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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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第40回 港区新橋でガウディ

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ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??

気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!



今回は、サラリーマンの聖地、新橋へとやってきました。
こちらの居酒屋が密集したエリアに、
建築界のあの巨匠と同じ名前のお店があります。




その巨匠とは、アントニ・ガウディ。
スペイン・バルセロナが生んだ稀代の建築家です。
当然、ガウディの名を付けるわけですから、
お店はきっとスペインバル・・・・・




と思いきや。
意表を大きく突いて、まさかの餃子屋。
それも、餃子や ガウでぃと、
なぜか、カタカナとひらがなが入り交じっています。

ちなみに、外観はガウディらしい要素は無し。




内部にいたっては、それ以上にガウディらしい要素がありません!




強いて挙げるなら、店内に飾ってあった熊手。
それが一番ガウディ感があったような・・・。




とりあえず、餃子屋に来たので、餃子を注文してみることに。




↑こちらの定番メニューとは別に、
季節限定の餃子も多数取り揃えられていました。
いろいろと目移りしてしまいましたが、
まずはお店の看板である 「にんニラ」 と 「特製」 をオーダー。




ガウディ建築の曲線を彷彿とさせる、
謎のお通しを食べながら、餃子が焼き上がるのを待ちます。
数分後、食欲を誘う匂いとともに、餃子が運ばれてきました。




まずは、「にんニラ」 を一口。

”!!!”

にんにくとニラの風味が、ガツンと来ます。
ガウディの建築くらいに強烈な風味がありました。
インパクトがあって美味しいですが、
間違いなく、仕事の前に食べちゃ絶対にダメなヤツです。

続いて、にんにくを使ってない 「特製」 を食べてみます。
こちらは、普通に美味しい餃子。
「にんニラ」 の後に食べると、やや物足りない感じがしました。

他の変わり種の餃子も気になったので、
いろいろ悩んだ挙げ句、「しそ」 と 「長芋」 を追加オーダー。




どちらも特製の和風だれで食べるよう勧められました。
長芋餃子はさらに、ワサビを付けるのもオススメとのことです。
しそ入りの餃子のほうは、予想通り、サッパリした味わい。
長芋入りの餃子のほうは、餡がねっとりサックリとしていて、これまでにない食感。
ワサビを付けて食べるというのも新鮮でした。
4種類の餃子の中では、ダントツで 「長芋」 がお気に入りです。


・・・・・・・・と、すっかり単なる餃子レポートになってしまいました。
肝心のガウディに話を戻しましょう。
つまるところ、どのあたりがガウディなのか、お店の方に聞いてみました。
すると、こんな答えが返ってきました。

「ガウディの死後も建設工事が続くサグラダ・ファミリアのように、
 食べるたびに少しずつ味や見た目が進化していく餃子を提供したいという願いを込めました」

う~ん。わかったようなわからないような。


ちなみに、たまたまなのでしょうが。
お店のすぐ近くには、サグラダではなく、桜田公園がありました。

imageimage



<お店情報>
餃子や ガウでぃ
住所:東京都港区新橋3-16-11 中桜ビル1F
定休日:日曜・祝日
営業時間:[月~金]15:00~23:30  [土]16:00~ 餃子なくなり次第終了
 



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