宇都宮の空に、どこにでもいるようなおじさんの顔を浮かべてみたり。
何の変哲もないコインランドリーが、とんでもなく不思議な世界へと繋がっていたり。
資生堂ギャラリーのホワイトキューブの展示室を、ホテルそっくりな空間に変えてしまったり。
《たよりない現実、この世界の在りか》 制作:2014年 制作場所:東京/資生堂ギャラリー 撮影:加藤健
僕らが当たり前と思っている 「日常」 に、
ハッとした気づきを与え、目を見開かせてくれる現代芸術活動チーム。
それが、目【mé】。
現代アーティストの荒神明香 (こうじんはるか) さん、ディレクターの南川憲二さん、
インストーラーの増井宏文さんの3人からなる旧ドリカム体制のアートユニットです。
国内外の芸術祭や展覧会に引っ張りだこの目【mé】。
その待望となる初の大々的な個展が、いよいよ千葉市美術館で開幕いたしました!
展覧会タイトルは、“目【mé】 非常にはっきりと わからない”。
どんな内容の展覧会なのか。
どんな作品が出展されるのか。
事前に情報が一切発表されないという異例の展覧会。
千葉市美術館の公式HPを観ても、どんな展覧会なのか全く想像がつきません。
まさに、“非常にはっきりとわからない” 展覧会です (笑)
ちなみに、公式HP上には、展覧会の告知動画もアップされていましたが・・・・・。
この動画を見たところでも、やはり非常にはっきりとわかりません!
ということで、早速、展覧会の初日に、千葉市美術館を訪れてきました。
現在、千葉市美術館は、2020年7月を目途に、絶賛リニューアル工事中!
中央区役所が移転した跡のスペースが、
千葉市美術館の新たな展示スペースになるとのことで、あちこちで工事が行われています。
それらの工事スペースを縫うように、目【mé】 の展覧会は開催されていました。
普段は、建物の7、8階が展覧会場ですが、今回は、早くも1階からスタート。
入館料を払うと、受付の人から、「AUDIENCE」 と書かれた黄色いシールを渡されました。
このシールを左肩に付けてほしいとのこと。
言われた通りに、「AUDIENCE」 シールを貼りました。
1階部分に関しては、写真撮影が可能となっています。
初日だったから、準備が間に合っていない。
・・・・・というわけではなく、この状態がアート作品。
とは言え、一体どういう狙いがあるのか、
この時点では、非常にはっきりとわかりません。
そして、メイン会場となる7階、8階へ。
普段、千葉市美術館は、8階から7階へ、という導線ですが。
今回はどちらから観ても良いとのこと。
いつもの導線が染みついているので、まずは8階を訪れます。
エレベーターが開くとそこに広がっていたのは・・・・・・・・・・
と、残念ながら、展覧会に関しては、
これ以上は何も言えませんし、何も語れません。
というのも、この展覧会に関して、ネタバレ禁止が徹底されているのです。
1年をかけて準備してきて、目【mé】 の本人たちも、
ネタバレしないよう細心の注意を払ってきたとのこと。
それを聞いてしまったら、僕も言うわけにはいきません!
展覧会が終了するまで、口【kúchi】を噤みたいと思います。
あぁ、でも、7階8階で体験したことを言いたい!!
言いたいのに、言えない。
郷ひろみ状態です (←?)。
ヒントもダメとのこと。
「だったら、記事にするなよ!」 とお叱りを受けそうですが。
一人でも多くの人に、この展覧会を観てほしいので、今回はあえて記事にしています。
とりあえず、一つ言えることは、
“こんな大掛かりな仕掛けの展覧会を、実現させてしまうだなんて!” ということ。
7階8階の展示室を使って、とんでもないことが行われています。
目【mé】 のメンバーはもちろん、スタッフさんがエラい。
そして、開催した千葉市美術館もエラい。
きっと数年後数十年後に、語り継がれているであろう展覧会です。
さてさて、これから訪れようという方に、僕から一つアドバイスを。
実は、最初に7階8階両方の展示室を30分ほど鑑賞した際は、
「ん?!あっ!そういうことか!」
とは思ったものの、これまで観た目【mé】 の他の作品ほどの衝撃はありませんでした。
「ふんふん。なるほどね~」 くらい。
しかし、彼らが、そんな単純なだけの作品を作るはずがないと思い、
お昼ご飯を近くのお店で食べた後に美術館に戻り、再び7階8階を訪れたのです。
(今展のチケットはパスポート制。会期中、何度でも入場できます)
すると、先ほど訪れた時とは違って・・・(←あっ、これもギリギリ、ネタバレになりそうですね)。
つまり何を言いたいかというと、
30分ほどの滞在では、目【mé】 の仕掛けに気づかない可能性が大ということ。
少なくとも、それ以上の時間滞在するか、
時間を置いて、何度か訪れたほうがいいでしょう。
ちなみに。
一般のお客さんが感想を発信するのは、構わないそうです。
ドラマ 『あなたの番です』 の放送後に、
視聴者がSNS上で散りばめられた謎を考察するのが流行ったように。
“目 非常にはっきりとわからない” を観た鑑賞者が、
「仕掛けに気づいたぞ!」 や 「目【mé】 の狙いはこうに違いない!」 など、
展覧会に仕掛けられた謎を考察して、SNSで発信していくことでしょう。
訪れた人は間違いなく、誰かと感想をシェアしたくなるはず。
もし良かったら、この記事のコメント欄を、そういう場としてご活用くださいませ。
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何の変哲もないコインランドリーが、とんでもなく不思議な世界へと繋がっていたり。
資生堂ギャラリーのホワイトキューブの展示室を、ホテルそっくりな空間に変えてしまったり。
《たよりない現実、この世界の在りか》 制作:2014年 制作場所:東京/資生堂ギャラリー 撮影:加藤健
僕らが当たり前と思っている 「日常」 に、
ハッとした気づきを与え、目を見開かせてくれる現代芸術活動チーム。
それが、目【mé】。
現代アーティストの荒神明香 (こうじんはるか) さん、ディレクターの南川憲二さん、
インストーラーの増井宏文さんの3人からなる旧ドリカム体制のアートユニットです。
国内外の芸術祭や展覧会に引っ張りだこの目【mé】。
その待望となる初の大々的な個展が、いよいよ千葉市美術館で開幕いたしました!
