ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
通常は、美術界の巨匠と同じ名前のお店を訪れる 『あなたの街の巨匠たち』 ですが、
今回は、その特別編として、あの “美の殿堂” と同じ名前を持つお店を訪れてきました。
果たして、やはり内部には、たくさんの美があるのでしょうか。
やってきたのは、JR東中野駅。
その北口から徒歩1分ほどのところにお目当てのお店はあります。
その名も、ルーブル。
フランスの本家ルーブル美術館には、
絵画や彫刻、工芸品、古代エジプト美術など、全部で8つの部門がありますが。
東中野のルーブルも負けてはいません。
洋菓子、パン、喫茶の3部門 (?) があるようです。
ちなみに、店の表には、レトロなディスプレイケースが。
アイスクリームやパイアラモードの食品サンプルにいたっては・・・・・・・
もはや食品にも見えないという。。。
レトロを通り越して、古美術品感さえ漂っていました。
さすがルーブル。
では、いよいよ店内へ。
ショーケースの中には、ケーキがズラリと並んでいます。
見た目も古き良き昭和テイストなら、お値段も昭和価格!
なんだかんだで、こういうシンプルなショートケーキが一番美味しいんでしょうね。
そして、ケーキの向かい側には、パンが並べられています。
それらの自家製パンに交じって・・・
なぜか市販のパンも販売されていました。
『ダ・ヴィンチ・コード』 に匹敵するくらいの謎です。
さらに店の奥へと進むと、そこには喫茶スペースがありました。
思ってた以上に、ゆったりとしたスペース。
席も30席ほどあるようです。
ルーブル美術館は、とにかく広いと聞きますが。
東中野のルーブルも、意外と広かったです。
ちなみに。
テーブル板はキラキラと光る貝模様。
床はオバチャンが着てそうなブラウスの柄を思わせるオリエンタル模様。
天井を見上げれば、これまで一度も目にしたことがない照明器具。
それらが美的かどうかは、さておきまして、
内装の隅々まで、こだわりがあるのは確実なようです。
なお、美の殿堂と同じ名前なだけに、
やはり店内の壁には、絵が数点ほど飾ってありました。
それは、ルノワールであったり。
ルノワールを師に持つ梅原龍三郎であったり。
フランスのルーブル美術館でお馴染みの名画、
《モナ・リザ》 や 《民衆を導く自由の女神》 は飾らない。
そんなところに、東中野のルーブルの矜持を見た気がしました。
さて、そろそろ何か頼みましょう。
卓上のメニュー表を何気なく手に取ると、
表にも裏にもメニューがビッチリと描かれていました。
これだけあると、一体何を頼めばよいのやら。。。
いろいろと悩んだ挙句、注文したのは、
店の表のディスプレイケースを見た時から気になっていた謎のメニュー・・・
セレナーデ。
音楽のセレナーデは知っていますが、食べ物のセレナーデって・・・??
食品サンプルもないので、ビジュアルがまったく想像つきません。
何が出てくるのか不安はいっぱいですが、
おそるおそる、「セレナーデ、1つください!」 とオーダーしてみました。
こんな謎のフレーズを口にするのは、今回が人生初にして、おそらく最後でしょう。
5分ほど待っていると、いよいよセレナーデが運ばれてきました。
こちらが、そのセレナーデです。
・・・・・・・・・・・・・・・。
何がどう、セレナーデなのか。
セレナーデという軽やかな名前とは裏腹に、ヘビーなビジュアルです。
正面からのビジュアルもインパクトがありますが、
反対側のビジュアルは、それに輪をかけてインパクトがありました。
パフェグラスから溢れたストロベリーアイスが、まるで断崖絶壁のよう。
一体どういう盛り付け方なのでしょう。。。
ふとが付けば、店内にいた他のお客さんが、
「あいつ、正気か?」という目でこっちを見ています。
そんな羞恥と闘いながら、まずはバニラアイスを一口。
「あ、甘い・・・」
甘い物は好きなのですが、量は食べられない僕。
一つのカップアイスを、3日に分けてチマチマ食べるような男です。
正直、食べきれる自信が全くありません。
しかし、もし残してしまったら、
インスタ映えする (?) 写真を撮るためだけに注文したヤツと思われてしまうかもしれません。
そして、甲子園の近くの名物食堂が、カツ丼大をやめてしまったように、
東中野のルーブルのメニューから、セレナーデが消えてしまうかもしれません。
それは何が何でも避けねば!
