出張授業などでお世話になった小学生たちに、
名画に関する大喜利に挑んでもらい、その中から厳選されたオモシロ回答だけを紹介していく企画。
それが、名画IPPONグランプリです。
早速、今回のお題となる絵をご紹介いたしましょう。
こちらは、ポーランドを代表する歴史画家ヤン・マテイコによる 《スタンチク》 という一枚。
スタンチクは、三代の王に仕えたポーランド史上最も有名な宮廷道化師と言われています。
シリアスな表情なのに、妙ちくりんな衣装。
このギャップを活かすことが、回答のカギとなりそうです。
まずは、こんな回答から。
これぞシンプルイズベスト、といった回答です (笑)
本当にお腹が痛い時って、真顔になりますよね。
ちなみに、スタンチクがこんなシリアスな表情をしている実際の理由は、
敵国であるロシアによって、スモレンスクの街が陥落したことを知ったから。
華やかな宮廷舞踏会の最中に速報を受け取り、楽屋で一人、考えにふけっているのだそう。
腹痛よりも、もっと大変なことが起こっているのです。
続いては、小学生らしいこちらの回答です。
子どもかwww
完全に、ふてくされていますね。
きっと理不尽な怒られ方をしたのでしょう。
その続き (?) と思われる回答が、こちら↓
怒られた原因は、ゲームのやりすぎだったのかもしれません。
大好きなゲームができない。
ふつふつとした怒りが伝わってくるようです。
スタンチクの表情を 「怒り」 ではなく、
「絶望」 と捉えた子どもたちも多くいました。
その中で印象的だった回答が、こちら。
これはかなりの絶望感でしょう。
まったく一緒のシチュエーションではないですが、自分はかつて、
旅行の前日に飛行機のチケットが取れてないことに気づいて、青ざめたことがありました。
たぶんあの時の僕も、この表情でしばらくフリーズしていたと思います。
ただ何より、この回答を子どもが導き出したのが、スゴい!
もしかしたら、一家の実体験なのかもしれないですが。
続いても、小学生らしくない回答です。
人生詰んだ。
絶望感を表すに、これ以上ないくらいのパワーワードです。
こんな格好をするような人間にはなりたくなかった。
ピエロの哀愁が、これでもかと漂っています。
政治哲学者としての才能に溢れていたともいわれるスタンチク。
そんなスタンチクが、何か新たな真理を発見したようです。
今ごろ気づいたんかい!
そんなことも知らなかっただなんて。
ボーっと生きてんじゃねぇよ。
実際のスタンチクはもっと思索にふける人物であったはずです。
頭の中で絶えず思考を続けている。
そんな回答もありました。
2大欲求!
単なる無限ループです。
もういいから、何か食えよ。それか、寝ろ。
最後は、個人的に一番好きな回答を紹介しましょう。
むしろ、何で赤ピクミンのマネで 「イケる!」 と思ったんでしょう。
それは、こうなりますよ。
顔の部分がオッサンなんだもん。
・・・・・・・・・以上、名画IPPONグランプリでした。
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