この秋、太田記念美術館では、歌川派にちなんだ展覧会を3回連続で特集する・・・
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『秋の歌川派フェスタ 豊国から国芳、芳年へ』 が開催されています。
3つの展覧会すべてのチケットを集めると、
なんとオリジナルグッズがプレゼントされるのだそう。
何が貰えるのか、今から楽しみですね。
そんな 『秋の歌川派フェスタ』 の第一弾を飾るのが、
9月3日よりスタートした “生誕250年記念 歌川豊国 ―写楽を超えた男” という展覧会。
今年で生誕250周年を迎える歌川豊国 (1769~1825) を主役に据えた展覧会です。
常に第一線で活躍し、かつ、多くの弟子を育成した歌川豊国。
歌川派を “浮世絵界の最大派閥” へと盛り立てた立役者でありながらも、
これまでは 「写楽と同時代に役者絵を描いていた人」 や 「あの国芳や国貞の師匠」 など、
バーターのような扱いで紹介されることが多かった、ちょっと可哀想な浮世絵師です。
しかし、今回は満を持しての歌川豊国の大回顧展。
太田記念美術館が所蔵する豊国作品を中心に、
日本各地の博物館美術館所蔵のものや貴重な個人蔵の豊国作品が約140点も集結しています。
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ちなみに、こちらが豊国本人↓
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(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
アゴは、ややいかつめですが、目元は、意外と涼しげ。
『下町ロケット』 の吉川晃司に、どことなく似ている気がします。
なお、豊国は41歳の時に、10代の年下妻と結婚したとのこと。
なるほど。そんな顔をしています。
さてさて、豊国といえば、やはり役者絵。
約10か月で人気が失速してしまった写楽とは対照的に、
豊国は役者絵のジャンルで人気を博し、トップランナーとして君臨し続けました。
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そんな豊国の役者の数々を眺めていて、
今回改めて実感させられたのが、役者の表情の豊かさ。
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中には、表情豊かというレベルを通り越して、
もはや顔芸の域にまで達している作品もちらほら。
こちらの 《七代目片岡仁左衛門の伊予の太郎秀純》 なんて・・・
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ただのワッキーです (←?)。
ちなみに。
豊国の顔芸がもっとも発揮されているのが、
身振絵 (介科絵) と呼ばれる戯画の一ジャンルです。
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描かれているのは、動物モノマネをする人物。
写真左の男は、完全に猫になり切っています。
コスチュームや仕草は、まだイイとしても・・・・・・・
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その顔やめろwww
「なんちゅう顔しとんねん!」
思わず関西弁でツッコみたくなる一枚でした。
さてさて、今回の歌川豊国展では、
彼の役者絵だけでなく、版本挿絵や、
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肉筆画などにもスポットが当てられています。
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中でも、役者絵と同じくらいにスポットが当てられていたのが、美人画。
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同時代の美人画の名手・喜多川歌麿の影に隠れがちですが。
実は、豊国は美人画のジャンルでも人気を博していたのだそう。
艷やかな女性を描いた歌麿とは違い、
健康的でナチュラルな印象の女性を多く描いたようです。
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とは言え、初期の頃は、あまり美人画が得意ではなかった模様。
初期の作である 《愛宕山夏景色》 に関しては・・・
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登場人物が、ほぼ同じ顔でした。
しかも、眼鏡を外した阿佐ヶ谷姉妹の片方みたいな顔をしています。
美人・・・なのか??
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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『秋の歌川派フェスタ 豊国から国芳、芳年へ』 が開催されています。
3つの展覧会すべてのチケットを集めると、
なんとオリジナルグッズがプレゼントされるのだそう。
何が貰えるのか、今から楽しみですね。
そんな 『秋の歌川派フェスタ』 の第一弾を飾るのが、
9月3日よりスタートした “生誕250年記念 歌川豊国 ―写楽を超えた男” という展覧会。
今年で生誕250周年を迎える歌川豊国 (1769~1825) を主役に据えた展覧会です。
常に第一線で活躍し、かつ、多くの弟子を育成した歌川豊国。
歌川派を “浮世絵界の最大派閥” へと盛り立てた立役者でありながらも、
これまでは 「写楽と同時代に役者絵を描いていた人」 や 「あの国芳や国貞の師匠」 など、
バーターのような扱いで紹介されることが多かった、ちょっと可哀想な浮世絵師です。
しかし、今回は満を持しての歌川豊国の大回顧展。
太田記念美術館が所蔵する豊国作品を中心に、
日本各地の博物館美術館所蔵のものや貴重な個人蔵の豊国作品が約140点も集結しています。


ちなみに、こちらが豊国本人↓


(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
アゴは、ややいかつめですが、目元は、意外と涼しげ。
『下町ロケット』 の吉川晃司に、どことなく似ている気がします。
なお、豊国は41歳の時に、10代の年下妻と結婚したとのこと。
なるほど。そんな顔をしています。
さてさて、豊国といえば、やはり役者絵。
約10か月で人気が失速してしまった写楽とは対照的に、
豊国は役者絵のジャンルで人気を博し、トップランナーとして君臨し続けました。

そんな豊国の役者の数々を眺めていて、
今回改めて実感させられたのが、役者の表情の豊かさ。


中には、表情豊かというレベルを通り越して、
もはや顔芸の域にまで達している作品もちらほら。
こちらの 《七代目片岡仁左衛門の伊予の太郎秀純》 なんて・・・


ただのワッキーです (←?)。
ちなみに。
豊国の顔芸がもっとも発揮されているのが、
身振絵 (介科絵) と呼ばれる戯画の一ジャンルです。

描かれているのは、動物モノマネをする人物。
写真左の男は、完全に猫になり切っています。
コスチュームや仕草は、まだイイとしても・・・・・・・

その顔やめろwww
「なんちゅう顔しとんねん!」
思わず関西弁でツッコみたくなる一枚でした。
さてさて、今回の歌川豊国展では、
彼の役者絵だけでなく、版本挿絵や、

肉筆画などにもスポットが当てられています。

中でも、役者絵と同じくらいにスポットが当てられていたのが、美人画。

同時代の美人画の名手・喜多川歌麿の影に隠れがちですが。
実は、豊国は美人画のジャンルでも人気を博していたのだそう。
艷やかな女性を描いた歌麿とは違い、
健康的でナチュラルな印象の女性を多く描いたようです。

とは言え、初期の頃は、あまり美人画が得意ではなかった模様。
初期の作である 《愛宕山夏景色》 に関しては・・・


登場人物が、ほぼ同じ顔でした。
しかも、眼鏡を外した阿佐ヶ谷姉妹の片方みたいな顔をしています。
美人・・・なのか??
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