今年10月1日。
渡月橋や竹林の道でお馴染みの京都屈指の観光地・嵐山に、
「100年続く美術館」 をコンセプトにした福田美術館がオープンしました。
美術館前庭(水盤)
オーナーは、福田吉孝さん。
なんと、あのアイフルの社長です。
「嵐山に美術館はあるんか?」 と気になってしまったので、早速、足を運んでまいりました。
現在、開催されているのは、“開館記念 福美コレクション展” という展覧会。
福田美術館のコレクションの中から、
選りすぐりの約80点を前後期に分けて紹介する展覧会です。
さてさて、選りすぐりとは言っても・・・・・。
日本には、すでにたくさんの美術館があります。
そして、それらの美術館で、あらかた超一級の日本画の名品を目にしてきました。
正直なところ、今さら驚くほどの日本画なんてないだろう・・・と、高を括っていたのですが。
それは大きな間違いでした!
伊藤若冲の鶏が大集合した屛風はあるわ。
『ザ・大観』 とでもいうべき富士山をモチーフにした横山大観の絵はあるわ。
過去に目にしてきたどの御舟作品よりも大きな御舟の大作はあるわ。
ちなみに、後期の出展となりますが、
約80年前に公開されたきり行方不明となっていた木島櫻谷の作品はあるわ。
木島櫻谷 《駅路之春》 1913年 屏風 6曲1双 絹本着色金銀泥 各170×375
他にも、いちいち挙げていたら、キリがないほどに、
尾形光琳や円山応挙、葛飾北斎、竹内栖鳳、竹久夢二といった、
超一級流画家の超一級品ばかりが、会場を埋め尽くしていました。
まさか一美術館の日本美術コレクションが、これほどのクオリティだったとは!
岡田美術館が開館して以来の衝撃を受けました。
なんでも、福田さんは15年前より、
「創業の地である京都に恩返しがしたい!」 と、美術館建設を構想していたのだそう。
その一心で、“たとえ美術に詳しくない方が見ても、感動を与えられるような” 美術品を収集。
現時点で、約1500点もの美術コレクションを形成しているそうです。
ちなみに、出展されていた作品の中で、
個人的には特にお気に入りなのは、竹内栖鳳による虎の作品。
野生の虎の獰猛さと、ネコ科の動物である愛らしさ。
その両方が兼ね備わっていました。
なお、隣に飾られているライオンの作品も同じく栖鳳によるもの。
今にも飛び掛かってくるかのような、その迫力に思わず足が竦んでしまいました。
松島トモ子の気持ちが味わえる作品です (←?)。
また、菱田春草の 《梅下白猫》 もお気に入りの一枚。
春草といえば、黒い猫のイメージがありましたが。
白い猫も描いていたのですね。
目つきはそこまで可愛らしくなかったですが、
ちょこんとしたポーズと、フサフサした毛並みは、なんともキュート。
いつまでも眺めてられる一枚でした。
そうそう、猫と言えば。
後期には、速水御舟による猫の作品、《春眠》 が出展されるそうです。
速水御舟 《春眠》 1921~1925年 軸装 絹本着色 140.7×51
なんという可愛らしさ!
この愛らしい姿を見ていたら、
是非、実物に会いたくなってきてしまいました!