心を無にして、バニラアイスを口に運び続けました。
明治エッセルスーパーカップ1個分以上は完食。
しかし、まだまだ、ストロベリーアイスの壁が残っています。
しかも、ホイップクリームのおかげで、甘みは倍増。
かなりの強敵です。
しかし、途中でフルーツを挟み、リフレッシュさせながら、どうにかこうにか攻略しました。
あとはパフェグラスの中身のみ。
たいていのパフェは、容器の中にはコーンフレーク的なものが入っています。
それならイケるだろうと思いきや・・・・・
パフェグラスの中にも、
ぎっしりバニラアイスとストロベリーアイスが詰まっていました。
何なんだよ、セレナーデって (泣)!!
最後の力を振り絞って、アイスを食べ進めました。
そして、なんとか完食。
国宝ハンターだとか、お茶漬け生活だとか、ダイエット企画だとか、
これまで、このブログで過酷なチャレンジに、いろいろと挑んできましたが。
精神的には、セレナーデ完食が断トツでキツかったです。
ルーブル美術館を訪れた人は、
そのあまりの美術品の多さに、お腹いっぱいになるのだそう。
フランスまで行かずとも、東中野のルーブルでも、十分お腹いっぱいになれました。
<お店情報>
ルーブル
住所:東京都中野区東中野4-1-8 上原ビル1F
定休日:木曜
営業時間:9:00〜22:00
美術ブログ界の巨匠になるべく、ランキングに挑戦しています
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
通常は、美術界の巨匠と同じ名前のお店を訪れる 『あなたの街の巨匠たち』 ですが、
今回は、その特別編として、あの “美の殿堂” と同じ名前を持つお店を訪れてきました。
果たして、やはり内部には、たくさんの美があるのでしょうか。
やってきたのは、JR東中野駅。
その北口から徒歩1分ほどのところにお目当てのお店はあります。
その名も、ルーブル。
フランスの本家ルーブル美術館には、
絵画や彫刻、工芸品、古代エジプト美術など、全部で8つの部門がありますが。
東中野のルーブルも負けてはいません。
洋菓子、パン、喫茶の3部門 (?) があるようです。
ちなみに、店の表には、レトロなディスプレイケースが。
アイスクリームやパイアラモードの食品サンプルにいたっては・・・・・・・
もはや食品にも見えないという。。。
レトロを通り越して、古美術品感さえ漂っていました。
さすがルーブル。
では、いよいよ店内へ。
ショーケースの中には、ケーキがズラリと並んでいます。
見た目も古き良き昭和テイストなら、お値段も昭和価格!
