《太陽の塔》 と同時期に制作され、“塔と対をなす” といわれる岡本太郎の最高傑作の一つ。
それが、《明日の神話》。
2008年より、渋谷マークシティー連絡通路内に恒久設置されています。
JRと京王井の頭線の渋谷駅を結ぶこの通路は、
なんと、1日30万人以上が行き来しているのだそう。
それだけに、《明日の神話》 の表面には、
多くの歩行者の衣類から出た化学繊維が、ホコリとなって付着しているとのこと。
そこで、毎年、公開記念日である11月17日に合わせて、
NPO法人 『明日の神話保全継承機構』 を中心とするボランティアが掃除をしているのだとか。
さてさて、今回縁あって、その “すす払い” 作業を手伝わせて頂くことになりました。
いつも 《明日の神話》 からパワーをもらっているので、少しでも恩返ししたいと思います!
11月某日。
時刻は0時30分。
渋谷マークシティーに到着しました。
作業は、終電後の深夜から始発前にかけて行われます。
通路が完全に無人になるまでは、渋谷マークシティーの休憩スペースで待機。
しばらくすると、作業可能との連絡が入り、現場へと向かいます。
すると、まずは職人さんたちが、
慣れたスピードで足場を組んでいました。
なるほど。
このファミコン時代のドンキーコングのステージみたいな足場で作業をするのですね。
自慢ではないですが、かなりの高所恐怖症。
なんとなく嫌な予感がしてきました。
そして、作業する前に、装備品が支給されます。
軍手。マスク。ヘルメット。
そして、安全帯。
だいぶ嫌な予感がしてきました。
さて、いよいよ “すす払い” 作業に取り掛かります。
「せっかくなので、一番上の段で作業してみませんか?」 と勧められましたが、断固として拒否。
上から3段目の足場の担当にしてもらいました。
“3段目なんて全然大したことないのでは?” と思っている方もいらっしゃるでしょうが。
いやいや、3段目からでもこの光景ですよ (汗)
しかも、人が何人も乗っているので、
常にギシギシミシミシと足場は揺れています。
「恐怖心は爆発だ!」 状態ですが、
必死に抑えて、ホコリと向き合うことに。
遠目からではまったく気がつきませんでしたが、
確かに表面には、ホコリが相当に溜まっていました。
そのホコリを、専用の刷毛を使って払っていきます。
そして、のちほど、剥がれた絵の具が混ざっていないか、
そのチェックをするため、掃除機でホコリを吸い取っていくのです。
下を見るたびに湧き上がる恐怖感。
大事な作品を傷つけてしまわないようにという緊張感。
決して心臓にはよくない作業でしたが、
《明日の神話》 をこれ以上ないくらいに間近で観られるのは、超貴重な体験でした。
そうそう。
超貴重な体験といえば、作業の合間に、《明日の神話》 の裏側を見せて頂きました。
てっきり元からあった壁にピタッと貼り付けているのかと思っていたのですが。
なんでも、上と下をそれぞれレールに固定しているだけとのこと。
この扉をくぐれば、裏側のスペースに行けるのです。
で、裏側のスペースはこんな感じ↓
そして、《明日の神話》 の裏側はこんな感じでした。
ちなみに、僕が参加したのは1日だけでしたが、
今年のすす払いは、4日間にわたって、延べ56人のボランティアが参加したそう。
11月17日未明に全作業が終了。
ホコリが取り除かれ、本来の色鮮やかさを取り戻しました。
なお、僕が担当したのは、こちらの赤い四角で囲んだ部分。
《明日の神話》 を通る際は、是非注目してみてくださいませ。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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それが、《明日の神話》。
2008年より、渋谷マークシティー連絡通路内に恒久設置されています。
JRと京王井の頭線の渋谷駅を結ぶこの通路は、
なんと、1日30万人以上が行き来しているのだそう。
それだけに、《明日の神話》 の表面には、
多くの歩行者の衣類から出た化学繊維が、ホコリとなって付着しているとのこと。
そこで、毎年、公開記念日である11月17日に合わせて、
NPO法人 『明日の神話保全継承機構』 を中心とするボランティアが掃除をしているのだとか。
さてさて、今回縁あって、その “すす払い” 作業を手伝わせて頂くことになりました。
いつも 《明日の神話》 からパワーをもらっているので、少しでも恩返ししたいと思います!
11月某日。
時刻は0時30分。
渋谷マークシティーに到着しました。
作業は、終電後の深夜から始発前にかけて行われます。
通路が完全に無人になるまでは、渋谷マークシティーの休憩スペースで待機。
しばらくすると、作業可能との連絡が入り、現場へと向かいます。
すると、まずは職人さんたちが、
慣れたスピードで足場を組んでいました。
なるほど。
このファミコン時代のドンキーコングのステージみたいな足場で作業をするのですね。
自慢ではないですが、かなりの高所恐怖症。
なんとなく嫌な予感がしてきました。
そして、作業する前に、装備品が支給されます。
軍手。マスク。ヘルメット。
そして、安全帯。
だいぶ嫌な予感がしてきました。
さて、いよいよ “すす払い” 作業に取り掛かります。
「せっかくなので、一番上の段で作業してみませんか?」 と勧められましたが、断固として拒否。
上から3段目の足場の担当にしてもらいました。
“3段目なんて全然大したことないのでは?” と思っている方もいらっしゃるでしょうが。
いやいや、3段目からでもこの光景ですよ (汗)
しかも、人が何人も乗っているので、
常にギシギシミシミシと足場は揺れています。
「恐怖心は爆発だ!」 状態ですが、
必死に抑えて、ホコリと向き合うことに。
遠目からではまったく気がつきませんでしたが、
確かに表面には、ホコリが相当に溜まっていました。
そのホコリを、専用の刷毛を使って払っていきます。
そして、のちほど、剥がれた絵の具が混ざっていないか、
そのチェックをするため、掃除機でホコリを吸い取っていくのです。
下を見るたびに湧き上がる恐怖感。
大事な作品を傷つけてしまわないようにという緊張感。
決して心臓にはよくない作業でしたが、
《明日の神話》 をこれ以上ないくらいに間近で観られるのは、超貴重な体験でした。
そうそう。
超貴重な体験といえば、作業の合間に、《明日の神話》 の裏側を見せて頂きました。
てっきり元からあった壁にピタッと貼り付けているのかと思っていたのですが。
なんでも、上と下をそれぞれレールに固定しているだけとのこと。
この扉をくぐれば、裏側のスペースに行けるのです。
で、裏側のスペースはこんな感じ↓
そして、《明日の神話》 の裏側はこんな感じでした。
ちなみに、僕が参加したのは1日だけでしたが、
今年のすす払いは、4日間にわたって、延べ56人のボランティアが参加したそう。
11月17日未明に全作業が終了。
ホコリが取り除かれ、本来の色鮮やかさを取り戻しました。
なお、僕が担当したのは、こちらの赤い四角で囲んだ部分。
《明日の神話》 を通る際は、是非注目してみてくださいませ。
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