後期にも行くべきなのでしょうか。
どうする?福田美術館。
↑もはや脳内はこんな感じです。
ちなみに。
コレクションがもちろん魅力的な福田美術館ですが、
ポーラ美術館を設計した安田幸一氏による美術館の建物や、
オリジナルグッズが充実したミュージアムショップも魅力的でした。
さらに魅力的なのが、ミュージアムカフェ。
あの人気のベーカリーカフェ 『パンとエスプレッソと』 が手掛けたミュージアムカフェです。
その名も、『パンとエスプレッソと福田美術館』。
ここのカフェからは、なんと渡月橋を一望することが出来ます。
あまりにもロケーションが素敵なので、
インスタ映えしそうな写真が簡単に撮れてしまいますよ。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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渡月橋や竹林の道でお馴染みの京都屈指の観光地・嵐山に、
「100年続く美術館」 をコンセプトにした福田美術館がオープンしました。
美術館前庭(水盤)
オーナーは、福田吉孝さん。
なんと、あのアイフルの社長です。
「嵐山に美術館はあるんか?」 と気になってしまったので、早速、足を運んでまいりました。
現在、開催されているのは、“開館記念 福美コレクション展” という展覧会。
福田美術館のコレクションの中から、
選りすぐりの約80点を前後期に分けて紹介する展覧会です。
さてさて、選りすぐりとは言っても・・・・・。
日本には、すでにたくさんの美術館があります。
そして、それらの美術館で、あらかた超一級の日本画の名品を目にしてきました。
正直なところ、今さら驚くほどの日本画なんてないだろう・・・と、高を括っていたのですが。
それは大きな間違いでした!
伊藤若冲の鶏が大集合した屛風はあるわ。
『ザ・大観』 とでもいうべき富士山をモチーフにした横山大観の絵はあるわ。
過去に目にしてきたどの御舟作品よりも大きな御舟の大作はあるわ。
ちなみに、後期の出展となりますが、
約80年前に公開されたきり行方不明となっていた木島櫻谷の作品はあるわ。
木島櫻谷 《駅路之春》 1913年 屏風 6曲1双 絹本着色金銀泥 各170×375
他にも、いちいち挙げていたら、キリがないほどに、
尾形光琳や円山応挙、葛飾北斎、竹内栖鳳、竹久夢二といった、
超一級流画家の超一級品ばかりが、会場を埋め尽くしていました。
まさか一美術館の日本美術コレクションが、これほどのクオリティだったとは!
岡田美術館が開館して以来の衝撃を受けました。
なんでも、福田さんは15年前より、
「創業の地である京都に恩返しがしたい!」 と、美術館建設を構想していたのだそう。
その一心で、“たとえ美術に詳しくない方が見ても、感動を与えられるような” 美術品を収集。
現時点で、約1500点もの美術コレクションを形成しているそうです。
ちなみに、出展されていた作品の中で、
個人的には特にお気に入りなのは、竹内栖鳳による虎の作品。
野生の虎の獰猛さと、ネコ科の動物である愛らしさ。
その両方が兼ね備わっていました。
なお、隣に飾られているライオンの作品も同じく栖鳳によるもの。
今にも飛び掛かってくるかのような、その迫力に思わず足が竦んでしまいました。
松島トモ子の気持ちが味わえる作品です (←?)。
また、菱田春草の 《梅下白猫》 もお気に入りの一枚。
春草といえば、黒い猫のイメージがありましたが。
白い猫も描いていたのですね。
目つきはそこまで可愛らしくなかったですが、
ちょこんとしたポーズと、フサフサした毛並みは、なんともキュート。
いつまでも眺めてられる一枚でした。
そうそう、猫と言えば。
後期には、速水御舟による猫の作品、《春眠》 が出展されるそうです。
速水御舟 《春眠》 1921~1925年 軸装 絹本着色 140.7×51
なんという可愛らしさ!
この愛らしい姿を見ていたら、
是非、実物に会いたくなってきてしまいました!
後期にも行くべきなのでしょうか。
どうする?福田美術館。
↑もはや脳内はこんな感じです。
ちなみに。
コレクションがもちろん魅力的な福田美術館ですが、
ポーラ美術館を設計した安田幸一氏による美術館の建物や、
オリジナルグッズが充実したミュージアムショップも魅力的でした。
さらに魅力的なのが、ミュージアムカフェ。
あの人気のベーカリーカフェ 『パンとエスプレッソと』 が手掛けたミュージアムカフェです。
その名も、『パンとエスプレッソと福田美術館』。
ここのカフェからは、なんと渡月橋を一望することが出来ます。
あまりにもロケーションが素敵なので、
インスタ映えしそうな写真が簡単に撮れてしまいますよ。
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