展覧会タイトルは、“目【mé】 非常にはっきりと わからない”。
どんな内容の展覧会なのか。
どんな作品が出展されるのか。
事前に情報が一切発表されないという異例の展覧会。
千葉市美術館の公式HPを観ても、どんな展覧会なのか全く想像がつきません。
まさに、“非常にはっきりとわからない” 展覧会です (笑)
ちなみに、公式HP上には、展覧会の告知動画もアップされていましたが・・・・・。
この動画を見たところでも、やはり非常にはっきりとわかりません!
ということで、早速、展覧会の初日に、千葉市美術館を訪れてきました。
現在、千葉市美術館は、2020年7月を目途に、絶賛リニューアル工事中!
中央区役所が移転した跡のスペースが、
千葉市美術館の新たな展示スペースになるとのことで、あちこちで工事が行われています。
それらの工事スペースを縫うように、目【mé】 の展覧会は開催されていました。
普段は、建物の7、8階が展覧会場ですが、今回は、早くも1階からスタート。
入館料を払うと、受付の人から、「AUDIENCE」 と書かれた黄色いシールを渡されました。
このシールを左肩に付けてほしいとのこと。
言われた通りに、「AUDIENCE」 シールを貼りました。
1階部分に関しては、写真撮影が可能となっています。
初日だったから、準備が間に合っていない。
・・・・・というわけではなく、この状態がアート作品。
とは言え、一体どういう狙いがあるのか、
この時点では、非常にはっきりとわかりません。
そして、メイン会場となる7階、8階へ。
普段、千葉市美術館は、8階から7階へ、という導線ですが。
今回はどちらから観ても良いとのこと。
いつもの導線が染みついているので、まずは8階を訪れます。
エレベーターが開くとそこに広がっていたのは・・・・・・・・・・
と、残念ながら、展覧会に関しては、
これ以上は何も言えませんし、何も語れません。
というのも、この展覧会に関して、ネタバレ禁止が徹底されているのです。
1年をかけて準備してきて、目【mé】 の本人たちも、
ネタバレしないよう細心の注意を払ってきたとのこと。
それを聞いてしまったら、僕も言うわけにはいきません!
展覧会が終了するまで、口【kúchi】を噤みたいと思います。
あぁ、でも、7階8階で体験したことを言いたい!!
言いたいのに、言えない。
郷ひろみ状態です (←?)。
ヒントもダメとのこと。
「だったら、記事にするなよ!」 とお叱りを受けそうですが。
一人でも多くの人に、この展覧会を観てほしいので、今回はあえて記事にしています。
とりあえず、一つ言えることは、
“こんな大掛かりな仕掛けの展覧会を、実現させてしまうだなんて!” ということ。
7階8階の展示室を使って、とんでもないことが行われています。
目【mé】 のメンバーはもちろん、スタッフさんがエラい。
そして、開催した千葉市美術館もエラい。
きっと数年後数十年後に、語り継がれているであろう展覧会です。
さてさて、これから訪れようという方に、僕から一つアドバイスを。
実は、最初に7階8階両方の展示室を30分ほど鑑賞した際は、
「ん?!あっ!そういうことか!」
とは思ったものの、これまで観た目【mé】 の他の作品ほどの衝撃はありませんでした。
「ふんふん。なるほどね~」 くらい。
しかし、彼らが、そんな単純なだけの作品を作るはずがないと思い、
お昼ご飯を近くのお店で食べた後に美術館に戻り、再び7階8階を訪れたのです。
(今展のチケットはパスポート制。会期中、何度でも入場できます)
すると、先ほど訪れた時とは違って・・・(←あっ、これもギリギリ、ネタバレになりそうですね)。
つまり何を言いたいかというと、
30分ほどの滞在では、目【mé】 の仕掛けに気づかない可能性が大ということ。
少なくとも、それ以上の時間滞在するか、
時間を置いて、何度か訪れたほうがいいでしょう。
ちなみに。
一般のお客さんが感想を発信するのは、構わないそうです。
ドラマ 『あなたの番です』 の放送後に、
視聴者がSNS上で散りばめられた謎を考察するのが流行ったように。
“目 非常にはっきりとわからない” を観た鑑賞者が、
「仕掛けに気づいたぞ!」 や 「目【mé】 の狙いはこうに違いない!」 など、
展覧会に仕掛けられた謎を考察して、SNSで発信していくことでしょう。
訪れた人は間違いなく、誰かと感想をシェアしたくなるはず。
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