひまわりの種をさらに検索してみると・・・




確かに、モネのひまわりの種も販売されていました。
しかし、モネといえば、睡蓮の画家。
ひまわりの印象はありません。
公式HPの説明には、こう書かれていました。

「画家シリーズのひとつ。
 まばゆいほど鮮やかなレモンイエローで、花形の整った八重咲き品種です。
 タネまきから60日ほどで開花する早咲きで、分枝して数輪花が咲きます。
 花粉が出ないので切り花にも向きます。」


・・・・・・・・特にモネに関しては触れられていませんでした。

ちなみに、補足トリビアなのですが、
かつては、ゴーギャンのひまわりの種とマティスのひまわりの種も販売されていたようです。




続いては、こちらのトリビアです。




日本刀をイケメンキャラ化した 『刀剣乱舞』 や、
戦国武将をイケメン化した 『イケメン戦国 時をかける恋』 をはじめ、
イケメンキャラが多数登場する女性向け恋愛ゲームは多々ありますが。
2017年にサイトが公開されたのが、こちらの芸術家育成ゲーム。




『パレットパーレド』。通称、パレパレです。
そのストーリー設定は、このようになっています。

「街の片隅にオープンした 『パレット美術館』。
 受付募集の求人を見て足を運んだあなたを待っていたのは……
 客が全くいない美術館と、個性豊かな芸術家たちだった!
 館長代理を任されたあなたは、
 彼らと一流の美術館を目指すため 『パレットパレード』 を開催することに……!?」


・・・・・一流の美術館を目指すための 『パレットパレード』 とは、一体何なのか。
長いこと、美術関係の活動をしていますが、初めて目にする単語でした。

ちなみに、例えば、ドラクロワはこんなキャラクターに、




例えば、ムンクはこんなキャラクターになっています。




男目線からすれば、ツッコミどころしかないですが (笑)
今年2019年に配信が予定されているとのこと。
興味がある女性の方は、是非プレイしてみてはいかがでしょう。


続いては、こちらのトリビアです。










1954年に、人間ドックと名付けた健康診断システムを、
国立東京第一病院 (現・国立国際医療センター) と共同で開発し、
定着させた保健同人社の公式HP内の 『人間ドック誕生秘話』 には、次のように記載されています。

1954年当時、
 成人病 (生活習慣病) 予防のために全身の健康状態をチェックしてもらうのには、
 病院内の各科を面倒な手続きを踏んで転々としなければなりませんでした。
 しかも、いま人間ドックで行われている数十項目の検査を受けるのには何か月も費やすことになります。

 こうした病院中心のシステムを改め、
 ベルトコンベアにのった患者を各科の医師が次から次に検診し、
 コンベアの最後では、得られた検査データをもとに主治医が総合判定をするというシステムを作りたい。
 検査開始から総合判定までの期間は6日間―。
 このアイディアは、国立東京第一病院 (現・国立国際医療センター) の、
 守屋博医師 (病院管理学の指導者) との議論の過程で生まれました。

 同病院での試運転に協力していただいたのは、政治評論家の細川隆元氏、
 『保健同人』 の表紙絵を担当してくださった東山魁夷画伯、
 ロイター通信の幹部記者である恒川真氏。
 3氏からはその後の健康管理に役立つ貴重な収穫が得られたと予想外の好評をいただき、
 同時に、病院側のシステム改革にも一石を投じることになったのです。



確かに、日本で初めて人間ドックを受けたのは、東山魁夷だった。


さて、本日の美術トリビアはいかがでしょうか?
明日使えるものばかりでしたね。




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