なんだかんだで、こういうシンプルなショートケーキが一番美味しいんでしょうね。
そして、ケーキの向かい側には、パンが並べられています。
それらの自家製パンに交じって・・・
なぜか市販のパンも販売されていました。
『ダ・ヴィンチ・コード』 に匹敵するくらいの謎です。
さらに店の奥へと進むと、そこには喫茶スペースがありました。
思ってた以上に、ゆったりとしたスペース。
席も30席ほどあるようです。
ルーブル美術館は、とにかく広いと聞きますが。
東中野のルーブルも、意外と広かったです。
ちなみに。
テーブル板はキラキラと光る貝模様。
床はオバチャンが着てそうなブラウスの柄を思わせるオリエンタル模様。
天井を見上げれば、これまで一度も目にしたことがない照明器具。
それらが美的かどうかは、さておきまして、
内装の隅々まで、こだわりがあるのは確実なようです。
なお、美の殿堂と同じ名前なだけに、
やはり店内の壁には、絵が数点ほど飾ってありました。
それは、ルノワールであったり。
ルノワールを師に持つ梅原龍三郎であったり。
フランスのルーブル美術館でお馴染みの名画、
《モナ・リザ》 や 《民衆を導く自由の女神》 は飾らない。
そんなところに、東中野のルーブルの矜持を見た気がしました。
さて、そろそろ何か頼みましょう。
卓上のメニュー表を何気なく手に取ると、
表にも裏にもメニューがビッチリと描かれていました。
これだけあると、一体何を頼めばよいのやら。。。
いろいろと悩んだ挙句、注文したのは、
店の表のディスプレイケースを見た時から気になっていた謎のメニュー・・・
セレナーデ。
音楽のセレナーデは知っていますが、食べ物のセレナーデって・・・??
食品サンプルもないので、ビジュアルがまったく想像つきません。
何が出てくるのか不安はいっぱいですが、
おそるおそる、「セレナーデ、1つください!」 とオーダーしてみました。
こんな謎のフレーズを口にするのは、今回が人生初にして、おそらく最後でしょう。
5分ほど待っていると、いよいよセレナーデが運ばれてきました。
こちらが、そのセレナーデです。
・・・・・・・・・・・・・・・。
何がどう、セレナーデなのか。
セレナーデという軽やかな名前とは裏腹に、ヘビーなビジュアルです。
正面からのビジュアルもインパクトがありますが、
反対側のビジュアルは、それに輪をかけてインパクトがありました。
パフェグラスから溢れたストロベリーアイスが、まるで断崖絶壁のよう。
一体どういう盛り付け方なのでしょう。。。
ふとが付けば、店内にいた他のお客さんが、
「あいつ、正気か?」という目でこっちを見ています。
そんな羞恥と闘いながら、まずはバニラアイスを一口。
「あ、甘い・・・」
甘い物は好きなのですが、量は食べられない僕。
一つのカップアイスを、3日に分けてチマチマ食べるような男です。
正直、食べきれる自信が全くありません。
しかし、もし残してしまったら、
インスタ映えする (?) 写真を撮るためだけに注文したヤツと思われてしまうかもしれません。
そして、甲子園の近くの名物食堂が、カツ丼大をやめてしまったように、
東中野のルーブルのメニューから、セレナーデが消えてしまうかもしれません。
それは何が何でも避けねば!
心を無にして、バニラアイスを口に運び続けました。
明治エッセルスーパーカップ1個分以上は完食。
しかし、まだまだ、ストロベリーアイスの壁が残っています。
しかも、ホイップクリームのおかげで、甘みは倍増。
かなりの強敵です。
しかし、途中でフルーツを挟み、リフレッシュさせながら、どうにかこうにか攻略しました。
あとはパフェグラスの中身のみ。
たいていのパフェは、容器の中にはコーンフレーク的なものが入っています。
それならイケるだろうと思いきや・・・・・
パフェグラスの中にも、
ぎっしりバニラアイスとストロベリーアイスが詰まっていました。
何なんだよ、セレナーデって (泣)!!
最後の力を振り絞って、アイスを食べ進めました。
そして、なんとか完食。
国宝ハンターだとか、お茶漬け生活だとか、ダイエット企画だとか、
これまで、このブログで過酷なチャレンジに、いろいろと挑んできましたが。
精神的には、セレナーデ完食が断トツでキツかったです。
ルーブル美術館を訪れた人は、
そのあまりの美術品の多さに、お腹いっぱいになるのだそう。
フランスまで行かずとも、東中野のルーブルでも、十分お腹いっぱいになれました。
<お店情報>
ルーブル
住所:東京都中野区東中野4-1-8 上原ビル1F
定休日:木曜
営業時間:9:00〜22:00
美術ブログ界の巨匠になるべく、ランキングに挑戦しています